思ったよりしっかりやっているように見えますが・・・。
前提:コロナ禍で日本へ一時帰国を考えている人。
出発国の空港で面倒な手続きを済ませ、航空機に乗り込みましたが、ここからは航空機内及び成田空港での水際対策について書いていこうと思います。
過去の記事では、空港までにやれる事をざっと書きましたが、航空機内で初めて記入する書面が有り、今回はこれについては書きますので、それ以外のやる事は下記の記事をご覧ください。
航空機の中での状況。
フライト搭乗時ですが、特別な作業はなく至って普通に搭乗しました。これは半年前の日本発中国行きのフライトでも同じです。
今回は調子乗ってビジネスクラスにしましたが、ビジネスクラスは機体の座席占有率で40%くらいを占めるのに、座っていた人数は5名いたかな?くらいで、全く密にはなりませんでした。(それを見越してクラス変更しています。)
全体の搭乗率は分かりませんが、100名乗っていたかどうかとかなり少ない人数だったと思います。
コロナ禍以前のフライトと違い、ある書類を渡されます。
「アプリインストールについて」と「検疫所から入国される皆様へ」の2つです。
どちらも記入必要で空港検疫で必要となります。
記入自体は全く難しくありませんので割愛します。
それ以外では、特に変わったことはなく、食事も普通に出てきますしアルコールの飲めますが、その日の夜はレンタカーで運転があるので、飲まずに我慢しました・・・。
空港検疫での水際対策状況。
ほぼ定刻通りに成田空港へ到着。
降機した後の様子ですが、去年12月の中国の空港に到着した時とほぼ同じ雰囲気でほぼ人がいませんでした。
が、この後書きます検疫では何十人(全部で100人以上いたかも知れません)も検疫に対応する空港関係者人たちがいました。これは中国の検疫よりもかなり人数が多いように見受けました。
空港検疫の流れは次のような流れになります。(2021年5月3日時点)
1、様々な書類の内容事前確認。
2、書類確認
3、抗原検査(注意)
4、QRコードチェック
5、アプリ動作確認
6、宿泊・移動手段確認
7、(入国者専用)周遊バス使用有無
8、検査結果連絡
9、入国審査とバゲージクレーム
10、税関チェック
という流れになります。詳しくはこの後書きますが、私の場合は19:50到着で21:15税関チェック終了でしたので約1時間30分で空港を出る事が出来ました。
ビジネスクラスで最初に降機、更に上記の6が終わった後に7・8は椅子に座って待っているのですが、この時点で先頭でしたので、エコノミークラスとかであればプラス10分から乗客や航空機内の座席位置次第では60分くらい余計に掛かるかと思いますので、移動手段で予約する際には要注意です。
1の内容事前確認は、2から本格的な検疫を受ける際にスムーズに進める為の事前確認です。ここで不備が見つかると不備が全てクリアになるまで進めません。2は書類を見せるだけで、これ以降は次はあっちと指示をくれます。
あと、ここだったと思いますが、インストールが要求されているアプリを正しく使えるような説明の冊子をもらえます。それと、航空機内で渡される「検疫所から入国される皆様へ」という書類について、頻繁に提示することになりますが、検疫関係者全員「健康カード」と呼んで提示を要求します。なんのこっちゃ?と思いますが、右上に小さく書いてあります。
3は抗原検査となります。PCR検査ではありません。ロートと目印が書かれている試験管を渡され、複数あるブースの1つに入って試験管の目印のところまで唾液を出すのですが、1点注意なのが抗原検査前30分以内に飲食すると駄目なようです。恐らく正しい検査結果が出ないのでしょう。なので、飛行機着陸30分前からは何も口にしない方が良いです。
4のQRコードチェックは上記のリンク記事の「6、質問表作成」で書きましたQRコードの件です。
5のアプリ動作確認ですが、アプリインストール確認〜アプリ動作確認〜メールアドレスチェックとなります。事前にインストール・設定までやっていれば問題ありません。
6は誓約書や質問表に書いてある宿泊先や移動手段を聞いてこられます。
※アプリインストールや誓約書などについても上記のリンク先に記事を見て頂ければ。
(2021年5月時点の内容ですので時間経過で変わっている場合がありますので、常に最新の情報を確認ください)
ここまで終わると抗原検査結果が出るまで、指定番号の椅子に座って待っていますが、検疫周遊バス使用有無の確認があります。
指定番号で約15〜20分くらい待っていると、番号が呼ばれて指示された方へ向かうと抗原検査結果の通知があり、陰性であればオレンジの半切れ用紙をもらい、奥へ進むとそれを見せるブースがありますので、それを見せて通過出来ると、はれて入国審査(イミグレ)に行けるようになります。
イミグレでは顔認証ゲートを使用、入国の捺印はこの後に自己申告でもらえますので、免税買い物する予定のある人は必ずもらうようにしてください。
バゲージクレームは降機後1時間30分も経過しているので、既にぐるぐる回る台からは下ろされており、各自がピックアップします。
最後に税関チェックがありますが、これも普通に審査・確認があります。申告するものがあればきちんと申告しましょう。
こうして、21:15頃に入国完了し自由に動けるようになりました。
この時間だと、送迎・ハイヤー・(入国者専用)周遊バス・レンタカー(チョクノリ)以外で移動は出来ません。
これらが無ければ徒歩で宿泊施設に行くしかありません。
ホテルへの移動。
時間が遅い為、1泊目は成田空港近所のホテルで宿泊、2泊目は都内で宿泊する為、レンタカーで成田空港を往復する必要がありましたが、トヨタレンタカーのチョクノリだと、成田空港第1ターミナルの場合は国際線到着フロアからすぐに外に出て、駐車場へ向かいますが、ターミナルビルから徒歩5分掛からないくらいで手配した車に到着します。
スマートフォンが鍵となり、アプリとBluetoothで接続し開錠・施錠できるようになっていますので便利です。
車に乗り込み駐車場を出るのですが注意がありまして、駐車場の料金所は必ず有人の方を料金所で支払いをしてください。そうすると、駐車場代の支払いが無料になるようです。
レンタカーで10分程度で1泊目のホテルに到着。
ホテル入り口には体温測定・消毒液、フロントにはアクリル板としっかりウィルス対策はしているようでした。
中国とは違って、アプリで過去14日間滞在した場所の提示はありません。日本にはそう言うシステムもありませんし。
最後に。
空港検疫ですが、思っていたよりもしっかりはしていましたし、スマホがないと入国できないのは、日本では今までにないチャレンジで、とても良い事だと思います。ITをもっと上手く使い、人を使わずにより確実にチェックができる体制が作れるとなお良いと思います。
高齢だから使えないとか言ってられないし、中国や香港では高齢者でも普通にスマホ使っています。せっかくある人の発言から通信料も大きく下がった事ですし・・・。
しかし、税関後に完全に自由に動けてしまうのはせっかくの水際対策も水の泡になっている気がします。
レンタカー予約時間よりもかなり早く税関チェックが終わった事もあり成田空港駅にも少し行ってみたのですが、何も言わなければ普通に電車に乗れてしまいそうな雰囲気でしたし、他の乗りものにも普通に乗れてしまう事を想像すると、国が強制的に隔離させる政策をやるべきでは?と感じさせる日でした。