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完全解説!ANAスーパーフライヤーズカード2028年制度変更【改定と対策】

一番痛いのは、現在SFC修行中の修行僧か、SFC持っているがあまりANAに乗らない海外赴任者?

2026年4月23日に突如発表された「ANAスーパーフライヤーズカード(以下SFC)の制度変更(2028年度)」。
Yahoo!ニュースなどでも何度も取り上げられているくらいで、SFCを持っている人からすると衝撃が走りました。
私もその1人ですが、賛否があるようですのでしっかり解説する事にしました。

2026年4月時点の情報です。時間経過で内容が変わる可能性がありますので、都度公式情報を確認してください。

前兆

ANAが26年3月30日にニュースリリースで以下の発表をしておりました。

【ANAカード券面の表示内容変更およびラウンジ利用方法の統一について】
1. ANAカード券面の表示内容変更(スタアラマークは残すがGOLD表示無くす)
2. ラウンジサービスの利用方法の統一

SFCを持っている人で飛行機系YouTubeでも、何かの変動の予兆を感じている発言がいくつもありました。

今回の発表が、その答えだったという事でSFC修行僧はじめ、SFC会員の人たちが騒いでいるところです。

ANAのステイタスはいくつかあります

ANA、色んなステイタス(および似たようなもの)が存在しています。

ANAマイレージクラブ
プレミアムメンバー
SFC会員
(2028年3月末までの話)
ミリオンマイラープログラム
ANAラウンジ利用出来る状態プラチナメンバー以上クレジットカード取得+年会費200万ライフタイムマイル
(ANA SUITE LOUNGE利用可能)
取得条件①50,000PP以上取得(自社便利用で25,000PP以上必要)※1
②同年1年間でライフソリューションサービスで7つ利用※2+自社便利用30,000PP以上取得※1+ANAカード・ANA Pay決済額の総額400万円以上※2
プラチナメンバー以上になった状態、もしくはミリオンマイラー100万ライフタイムマイル以上の人に指定のクレジットカードを取得AMCメンバーになってからANA便の総飛行距離200万マイル以上乗る
スターアライアンスステイタスゴールドゴールド無し
※1 1月1日〜12月31日の1年間の利用
※2 12月16日〜翌年12月15日の1年間の利用

今回騒がれているのは「SFC会員」のサービスの改定となります。

SFCの説明となぜ欲しがるのか?

SFCを簡単に説明すると・・・AMCのプラチナメンバー相当のサービスを受ける事が出来るカードです。
受けれるサービスの詳細はリンクから見ていただきたいのですが、

【SFCで受けれるサービス】
プレミアムメンバー専用サービスデスク
座席クラスのアップグレード
国内線座席指定の優先
特典航空券・アップグレード特典の優先
ラウンジのご利用
優先チェックインカウンター
手荷物許容量のご優待
専用保安検査場のご利用
優先搭乗のご案内
手荷物受け取りの優先
羽田空港駐車場の優先予約
香港国際空港の優先レーン
フライトボーナスマイル
マイルからANA SKY コインへ特別倍率で交換
等等・・・それ以外に
スターアライアンスゴールドステイタス取得

なぜ欲しがるのか?
取得条件が1度でもプラチナメンバー以上なる事でSFCカード取得権利を得られます(プラチナメンバー以上になっている期間のみ)。
1度SFCカードを取得すると、スターアライアンスゴールドの権利をもらえます。
SFCカードは年会費を払えば、比較的安い維持費でその権利が継続されます。SFCカード持っていれば今までは・・・

半永久的にスターアライアンスゴールド=プラチナメンバー相当のステイタスを得られました!

なので、世の中にはSFCを目指して修行僧🧘と言われる飛行機乗りまくる人が出てきます。
JALでもJGC(Jal Global Club)と呼ばれる同じようなサービスがあります。こちらも2024年からJAL Life Status プログラムなるものが始まり、JGC取得がかなり大変になりJGC入会人数を抑制するような動きを取りました。

スターアライアンスゴールドとシルバーの違い

一言で言うと、シルバーはステイタス無いも同然。

と言うくらいの差があります。
下の画像を見てもらえると早いので文字で解説しませんが、航空会社のステイタスで是非欲しいというサービスはシルバーには付帯されていません。

2028年4月1日から変わる!SFC改変解説

ズバリこうなります。

現行制度   :2028年3月31日まで
適用時期   :2028年4月1日開始で1年ごと
年間決済額判定:2028年4月1日適用分は2026年12月16日〜2027年12月15日利用分まで

Youtubeを見てるととにかくラウンジ利用不可!!!とか、スタアラシルバーに格下げ!!!とかのパワーワードが連呼されているのですが、よく見ると優先チェックインとか手荷物許容量優待などはLITEでもANAグループ便利用であればちゃんと利用できます。
もしかしたら、なんとかの優先という項目ではPLUSの方が優先順位が高くなるかも知れませんが。

SFCのサービス内容ANAスーパーフライヤーズカード
SFC PLUS
ANAスーパーフライヤーズカード
SFC LITE
プレミアムメンバー専用サービスデスク◯(ANAグループ運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
座席クラスのアップグレード◯(ANAグループ運航便搭乗時とユナイテッド航空)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
ご予約時の空席待ちの優先◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
国内線座席指定の優先◯(ANAグループ運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
特典航空券・アップグレード特典の優先◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)
ANAラウンジのご利用◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)×
優先チェックインカウンター◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
手荷物許容量のご優待◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
専用保安検査場のご利用◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
優先搭乗のご案内◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
羽田空港駐車場の優先予約
手荷物受け取りの優先◯(スターアライアンス加盟会社運航便搭乗時)◯(ANAグループ運航便搭乗時)
香港国際空港の優先レーン
フライトボーナスマイル
マイルからANA SKY コインへ特別倍率で交換
スターアライアンスメンバーゴールドシルバー
マイル積算特典5,000マイル無し
違いはラウンジ、スタアラゴールドステイタス、マイル積算特典の3つ

決済額300万円はANAカード or ANAPayでの決済額となっています。
ファーストやビジネスしか乗らない人はSFCのサービスは関係ないのですが、飛行機をよく利用する海外赴任者は余程日本への帰国とかをしてANAカードを使わない限りほぼ間違いなく決済額300万円は到達しません。
おそらく一番痛い人は家族帯同か未婚の海外赴任者になると思います。

PLUSの維持方法

いくつか方法あります。

1、ANAカード・ANAPay年間決済額300万円以上利用
  月平均25万円となると、結構な金額になります。
  収入が多く無い人はほぼアウト、
  ・月額支払いをANAカードに集中させる
  ・株式積立
  ・ANAPayへのチャージルートでダブルカウントで買い物する
  とかあるようですが、いうても300万円分工面する必要があります。

2、ミリオンマイラーを目指す
  純正ANAフライトで100万LTマイルですが、途方も無いフライト数と時間が掛かります。
  TYO⇔JFKだと往復13,446マイルなので74.5往復で貯まりますがどうでしょうか?

3、毎年プラチナメンバー
  50,000PPで達成出来ますが、これも大概大変です。
  HND⇔OKAだと往復1,968マイルなのでエコノミーのスタンダード運賃であれば28.5往復で達成できますがどうでしょうか?

どうでしょうか?
ANAラウンジ利用、スタアラゴールド、マイル積算特典5,000マイルの3つの為にここまでやりますか?

SFCの代替案

求めるものによって大きく変わります。

【ラウンジ重視】
SFC PLUSを諦めて、SFC LITEを所持しながらプライオリティ・パスで代用

結構多いのでは無いでしょうか?
プライオリティ・パスやLOUNGE KEYといった空港ラウンジへ入室できるカードを持つようにする事が一番コスパが良いかと思います。
プライオリティ・パスやLOUNGE KEYは一部のクレジットカードで付与されるもので、以前はレストランが使えなくなる等の改悪で騒がれましたが、ラウンジ利用はまだまだ可能です。

おすすめは、年間6回までで良ければ楽天プレミアムカード、もっと利用回数が多いのであればエポスプラチナカードや楽天ブラックとかになると思います。年会費はSFCカードよりも高くなりますが、海外旅行や出張に行く人にとっては便利なものになります。

楽天プレミアムカード(おすすめ!)apollostation THE PLATINUMアメリカンエクスプレス
プラチナ・カード
年会費11,000円(税込み)22,000円(税込み)165,000円(税込)
カードブランドVISA、Master、JCB、AMEXAMEXAMEX
貯まるポイント楽天ポイント 1%プラスポイント 1.2%Membership Rewardsのポイント 1%
プライオリティ・パス利用回数5回まで
同伴者有料
30回
同伴者有料
無制限
同伴者1名無償
プライオリティ・パス利用施設日本出発時・海外出発時共にラウンジのみ日本出発・海外出発共にラウンジ・飲食・リフレッシュ施設OK日本出発(国際線)・海外出発共にラウンジのみ
その他国際線ラウンジ利用ダニエル・K・イノウエ国際空港
IASS HAWAII LOUNGE
無しセンチュリオン・ラウンジ
入会方法申請手続きでOK申請手続きでOK申請手続きでOK

【航空会社のステイタス】
ANAを完全に切り捨てて、スタアラ以外に切り替える

1つ目はデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードとなります。年会費28,600円(税込)
デルタ航空のゴールドメダリオン会員を入会1年目でゲット出来ますし、年間決済額150万円以上で維持できます。
デルタ航空はANAが参入しているスタアラでもJALでもなく、スカイチームという航空連合でデルタ以外には大韓航空やエールフランスや中国東方航空など加盟しています。
デルタ航空のゴールドメダリオン会員=スカイチームのElite Plusというステイタスとなり、スカイチームのフライト利用時にスカイチームの空港ラウンジ(一部)が使えるようになります。

ただ・・・、日本の航空会社でスカイチームに加盟しているところがないので、ほぼ国際線のみでの利用となってしまいますので使い道が限定されてしまいます・・・。

もう2つはホテルのハイアットグループのマイルストーンリワードを利用して年間100泊以上すると、アメリカン航空のAAdvantage Platinumステイタスを1年間ゲットできます。
アメリカンのPlatinumステイタスは、oneworldのSapphireステイタスも付与されております。
アメリカン航空はJALと同じ航空連合oneworldに加盟してますので、JALに乗った際にはサクララウンジが使えたりしますのでSFCと同じくらい使い勝手が良いですがハイアットグループで100泊宿泊するのは無理だと思いますので・・・。

【スターアライアンスの他の航空会社のステイタス】
ANA以外で半永久的なスタアラゴールド取得+維持

Geminiに「スターアライアンスのゴールドステータスを「最も安く」取得・維持する方法」を聞いてみましたら・・・
・アシアナ航空(アシアナクラブ)
・ターキッシュエアラインズ(Miles&Smiles)
・エーゲ航空(Miles+Bonus)
と出てきました。
アシアナは大韓航空との統合されますのでスターアライアンスからの脱退の可能性が高く、他の2つは単純に遠過ぎて便が無いので無理です。
そもそもSFC獲得したら年会費だけで維持できるような航空会社はありません。

一番安くて年会費77,000円(税込)とかなりお高いです。
国内線ANA LOUNGEは入れるようになりますが、スタアラゴールドは無いし国際線のラウンジも使えない。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードだとプライオリティ・パスも付いてくるようですが年会費が98,000円と高い!
優先搭乗とかも無いので微妙かも。

最後に

今回は改悪と言われているSFCの改変ですが、目線を変えてビジネスクラスやファーストと名乗っている国内線プレミアムクラス、毎年プラチナかダイヤモンド、200万LT Mile以上のミリオンマイラーといった航空会社の経営に大きく貢献しているVIPな方々からすると、ラウンジ快適性が確実に向上しますので改善になります。
11年弱ダイヤモンド会員だった私でもSFCの行列は〇〇いな〜と思いながら飛行機に乗っていましたが、SFCな私は非常にありがたい手形ではあります。

別の視点から見てみた時、ANAの一般カードの場合・・・
ANA VISAワイドカード 年会費7,975円(税込)
ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード) 年会費11,275円(税込)
その差、3,300円=今までのSFC分と見ると、これでビジネスクラスのチェックインカウンター、手荷物預け入れ個数追加、航空会社のラウンジ利用、優先搭乗、スタアラゴールドなどが付帯されているのは破格も破格です。
ラウンジ利用無し更にスタアラシルバーに格下げ、とはいえANAグループ便利用なら色んなサービスが継続して利用できます。
それでも年間3,300円なら高くないと思います。本来なら・・・

航空会社業界の方向性ははこの数年で大きく変わりどれだけ多くの金を落とすか?になってきていると言われてますが、入会ハードルが低いSFCで年会費3,300円でスタアラゴールド維持は1回の修行程度で改悪コールや航空会社への貢献マウントはちょっと違うでしょう。
他方で、何度もプラチナで毎年毎年結構な頻度で利用している方からすると、ANAの裏切りに映るかも知れません。JALは既存顧客もまだ守ってくれているのに・・・(JALでもいつ同じ事が起きるか分かりませんが・・・)
せめて、ミリオンマイラー100万LTマイルではなく50万LTマイルにハードル下げて欲しいところです・・・
これでもJALのJGC入会の方がハードル低いので。

SFCがあるだけで旅行計画の組み方が全然変わります。
ANA以外のスターアライアンス加盟の航空会社を積極的に利用する動機になりました。それがシルバーになるとその動機が明らかに薄れます。
特に国際線ではプライオリティパスでは入れない航空会社の高品位のラウンジであまり混雑せず更にシャワーも使える所が多いので色々と助かりましたが毎回数千円や数千マイル使ってまで利用したいか?というとそこまでにはなりません。

私の場合は、100万LT Mile以上乗るか毎年プラチナ・・・今の生活ではそんなに乗ってあちこち行く事は無い状況なので、カード利用金額300万円のカウント開始の12月15日までどうしようか熟考してみようと思います。

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