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国際線航空券、予約お預かりが可能【やり方と条件】

これまた、今まで知りませんでした。

以前も購入済み航空券の変更+キャンセル待ちをする事で、元々のチケット情報が無くなりキャンセル待ちの内容に完全移行してしまい、やっぱ辞〜めたが出来ない事を知ったのですが、今回は国際線でも航空券が予約預かりが出来る事を知りました。

お前は何年ダイヤモンドサービスメンバーやってるんだ(9年)って話ではありますが、今回初めて知ったので書いていきます。

航空会社がANAの場合で2022年5月時点の内容となります。時間経過でルールが変更される、航空会社によってルールが異なる場合があります。

今回知った経緯。

今年の5月以降に一時帰国をする計画を練っていた為、なにはともあれ航空券を取らないと始まらないのですが5月は全く空きが無い所かキャンセル待ちすら出来ない状況、6月も一部の日程しか空いていない上、日に日に航空運賃が高くなっていってる状況にありました。

私の場合は、日本への一時帰国は日系航空会社(それもFSC)しか乗りません。
理由は、航空会社の上級会員であるのでその恩恵を受ける事、ではなく国内線乗り継ぎ割引が大きいのと欠航などのトラブル対応がしっかりしているのでFSC一択。
それで「中国⇒成田⇒羽田⇒地方」「地方⇒羽田⇒成田⇒中国」の往復航空券の購入をする為、ネットで購入しようと手続きをしてましたが、何故か最後の決済前で席が無いとの画面が出ます。
発着場所・日付などをいくら換えても決済前でNGが出ました。
しかし、「中国⇒成田」「成田⇒中国」の国際線単純往復にしたら、普通に決済出来る為、稀にある原因不明のエラーでネットでは取れない事だろうと思い、電話でチケット購入することに。

サービスセンターのお姉さんも同様のエラーが出て苦戦したものの、何らかのやり方で購入出来るとの事で希望の日時と便を伝えて普通に購入出来るとのことでした。
普通であればそのままクレジットカードで購入して終了とするのですが、サービスセンターのお姉さんが「今すぐに支払いしなくても良いですよ」という一言がありました。

今まで聞いた事の無かった話でしたので、よくよく聞いてみたところ1週間以内に支払いをすれば良いとのことで、予約預かりの存在を知りました。

国際線航空券予約お預かりのやり方、その1。

1番スタンダードな方法はこちらです。

Keep My Fareを使用する。(私は使ったことがないです)

オンラインで完了できる。この手続き完了してから72時間は押えてくれます。

費用が掛かります。

航空券お預かりサービスの1つ。参照:ANA公式サイト

このお預かりサービスは何と言ってもオンラインで手続きが完了します。
また、普通に航空券を購入する画面をどんどん進んでいくと、最後の決済する直前の画面に出てきますので、比較的わかりやすいです。
難点は国内線航空券と異なり有料です。日本円なら1回1,000円。

例えば東京⇔ホノルル往復の場合。参照:ANA公式サイト
希望の便と予約クラスを選択します。終わったら「次へ」をクリック。参照:ANA公式サイト
選択した便などの情報や運賃の確認画面が出ます。問題なければ「次へ」。参照:ANA公式サイト
搭乗者情報・サービス選択画面。必要・希望内容を入力し「次へ」。参照:ANA公式サイト
決済する情報を入力する画面の「お支払い」の金額のすぐ下に出てきます。参照:ANA公式サイト

もう1つの方法。お預かりの条件・知るべきポイント。

サービスセンターに電話して購入する。

最大7日間お預かり可能。

1、予約クラスや往路出発場所によりお預かり期間が変わります。
2、航空券購入手数料が掛かります。(掛からないケースもあります)
3、電話が混んでると、期限内に購入完了出来ない場合があります。

もう1つの方法はサービスセンターに電話して購入する方法となります。
お預かり期間は長いのですが、予約クラスによってはルールが変わりますので知っておく必要があります。
この予約ルール、あまり飛行機を乗らない人からすると分からないと思うので簡単に説明しますと、
・座席クラス(エコノミークラスやファーストクラス等)とは異なります。
・航空券の融通の利き易さや縛りの多さが影響します。
融通が利き易い予約クラスだと航空運賃は高くなりますが、お預かり期間も長くなり易いです。
7日以内とか予約完了と同時購入だったり、予約クラスが上位で高い料金だと出発までだったりと、予約クラスによって大きく異なります。
一応、予約クラスに関する内容は載せますが定期的に変更されるし行き先や予約クラス毎で異なるので覚えることは無理です。まずはオンラインで航空券の予約をすると予約クラスが見えますので、それと運賃規則に照らし合わせると良いですが結構面倒なので興味があれば。

左:フライトの予約画面です。右:予約内容の確認画面。青○が選択している予約クラスです。参照:ANA公式サイト
左:予約内容の確認画面の下の方に「運賃ルール」が選択出来ます。右:運賃ルール画面。「さらに詳細を見る」をクリック。参照:ANA公式サイト
左:運賃規則一覧が表示。今回はハワイで特別運賃2022年4月1日以降のエコノミーをクリック。右:運賃規則が表示。ここで購入期限が見れます。
参照:ANA公式サイト

そして、電話で購入すると発券手数料が発生します。
一連の航空券の発券で5,500円と結構な金額が掛かります。
オンラインで購入してね、という意味合いもあると思います。
電話で航空券の予約をして、購入はオンライン、という事が出来るかどうかわかりません。
私が今回予約お預かりと購入は全て電話で行っています。
今回は何故かオンラインで予約が出来ず電話で予約し、その際に購入はオンラインで出来ないか?と聞いたところ電話でのみ購入手続き可能という事でした。
なお、ANAの場合ダイヤモンドサービスメンバーならこの手数料が免除されます。(無料で発券してくれます)

左:電話で発券した場合の発券手数料。右:手数料免除の案内。参照:ANA公式サイト

1番危険なのは、電話が繋がらない事かと思います。
サービスセンターの電話は、一般向けと〇〇会員専用(専用の中でも複数有る)と別れております。
台風とかの天候不順で欠航が相次ぐ時などはダイヤモンドサービスメンバー専用電話でも繋がりにくい為、航空会社の会員ではない、もしくは一般会員だとその時の状況次第ですが結構な確率で繋がり難いのでは思います。
タイミングが悪いとお預かり期限に電話が繋がらず期限が過ぎてしまいキャンセルとなるケースがあるかと思います。

お預かりできるとこんな感じでメールを貰えます。お預かり期限も書いてあります。

最後に。

Keep My Fareでも電話で押さえるのも、「押さえた時点の予約内容と航空運賃が適用」されます。値上げ・値下げがあっても適用されません。
2020年3月までの普通に国際線が飛びまくってた環境であれば航空運賃が短期間で大きく変わる事は少ないのですが、現在のフライトの状況を見ていると、大幅に値上がりする事や特別運賃での航空券が満席でバカ高い普通運賃やビジネスクラスしか空いていない事も結構あります。3日なり7日なりで購入に至れるかわかりませんが、多少のリスクヘッジになる手段ですので知っておいて損は無いと思います。

中国発着以外ではどんどん国際線のフライトが増えており2020年3月以前に近づきつつありますので海外への移動がし易い環境になりつつありますが、私が住んでる中国は一向に国際線のフライトが増える気配すらなく、当面航空券が取り難い(もしくはかなり早く購入しないと高い航空運賃しかない)状況が続きそうですので、次回もお預かりにお世話になるかも知れません。

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