言葉が話せなくても、世界中にApple Storeで交換可能かも知れません。
前提:海外でApple製品使用している方。
以前、AirPodsのレビューでイマイチな点として不良が起きるような内容を書きましたが、Apple社としてもこの症状は公式に認めており、正式な交換プログラムを発表しています。
このAirPods、過去に一度日本で交換したのですが再発したのですが今年は11月まで日本に帰れない上、この不具合が非常に鬱陶しく使う気になれず、かといって放置する訳にもいかなかったので、中国現地で交換プログラムを行ってきました。
そもそもの不具合の内容は?
この製品はワイヤレスイヤホンですので、ケーブル無しでイヤホンを耳に入れると音が聴こえます。
通常では耳に入れている状態で音を鳴らしていなければ何も音はしません。
ノイズキャンセリングONの時は、「サー」というノイズ音が微かに聞こえますが周囲の音がある程度消えて静かになります。
当然、iPhoneなどと接続させて音声を再生していれば音がなりますし、それ以外の余計な音は鳴りません。
しかし、何の予兆もなく耳に入れてONとなると「パチパチ」という音が聞こえるようになりました。
音声を再生していなくても、度「パチパチ」音が聞こえます。音声を再生しても聞こえます。
具体的は、
・今回は左耳側のみ「パチパチ」音が聞こえます。左耳「のみ」耳に入れてもこの現象は発生しません。
両耳入れて電源ONになると途端に「パチパチ」音が発生しました。
・ほんの少しの振動でも反応して「パチパチ」音が発生しました。
例えば、AirPods本体に触れるとか。
という、普通に使用する事がほぼ不可能な状況になりました。
修理プログラムとは?
たまにApple社が自社の商品で不具合を正式に認め対処方法を発表し実施するのがプログラムと呼ばれるものです。
車で言うとリコール対応と似ています。
基本的には問題ある部分を修理する対応が一般的で、過去にはMacBookなどでもプログラムは出た事があります。
今回のAirPodsのプログラムはAirPods自体修理できるような構造ではない為、問題ある方か両方を交換する事になります。
やり方は?
基本的には日本も中国も同じ感じでしたのでざっと書いていきますと、
Apple Store(店頭)・正規サービスプロバイダ(店頭)・Appleサポート(郵送)のどれか
店頭の場合は、アプリで予約を入れる。
店頭の場合は、予約日時に予約した店に行ってサービスを受ける。
流れはこんな感じですが、日本ではなく中国でやろうとすると現地の言語の問題があります。
しかし、ほぼ使用不能のAirPodsを何とかせんといかんと言うことで、当たって砕ける覚悟で挑戦してきました。

実際に交換プログラムを体験。
まずはアプリで予約を入れるのですが、中国でもApple Storeは土日は一杯で予約が取れません。
日本でもApple Storeは本当に人気で修理・購入それぞれの予約がなかなか取れませんが、中国でも同じでした。
今回は平日の仕事終わりで行く事にしましたので、普通に予約が取れました。
中国ですが、iPhone自体の言語設定を英語にしていましたので、全て英語で予約が取れました。
日本語にしてたら、日本語で予約が取れます。
予約する前に「どの商品で」「何について」予約するのか?等、事前に分かっている情報を入れる必要があります。
これは、Apple StoreのGenius barが非常に混んでいるので事前に準備し少しでも早く回していく為の対応だと思います。
予約が取れたら、純正カレンダーアプリに予定を入れる事も出来ます。
確か、予約時間ごろになったら、通知もきたと思います。

実際にApple Storeに訪問しましたが、ちゃんと住所をよく見ず店頭だけで判断していましたので、最寄りの駅を間違えてしまい、駅降りてから30分弱歩く羽目になってしまいましたが、遅れずに到着。
店内に入る時はこのご時世、体温測定等もきっちりやっていました。
店内に入り、暇そうにしている店員にアプリの予約画面を見せると案内され、ここで座って待っててと言われて待つ事5分くらいで担当者が来られました。

担当者にもアプリの予約画面を見せるとすぐに予約内容をiPhoneで確認、持って来たAirPods本体を渡すとちょっと待っててと(中国語で)言ってすぐにバックヤード?に入ってしまいました。
それから10分程度で再び戻ってきました。
手には渡したAirPodsと担当者が使用するiPadと白い箱2つ。
現象自体はバックヤードで確認し、iPadで過去の履歴を表示してました。
この過去の履歴ですが、「購入者」「使用者(製品登録者)」「過去の履歴」等購入した時からの情報がほぼ全部網羅されていました。
ですので、日本でこのプログラムで交換した内容も日本語で書かれていました。
必要な時にすぐに必要な情報が見れる情報管理方法はさすがAppleといった感じでしょうか。

少々話すやりとりがあったのですが、私中国語が少ししかわからない為、iPhoneの純正翻訳アプリでやり取りし両方のAirPodsを交換し終了。
入店から20分くらいで全部終了しました。
待っている間はApple StoreのWi-Fiが使え、コンセントがあるので充電も出来ますし、テーブルも非常に綺麗ですので中国でも汚れを気にせずPCを出して仕事しながら待つ事も出来ました。
体感ですが、日本で受けた交換(この時は正規プロバイダーでしたが)プログラムの時よりも早くストレス無く終えたように感じました。
最後に。
Apple製品、商品だけでなくサービスも非常に優秀で、これなら中国に限らず世界中のどこのApple Storeでも同じレベルのサービスを受けれるように思いました。
まあ、壊れない事が一番良いのですが、壊れた時などは駆け込み寺として使えます。
サービスまでの費用だと思って製品に高い金払って購入する、という考えでApple製品を選ぶのもアリかなと思った中国での体験でした。