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中国国内旅行から戻ったら・・・【起こった事と対応方法】

掛かってくる放置し続けるとガチで連れてかれそう・・・。

10月は中国では国慶節という長期休暇がありますが、そのタイミングを外して10月22日ごろにプライベートで行ってきたのですが、その週末に北京でも例の病気の市中感染が発生し北京市内の一部で高危険・中危険に指定された事で、旅行から戻って来た後に色々あった話を書きます。

旅行の内容。

前述の通り、北京への2泊3日の旅行に行ってきましたが、観光というよりも友人と会って飯食う事が最大の目的でした。
ついでに観光したものの荷物が重く疲れてきたのと、1人で観光する事にだんだんテンションが下がってきたので、故宮周辺をぶらぶらした程度となりました。
その話を何人かの人に話をしましたが全く理解されず・・・、まあ普通はそうですよね。

そんな感じで旅行したもののの、中国では外国人お断りのホテルが多く存在します。
私は3つのホテルでチェックイン時にNGを食らいました・・・。
理由は明確にはわかりませんが傾向としては安い現地ローカルホテルだとアプリとかでホテル予約入れててもチェックインの際にNGとなるケースが多い感じでした。
ですので、事前に電話で確認するか、それが難しければグローバルで展開している日系・欧米系のホテルチェーンだとほぼお断りを食らわずに宿泊出来ます。
どうしても安く泊まりたい場合は、中国入国時に使用された隔離ホテルだと泊まれました。

フライトの方はというと、往復どちらも特別な措置はなく、健康カード見せるくらいで普通に行き来出来たので正直拍子抜けするくらいでした。

北京に行った時点では至って普通でしたが・・・。

戻ってから起きたこと。

家に戻ってきてニュースサイトを見てみたら10月24日頃に北京でも・・・というニュースを見ましたが、その時は北京から戻る時にフライトも普通だったので特に気にかけていませんでした。
ちなみに北京市は大きな国際空港が2つもありますが、現在も直接海外からフライトが乗り入れない措置を継続しておりますので、空港での感染はまず起きない状況となっています。

10月25日は終日外出でしたが、至って普通な感じで過ごす事が出来ましたが、10月26日の朝から見知らぬ電話番号から電話がかかってきました。
中国だと頻繁に勧誘の電話が掛かってきます。3秒聞けば何となくわかるので電話を切ってもすぐに再び掛かってくる事はほぼないのですが、今回は明らかに勧誘電話ではない事がわかりました。
よくよく聞くと北京から戻ってきましたよね?いつ北京に行っていつ戻ってきて・・・とかどこに住んでるのか・・・とか色々な行動記録を聞かれた上でPCR検査を受けるように言われました。
しかし、電話は1度だけではなく別の人からも同じような電話が掛かってきて、その度に似たような質問に同じような回答をする羽目となり、掛かってきた電話を直ぐに切ると数秒後にまた電話が掛かってくるような感じで、回答しないといつまでも電話を掛けてくる感じでした。

夜遅くまで複数回掛かってきます。26日は22時ごろに寝てしまいましたが、日付が変わる直前まで着信履歴がありました。

検査へ。

27日に仕方がなく会社から車で10分弱にある病院へ行き、PCR検査を受けました。
初めて行った病院ですが、スマホアプリがあれば現地の言葉が話せなくても手続きと受診が出来ます。

病院の診察カード発行⇒PCR検査受診手続⇒支払いまではスマホのみで完了、窓口で手続完了QRコード提示しシール入手⇒隣の窓口でシール渡してPCR検査受診⇒12時間後以内にWechatの健康カードミニプログラムに検査結果反映という流れで検査を終わらせることができます。
領収書(発票)もWechatで手続き出来ます。
しかし、検査受ける前から相変わらずジャンジャン電話が掛かってくるし、検査後も同様に電話が。
更に聞けば3日中2回検査を受ける必要があるようで、2回検査を受けたら報告する必要があるようでした。

PCR検査はスマホで全ての手続きと支払いが完了出来ます。

そして28日に2回目の検査を受けた後、掛かってきた電話にて状況を説明したところで電話の人とWechatで友達登録して検査した証明となる画像を3つ4つ送信してようやく終わり・・・と思ったらまた別の人から同じような話がきた為、先ほどと同じやり取りを行う羽目に。
ちゃんとしているのかしていないのかよく分かりませんが、それをやり終えた後は一切電話が鳴らなくなりました。検査完了し問題無い事をデータベースに入れたのでしょう、多分。

健康カード(48Hと書いているはPCR検査受けて48時間以内であること)、検査受けた病院名が記載された支払い明細、14日間の行程表をWechatで画像送信。

最後に。

26日からの3日間で何回電話があったか分からないくらい電話がありましたが、全部即ギリ・居留守を使ってたら家や会社に乗り込んできて無理矢理検査を受けさせるか、場合によっては何処かに隔離されるのでは?と想像してしまうほどでした。
おまけに掛かってくる電話の向こうの人が本当に役人なのかどうかも分からず、自宅やパスポート番号などの個人情報を伝えないといけない為、日本ではあり得ないやり取りが続きましたが中国では個人情報提供は大きな問題として受け止められませんでした。別に普通って感じ。
また、ルールがコロコロ変わる、正式通知がホームページなどで周知されない等走りながらガンガンアップデートしていく感じは良くも悪くもこの国の昔からのやり方ではあります。
文化だったり国民性だったりなのでしょう。身分証(外国人はパスポート)と携帯番号とその端末を一緒に持っていれば、自分の身分が証明される国なのですが、これで大丈夫なのか?心配になる出来事でした。

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