国際線だと、予約サイト頼らないと厳しいかな・・・
2020年に発生した感染症は何処やら。円安も相まってインバウンドが凄い事になり、新幹線も飛行機も沢山の人が乗ってます。
という事は、なかなか予約取れないし、チケットも安く無い事にもなります。
新幹線はJRの公式予約サイト一択に近い状況の中、飛行機の場合は様々な航空会社があるし、格安航空券予約サイトなるものがいくつも存在します。
果たして、どこで航空券の予約をすれば良いのか?経験踏まえて解説します。

2025年6月時点の情報です
国際線とは?
その名の通り日本国内で完結する路線を指します。
飛行機の場合は国内線と国際線があり、ルールなどが大きく異なります。
今回は国際線ですので、そちらをフォーカスします。
日本国内線 | 国際線 | |
航空会社数 | 少ない | 多い |
路線別本数 | 日本国内のみなので少ない | 全世界なので多い |
トランジット | 選択肢少ない | 選択肢多い |
運賃 | 国際線ほどの差はない | ピンキリ |
運賃の比較の手間 | 比較的楽 | 大変 |
トラブル時の言語対応 | 日本語で全部対応 | 海外だと外国語対応が必要 |
航空会社・ルートが非常に多い為、検索するのも一苦労。
海外航空会社のサイトも大体は日本語で見れますが、上記の理由で色んな航空会社のサイトを見に行くケースもあり、結構大変です。
予約できるところは?使い勝手は?
航空券の予約出来るところはいくつもあります。
ざっと比較形式で書いておきます。大きく分けると4つですが、航空会社によって若干異なるものがあります。
【どこで予約?】 | FSC公式 | LCC公式 | 格安航空券予約サイト | 旅行代理店 |
会社名 | ANA、JAL、大韓航空、中国国際航空、シンガポール航空、ブリティッシュエアウェイズ、デルタ航空など | ZIP AIR、Peach、Jetstar、春秋航空、スクート、T-way、エアアジアなど | スカイスキャナー、エクスペディア、Trip.com等 | JTB、HIS、阪急交通社等 |
予約変更・キャンセルはどこで出来る? | Web(公式アプリ含む)・空港カウンター・電話 | Web(公式アプリ含む)・空港カウンター・電話 | 購入元のみ対応 空港カウンター等航空会社側では基本不可 | 購入元のみ対応 空港カウンター等航空会社側では基本不可 |
出来ない事は? | 自社便以外選択・購入できないが、コードシェア便が存在する場合、予約可能。 | 自社便以外選択・購入できない | 特典航空券・株主優待などが不可。ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミーの選択が出来ないサイトも有り | 日本国内線航空券のみの購入はオンラインではできない。 株主優待は可能、特典航空券は窓口含めて不可 |
上記の格安航空券予約サイトの変更・キャンセルで「空港カウンター等航空会社側では不可」と書きましたが出来るケースもあるようです。
私は経験した事はありませんがお勧めしません。理由は海外の航空会社ではNGだった経験をしたので。
大手航空会社
フルサービスキャリア(FSC)を指します。
当然公式予約サイトを持っていますので、ここから予約出来ます。
日本国内線でも比較しましたが、同じ内容となってます。
【FSC予約サイト比較】 | ANA | JAL |
就航路線 | 自社路線+コードシェア便 | 自社路線+コードシェア便 |
予約出来る場所 | 公式サイト、公式アプリ、電話(ダイヤ会員以外手数料有料) | 公式サイト、公式アプリ、電話(手数料有料) |
1都市複数空港の発着選択 | 可能 | 可能 |
フライト検索 | 出発時間順 | 出発時間順 |
フライト検索時の便表示 (往復で検索時) | 片道ずつ表示 | 片道ずつ表示 |
フライト検索時の料金表示 (往復で検索時) | 片道ずつ表示 | 片道ずつ表示 |
運賃 | 比較的高い。時期やタイミングにより激安も有り | 比較的高い。時期やタイミングにより激安も有り |
日本国内線との大きな違いは、コードシェア便が検索に出てくることでしょう。
トランジットとかで、航空会社・機内サービスは運行会社のものですが、便としては自社便として扱うフライトです。

航空会社のスマートフォン公式アプリがあると、公式サイト以外から予約しても登場する予約情報がアプリに反映されます。
格安航空券予約サイト経由で予約する場合でも、搭乗する航空会社のアプリ入れて会員になっておく事をお薦めます。
今回検討した定番格安航空券予約サイト
色んな航空会社のフライトを同時に検索を掛ける事が出来る検索サイトです。
このサイトで直接航空券やホテルの予約をする事も可能で、少し前は頻繁にTVでCMをやってました。
いくつかあるのですが、有名ところ3つを出してみました。
Expedia :有名どころ。
Trip.com:中国企業だけど個人的には使いやすいかな。
Skyscanner:Trip.comが買収したサイトで比較のみ。とはいえTrip.com推ししてくるわけでは無い。
今回追加:Booking.com
国際線という事で世界最大のサイトも見てみたいですね。という事でBooking.com。
Booking.comはオランダ本社の世界最大のオンライン宿泊サイトです。
私はTVでのCMを見た記憶がないので、日本ではそんなに有名では無いかもしれません。
フライト検索は出発から到着までを表示、検索結果から選択した直後にフライトの詳細がずらっと表示されます。
これは見やすいかと思いました。
Booking.com(オランダ企業) | |
発着選択 | ほぼ全ての都市が検索可能、1都市でその周辺の空港を同時検索 |
航空会社選択 | ほぼ全ての航空会社 |
フライト検索 | 安い順・所要時間順・出発時間順・到着時間順・直行便優先など |
おすすめ表示 | あり |
フライト検索時の便表示(往復で検索時) | 往復表示 |
フライト検索時の金額表示(往復で検索時) | 往復表示 |




今回追加:Google flights
こちらも日本国内線では紹介してませんでしたが、Googleの検索サービスがあります。
検索のみとなりますが、他の予約サイトと見た目が少し違ったりするので、これも入れます。
【推しのポイント1】
目的地が世界地図で見れるので、行き先をどうしようかな〜?と考える際に場所と運賃(最低運賃)が直感的に見れます。
地図好きの私的にはとても良い機能です。
こちらはGoogle Flight以外でもあるかもしれませんが、他で見たことが無いです。
【推しのポイント2】
とにかく検索条件が豊富で「乗り継ぎ待ち時間」の設定が出来ます。
検索自体もかなり優秀な感じで、非常に小さい空港へのフライト検索もきっちり出てきます。
こちらはTrip.comにも同じ機能がありました。希望の旅行計画が組みやすくなります。
【推しのポイント3】
非常に小さい空港への検索もきっちり出てきます。
今回は国際線での紹介ではありますが、日本国内で非常に小さい空港「但馬空港」のフライトを検索したところ、Google FlightsとSkySCANNERはTOPで出てきましたが、Trip.comは一応出来てますが下の方に埋もれてしまっています。
Google Flight(アメリカ企業) | |
発着選択 | 1都市複数空港での検索可能 |
航空会社選択 | ほぼ全ての航空会社を選択可能 |
フライト検索 | 安い順・所要時間順・出発時間順・到着時間順・直行便優先 |
おすすめ表示 | あり |
フライト検索時の便表示(往復で検索時) | 往復表示 |
フライト検索時の金額表示(往復で検索時) | 往復表示 |






価格比較
世界中を検索するのは無理なので、色んな予約サイトを使って、幾つかの行き先を検索してみました。
TYO⇔ホノルル(8月9日発〜16日発、片道18時間以内、乗継1回まで)
日本人大好きハワイです。
日系航空会社で直行便となると2〜3ヶ月前での予約は取れますが、運賃が一般人に取っては絶望的な金額となります。
トランジット有りなど条件を追加すると、10万円以上安くなります。
検索予約サイト | ルート・便 | 運賃 | 備考 |
ANA公式 | 往路復路 成田〜ホノルル 直行便 | 420,290円 | 往復自社便 |
JAL公式 | 往路 羽田〜ホノルル 復路 ホノルル〜羽田 直行便 | 648,780円 | 往復自社便 |
Skyscanner 検索は最安 | 往路 成田〜ホノルル 復路 ホノルル〜羽田 どちらもトランジットあり | 288,750円 | 航空会社変わる |
Booking.com 検索は最安 | 往路 成田〜ホノルル 復路 ホノルル〜羽田 どちらもトランジットあり | 301,154円 | 航空会社変わる |
Trip.com 検索は最安 | 往路 成田〜ホノルル 復路 ホノルル〜羽田 どちらもトランジットあり | 325,260円 | 航空会社変わる |
Expedia 検索は最安 | 往路 成田〜ホノルル 復路 ホノルル〜羽田 どちらもトランジットあり | 270,860円 | 航空会社変わる |
Google flights 検索は最安 | 往路 成田〜ホノルル 復路 ホノルル〜羽田 どちらもトランジットあり | 296,289円 | 航空会社変わる |
片道移動制限無し、乗継制限無し | 往路復路 成田(or羽田)〜ホノルル どちらもトランジットあり | 140,000円前後 | トランジット10時間以上あり |
TYO⇔バンコク(8月9日発〜16日発、片道15時間以内、乗継1回まで)
タイも日本人大好きですね。
ハワイ同様日系航空会社で直行便はかなり高い金額となります。
トランジット有りなど条件を追加すると、半値以下でもありますのでお盆休み2〜3ヶ月前からの計画でも検討しやすいですね。
検索予約サイト | ルート・便 | 運賃 | 備考 |
ANA公式 | 往路復路 成田〜バンコク 直行便 | 117,560円 | 往復自社便 |
JAL公式 | 往路 羽田〜バンコク 復路 バンコク〜成田 直行便 | 161,250円 | 往復自社便 |
Skyscanner 検索は最安 | 往路 成田〜バンコク 復路 バンコク〜羽田 どちらもトランジットあり | 66,130円 | 航空会社変わらない |
Booking.com 検索は最安 | 往路復路 成田〜バンコク どちらもトランジットあり | 71,448円 | 航空会社変わらない |
Trip.com 検索は最安 | 往路復路 成田〜バンコク どちらもトランジットあり | 60,480円 | 航空会社変わらない |
Expedia 検索は最安 | 往路復路 成田〜バンコク どちらもトランジットあり | 80,600円 | 航空会社変わらない |
Google flights 検索は最安 | 往路復路 成田〜バンコク どちらもトランジットあり | 55,301円 | 航空会社変わらない |
片道移動制限無し、乗継制限無し | 往路復路 成田〜バンコク どちらもトランジットあり | Google flightsと同じ | トランジット10時間以上あり |
TYO⇔ミラノ(8月9日発〜16日発、片道24時間以内、乗継1回まで)
欧州でも検索。
日本からの直行便が非常に少ないイタリアのミラノです。
距離があるだけにかなり高いですが、お盆はハワイよりは安く行けそうです。
検索予約サイト | ルート・便 | 運賃 | 備考 |
ANA公式 | 往路復路 羽田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 518,520円 | 一部自社便。航空会社変わるが、コードシェア便 |
JAL公式 | 往路復路 成田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 400,470円 | 一部自社便。航空会社変わるが、コードシェア便 |
Skyscanner 検索は最安 | 往路復路 成田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 205,959円 | 航空会社変わらない |
Booking.com 検索は最安 | 往路復路 成田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 215,151円 | 航空会社変わらない |
Trip.com 検索は最安 | 往路復路 成田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 198,990円 | 航空会社変わらない |
Expedia 検索は最安 | 往路復路 成田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 206,232円 | 航空会社変わらない |
Google flights 検索は最安 | 往路復路 成田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 191,712円 | 航空会社変わらない |
片道移動制限無し、乗継制限無し | 往路復路 羽田〜ミラノ どちらもトランジットあり | 146,000〜170,000円 | トランジット10時間以上あり 航空会社変わらない |
TYO⇔シドニー(8月9日発〜16日発、片道18時間以内、乗継1回まで)
南半球で季節が反転するオーストラリアのシドニー。
傾向としては、今までと同じようになります。
検索予約サイト | ルート・便 | 運賃 | 備考 |
ANA公式 | 往路復路 羽田〜シドニー 直行便 | 224,220円 | 往復自社便 |
JAL公式 | 往路復路 羽田〜シドニー 直行便 | 431,540円 | 往復自社便 |
Skyscanner 検索は最安 | 往路 成田〜シドニー 復路 シドニー〜羽田 どちらもトランジットあり | 116,893円 | 航空会社変わらない |
Booking.com 検索は最安 | 往路 成田〜シドニー 復路 シドニー〜羽田 どちらもトランジットあり | 122,560円 | 航空会社変わらない |
Trip.com 検索は最安 | 往路 成田〜シドニー 復路 シドニー〜羽田 どちらもトランジットあり | 133,360円 | 往路と復路で航空会社変わる |
Expedia 検索は最安 | 往路復路 成田〜シドニー どちらもトランジットあり | 113,577円 | 航空会社変わらない |
Google flights 検索は最安 | 往路復路 羽田〜シドニー どちらもトランジットあり | 113,595円 | 航空会社変わらない |
片道移動制限無し、乗継制限無し | 往路復路 成田〜シドニー どちらもトランジットあり | 100,000円前後 | トランジット10時間以上あり |
TYO⇔台湾(8月12日発〜15日発、直行便)
近場の台湾。
ここも人気の高い都市です。
深夜・早朝着で良ければ日本国内の長距離移動と同じか、安く行けます。
検索予約サイト | ルート・便 | 運賃 | 備考 |
ANA公式 | 往路復路 羽田〜台北松山 直行便 | 93,280円 | 往復自社便 |
JAL公式 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 62,990円 | 往復自社便 |
Skyscanner 検索は最安 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 34,490円 | 往復LCC便、深夜着・深夜発 |
Booking.com 検索は最安 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 41,772円 | 往復LCC便、深夜着・深夜発 |
Trip.com 検索は最安 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 34,370円 | 往復LCC便、深夜着・深夜発 |
Expedia 検索は最安 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 39,850円 | 往復LCC便、深夜着・深夜発 |
Google flights 検索は最安 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 36,050円 | 往復LCC便、深夜着・深夜発 |
深夜着・深夜発を除外 | 往路復路 成田〜台北桃園 直行便 | 50,000円前後 | 往復LCC便 |
色々と検索したものの、日系航空会社サイトは日本の長期連休ということで激高ですが、便やトランジットを気にしなければ、格安航空券サイトの方が断然安いです。
これは、日本国内線のフライトとは異なる傾向です。
国際線ならではのリスク
安い=デメリットもあります。
席選べない・キャンセルや変更出来ない、手数料が高い、返金無い・・・というのは思いつきますが、国際線ではトラブルも色々とあります。国が変われば言語も文化も違うという海外の常識が日本の非常識の中でトラブルがあれば自力で対応しなければならないケースが増えます。
想定されるトラブルは・・・
①言語:英語が出来ればほぼ問題無し
②乗り継ぎ(遅延):どうしようもないので、ある程度余裕を持って乗り継ぎフライト選定
③乗り継ぎ(入国):調べておけば対処可能
④ロストバゲージ(Lost baggage)
という事で③乗り継ぎ(入国)について。
国際線乗り継ぎ空港で入国しなければならないケースがあります。
❶アメリカ等、国として強制的に入国必要
経由地着と経由地発で航空会社が同じであっても入国が必須となる国があるという事です。
これの危険な事は、ESTAなどのビザ免除プログラムが必要な場合は手続き忘れていると入国出来ません。
アライバルビザがある国もありますが、このような措置が無い国は飛行機に乗れない事になり、全ての予定が終わってしまいます。
また、入国に1〜2時間要する国もありますので、国によっては
❷経由地着と経由地発で航空会社が異なる
入国せずに乗り継げる空港は沢山ありますが、乗り継ぐ航空会社が同じ航空会社、もしくは同じ航空アライアンスの航空会社であれば、出発の空港チェックインで荷物を預けると、乗り継ぎがあっても自動的に乗り継ぐ飛行機に荷物が渡ります。
しかし、航空会社やアライアンスが異なる場合、自動的に乗り継ぐ飛行機に荷物が渡りませんので、乗り継ぐ空港のバゲージクレームに預入荷物が出てきます。
となると、それを受け取る必要がある為、1度入国する必要があります。空港によっては到着空港の制限エリア内でトランジットの窓口や端末で航空券を発行出来て入国せずに乗り継ぎ出来る場合があります。
❸ストップオーバー
乗り継ぐ航空会社が同じ航空会社、もしくは同じ航空アライアンスの航空会社であっても、様々な理由で自動的に乗り継ぐ飛行機に荷物が渡らないケースとして、ストップオーバーという24時間以上先の乗り継ぎの場合は乗り継ぐ空港のバゲージクレームに預入荷物が出てきます。
❹ストップオーバーでは無いが、乗継時間が長時間
❺乗り継ぐ空港が異なる。
例としては「NRT〜HND」「JFK〜LGA〜EWR」「PEK〜PKX」「LHR〜LGA〜STN〜LTN」など1つの都市に複数の空港を持っている場合は空港間移動して乗り継ぐケースもあります。
この場合も、一度入国が必要になる上、空港間の移動も発生します。
入国 | 出国 | 移動 | 乗継空港でチェックイン | 乗り継ぎ必要時間 | |
❶強制入国 | 0.5時間〜2時間 国や混雑、入国審査の厳しさにより異なる | 出発1.5時間以上前にチェックインカウンターへ | 同一ターミナルなら0.25時間程度 別のターミナルなら0.25〜0.5時間 | 出発地で到着地までの航空券あれば不要。預入荷物だけ対応必要。 | 4時間以上 |
❷航空会社異なる | 0.5時間〜2時間 国や混雑、入国審査の厳しさにより異なる | 出発1.5時間以上前にチェックインカウンターへ | 同一ターミナルなら0.25時間程度 別のターミナルなら0.25〜0.5時間 | 必須 | 4時間以上 |
❸ストップオーバー | 0.5時間〜2時間 国や混雑、入国審査の厳しさにより異なる | 出発1.5時間以上前にチェックインカウンターへ | 同一ターミナルなら0.25時間程度 別のターミナルなら0.25〜0.5時間 | 必須 | 24時間以上滞在のため、チェックインに間に合えば問題無し。 |
❹乗り継ぐ空港が異なる | 0.5時間〜2時間 国や混雑、入国審査の厳しさにより異なる | 出発1.5時間以上前にチェックインカウンターへ | 空港間移動の為、手段次第で数時間 HND〜NRTは電車で2時間程度 | 必須 | 5.5時間以上 |
※入国しない乗り継ぎ | 無し | 無し | 同一ターミナルなら0.25時間程度 別のターミナルなら0.25〜0.5時間 | 搭乗券発行済みなら不要 搭乗券未発行ならトランジットカウンターへ。0.5〜1時間 | Minimum Connecting Timeを目安に |
乗り継ぐ空港で到着ターミナルと出発ターミナルが異なる場合、空港間連絡の移動手段が用意されているケースが多いです。
検索サイトでは、Minimum Connecting Timeを考慮した選択をしてくれていますので問題は起きにくいと思います。
逆に、航空券を別々の予約サイトで購入する場合は自身でMinimum Connecting Timeを考慮して予約する必要があります。
もう1つ、④ロストバゲージ(Lost baggage)について。
出発空港でチェックインカウンター等で荷物を預けたのに、到着空港に着いたのに荷物が無い!という状況ですが、以下のケースが多いと思います。
「出発空港のスタッフのミスで別の便・別の空港に行ってします」
「乗り継ぎフライトに無物が上手く乗り継げなかった」
「到着空港で誰から持って行ってしまった」
いずれにしても、日本以外の空港でロストバゲージが発生した場合、外国語で対応する必要があります。
出来れば直行便を選ぶとリスク軽減されますので、運賃次第では高くても直行便が選択肢に入ってきます。
私の結論
格安航空券予約サイトが運営し続けられるのは手数料ビジネスと言いましたが、国際線ともなると航空会社が全世界で数百社、便は1日数万便、トランジットや日数次第で価格が劇的に変わるといった、日本国内線と比べて変数が非常に多く検索するだけでも非常に手間が掛かります。
ファーストクラス・ビジネスクラスといった豪華なフライトではなく、あくまで安く移動するを前提とした場合はこうなりました。
私の結論「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索
⇒検索自体は上記で実施。往復とも全て同じ航空会社となる場合は航空会社の公式サイトで予約、異なる場合は格安航空券予約サイトで予約。
Google Flightの便利さは前述で説明済みですが、国際線のフライト検索は予約サイトによって結構差が出ますので、もう1つくらい格安航空券予約サイトで検索すると良いかと。
とにかく国際線は検索条件が多過ぎて為、海外旅行好きで慣れている人でも結構大変ですので、予約サイトに頼り切った方が楽です。
とは言っても、目的別で予約する方法が変わったりしますので、目的別に一覧にまとめるとこんな感じになります。
フライト予約目的 | 国際線の場合(路線が就航している前提) |
乗る航空会社決め打ち(特典航空券含む) | 乗る予定の航空会社の公式サイトで予約 |
トランジットしようが、安ければなんでも良い | 「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索 |
出張などのビジネス利用する場合 | 乗る予定の航空会社の公式サイトで予約 もしくは「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索 |
金より検索手間を省きたい | 「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索 |
上位クラス利用 | 「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索 |
旅行で出発時間・帰国時間がきっちり決まっている | 「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索 |
航空券購入後に予定変更する可能性がある場合 | 乗る予定の航空会社の公式サイトで予約 もしくは「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索 |
日本国内線と異なり、乗る航空会社を決めている・特典航空券以外は「Google Flight」+「もう1つの格安航空券予約サイト」で検索した方が良いと思います。検索するだけで疲れてしまいます。
出張などのビジネス利用する場合は費用よりスケジュールやトラブル避ける事が優先されるので航空会社の公式サイトで検索・予約した方が良いと思います。
予約サイトの弱点は、フライトの変更やキャンセルは航空会社では空港カウンターであっても基本対応してくれません。
必ず、予約したところで変更やキャンセルの連絡をしてください。
上位クラス利用はGoogle Flightで検索出てきます。
どうしてもJALかANAで安く海外旅行したい人へ
一応、あります。
海外発券と言われる買い方となります。有名なのはクアラルンプール発券です。
時期次第では確かに安いです。
例えば・・・
クアラルンプール発着⇒東京経由⇒ニューヨーク往復で220,430円
(ANA便 11月15日KUL発〜11月22日JFK発 エコノミー 予約クラスStandard 10,082マイル)
東京発着⇒ニューヨーク往復で278,180円
(ANA便 11月15日NRT発〜11月22日JFK発 エコノミー 予約クラスLight 4,042マイル)
58,000円も安く、マイルも6,000マイル多く、変更掛かるが変更・払い戻し可能!
なんて事もありますが、出発地が発見する国から出発する必要がありますので、万人にお勧めできません。
最後に
色んな変数があり検索条件が無尽蔵に出てくる検索結果、さらにダイナミックプライシングによる時間経過で運賃がリアルタイムで変わる事での再検索と、検索にキリが無いのが国際線フライトです。
海外駐在してた時は、ちょっとでも安く・・・とかで日を変えたり何時間も掛けて検索してましたが旅行好き・出張多いのでやれた事ですが、そうでは無い人は苦行でしか無い作業ですので解説してみました。
今回解説するまでは知らなかったGoogle Flightが思った以上に良さげでしたので、私も今後使っていこうと思います。
チャチャっと検索、お得に海外旅行が出来るようになりました。
日本企業の予約サイトをいくつか見たのですが、細かい条件での検索出来ない、検索結果が見難いとか、惜しい・微妙な感じでありました。
あるサイトの画像を載せますが、disるつもりはないですが例として・・・。


もうちょっとベターな検索結果やUI向上して欲しいのですが、「日本人のパスポート保有率17.5%」「年間発行部数1990年代比で1〜200万部減っている」(2025年2月20日日経新聞・出所外務省)という現状から、日本人の多くは海外旅行に行かないので、この手のサービスで日系企業に頑張らないのかも知れません。頑張って欲しいのですが。