陽性者発見したら、即封鎖行動はさすが。
前提:中国在住の方や封鎖されるような事がある国にいる人へ。
5月末のフライトで日本を離れホテルで2週間隔離後自宅へ帰ってきたものの、中国では大体7日間の自宅隔離があります。
そんな自宅隔離中に、新型コロナ感染者を発見。その方が近所のレストランを使用していたという事で、自宅周辺でも大騒ぎになり私の自宅のある居留地域から外に出れない状況となりました・・・(2021年5月19日時点)。
日本ではあり得ない中国のコロナへの対応について、少し経験する事が出来ましたので、それについて書きます。
今回の経緯。
私が住んでいる市で新規で感染者が出ました。多分久方ぶりだと思います。
検査の結果、陽性だった場合は発生した数日前からの行動(訪問したところ)がインターネット上の様々なサイトに全部開示されます。大体3〜4日前からの情報が公開されています。

それが出ると、その周辺のエリアでは一斉に閉鎖・隔離などを行い、対象エリアで住んでいる住人は全員PCR検査を受けることを要求されます。例外なく全員受けることなり、受けなければPCR検査の陰性証明が発給されず隔離エリアからの外出が出来ない状況になるかと思われます。
マンションエリア内の状況
6月19日の日付が変わったくらいにSMSで私の住んでいる市でコロナ陽性者が発生の一報が来て、午前7時ごろに社内連絡で域内隔離が行われていることを知り、こんな感じになっていると画像が送れられてきました。

その後、マンション管理者からも連絡が来て、PCR検査を受ける事とそのスケジュールをもらいました。
このやりとりは全てWechatで行われます。
こういう点は日本と違って本当に良いんですよね。日本だとこういう事を即時行われない、もしくは紙で配布という原始的な方法となるか、WEBで掲載するかもしれませんがどこに見にいけば良いか分からず・・・なんてこともあるので。

これ見ると、私の住んでいるところが対象になっているのが23時から?ほんまか、それ?というような時間設定。
これも中国ではあり得そうな事ではあります。
肝心のPCR検査は?
PCR検査を受けるにあたり、2つやることがあります。
1、〇康吗(〇は地域で配信しているミニプログラムによって文字が異なる)と呼ばれる健康コードです。
本当にいろんな種類があり、エリア事で異なるのですが見た目は微妙に違うが中身は全く同じなので、複数入れる必要は無いです。身分証・パスポートといった正式な身分を証明するものに紐付けされてデータ上で管理されているからでしょう。
以前の記事からかなり改良されて、ワクチン接種状況やPCR陰性証明などもこの画面で全部わかります。
2、〇核酸(〇は地域で配信しているミニプログラムによって文字が異なる)と呼ばれるPCR検査を受けるにあたって必要なものです。
大規模検査を受ける時に必要なもののようです。


これを持って指定された場所でPCR検査を受けるのですがこの日の気温は33℃位あり、あの大行列の写真を見て更に嫌になり、私の時間は23時からって書いてあったのですが、その時間まで起きているとは限らないので夕方19時前に行ったところ、検査している様子がありません・・・。
一度家に戻り、ご飯の準備だけしてもう1度見に行きましたがやっぱり検査している様子がありませんでした・・・。
そんな状況でマンション管理人に連絡し、PCR検査していた当局・勤務先にも入ってもらい色々と話をしてもらった結果、私はなんと集団PCR検査を受けてはいけない状況だったので、受けなくて良いって話になりました・・・。
冒頭にも書いた7日間の自宅隔離期間中ということで、逆に家から出ないようにと言われる始末・・・。
2日前に病院のようなところに行ってPCR検査を受けていた事もあったから、この程度で済んだかも知れません。

生活への影響は。
当然、封鎖エリア外に出れないので、買い物は域内に店があればそこでのみ買い物が可能です。
私の住んでいるマンションの下にもショッピングセンターがありますが、ここは入れないようです。
更に出前やネットショッピングで購入した荷物は、閉鎖エリア外から来ますが閉鎖している付近で荷物を置かれてしまいます。
なので手配した場合はそこまで取りに行かなければなりません。
しかし、私の場合は、基本的に部屋から出てはいけない事になっていますので、取りに行くことも出来ない状況ですので最悪ご飯が食べれない・・・、なんて事もあり得たと思います。
(丁度日本から飛んで来た時に色んな食料品を買ってきたので、直ぐに困る事はありませんでしたが。)
ということもあり、食べ物すらままならないような状態になりかねないので、水の確保(中国だと水道水は飲料水としてはちょっと・・・という人は特に)や簡単に作れる食料品数日分は常備が必要と痛感しました。
日本でも同じような事はなかなか無いでしょうが、いざと言う時の為に(下に貼ったリンクのような)自宅でも緊急用の水とか食料品が有ると良いと思います。
リスクヘッジですね。
最後に。
コロナウィルスへの対応が様々な国で色んな方法で実施されています。
実際に対応されている方は、本当に大変だと思います。
特に真夏の暑い時期に完全に防ぐための装備を身につけられているので、熱中症にならないか心配です。
その姿を見ると、隔離して外に出れない方がマシなのかも知れません.