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中国ビザ取得(中国移動の第1歩)

一言:ルールは常に最新情報をチェックしましょう。

前提:一時帰国で日本に戻ってきた方が中国に戻る時。

自己紹介でも書きましたが、現在の会社での立場は中国広東省出向なんですが、20年1月の春節頃より中国で新型肺炎が流行し、私の勤務先でもほぼ何も出来ない状況に陥りました。そして何も出来ない私に上司から日本で仕事取ってくるよう頑張ってきて!という事で日本に一時帰国し仕事をしていたものの、7月には中国の居留許可の有効期限も切れてしまいまして・・・。戻るためのビザ取得の為に現地の招聘状を入手するよう依頼したものの、なかなか入手出来ず、そうこうしている間に秋となり・・・。だったのですが、この10月より招聘状無し(条件:有効期限内の外国人工作許可証がある事)でもビザ取得できるようになったので・・・、と書きましたが、この記事をアップしている頃には既に広州で隔離ホテルで隔離中、数日で開放という状況です。

という事で、今更一時帰国者が中国に戻る人がどれだけいるのか?わかりませんが、私が中国に戻り隔離開放までを数回にわたって書いていきます。

行くのにやるべき事を把握

まずは、中国に戻る決心をしてから、戻るまでの全体の流れを書き出しますと、

 1、ビザ取得
 2、フライト予約
 3、ホテル予約
 4、フライト先で必要なもの購入
 5、PCR検査と結果
 6、事前登録
 7、日本側出発
 8、海外側到着・空港検疫
 9、ホテル到着・隔離
10、隔離後、家に帰宅。

という感じとなります。はい、結構大変です・・・。手続きだらけ・・・。

初めの1歩は、ビザ取得

今回は、ビザ取得について。
まず、ビザ取得ですが10月に一時期緩和されたものの11月に再びビザ発行が再び厳しくなったようですので、こちらをご覧ください。
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000517.html
『ビザが無い場合』は、ビジネスであれば中国地方政府の招聘状、親族であれば、看病・葬式参加のみ、となっているようです。『20年3月末以降ビザ取得済み、もしくは居留許可更新した』場合はビザ取得手続き自体不要ですので、上記1はパス。随時、情報は更新されますので、この記事をアップした頃には変わっているかもしれません。

では、手続きを開始します。
ビザを取得出来る状況になっていれば、申請する為の事前申請をネットで行う必要があります(絶対です)。事前に必要なものは「パソコンかスマートフォン」、「パスポート」、企業であれば企業情報や現地での連絡先は必要ですが、航空券不要、顔写真も不要。ただし、顔写真はビザセンターで必要になる場合があります。

手元にパスポートを用意して、パソコンかスマートフォンで下記のサイトに入ります。
https://bio.visaforchina.org/TYO2_ZH/
(注意:このページは東京で手続きする場合のページです)

TOPページです。

サイトを開いても、ちんぷんかんぷんと思いますので、簡単に解説しますと、
・中国語ではわからない場合、右上にある「日本語」をクリックし日本語化しましょう。
・ビザの申請を行いに行く場所を選択する為にさっきの「日本語」隣の「其他答証中心」をクリック。

各国にある大使館・領事館選択するページ

・表示されたページの日本の国旗にカーソルを持っていくとTokyo・Osaka・Nagoyaの名が出てくるので申請に行く場所をクリック。ビザセンターはこの3つしか無いと思います。
※以降で手続き進めると予約する都市の欄が出てきますが、そこでは都市変更出来ない為、この時点で変更しておく必要がある。
・TOPページに戻って、高速リンクの「査証」をクリック。

申請・予約・状況確認画面の一部

・オンラインによる申請表入力の「申請表入力」をクリック。
・以降は画面に沿って入力をしていきます。

この画面では申請するビザセンターを変更出来ません。注意

と、ここまでやるのに一苦労ですが、ここからは記入項目が続きますが、書くと大変なので手こずったポイントだけ挙げると、
①顔写真をアップする必要がありますが、うまくいかない場合があるので、その時はビザセンターに写真を持っていく事で対応可能。背景は真っ白でないと駄目。これ中国常識です。
②家族の名前入力時に漢字は読み込むが平仮名は読めない為、アルファベットで書いた方が良い。
③渡航日時・(中国からの)出国日時は未決定の為、おおよその日程で良いです。
④国内/国外保証人は会社で良いです。
⑤招聘先の情報記入は会社担当か組織の電話番号やメールアドレス等も必要。
⑥出張では無く駐在の場合は、ビザの種類は「Z」。
記入途中でも保存されますのでご安心。申請番号が割り当てられますので、全てそれで管理できます。

一通り入力完了した後、オンライン予約の「個人予約(申請)」をクリックし、以降は画面に画面に沿って入力をしていきます。申請場所によって予約出来る曜日が決まっている上、予約できる日が結構少なく全く空いていない事も多いので、定期的にサイトをチェックして空いている日にちを探しましょう。(朝昼晩・土日に関係無く更新されます。)

ビザセンターへ

予約まで完了したら、ビザ事前申請時に選択したビザセンターへ行きますが、申請時に必要なものは「パスポート」「申請書のコピー」「(オンライン申請時に登録NGだった場合)顔写真1枚」「※中国の外国人工作許可証のコピー」「※その許可証の裏のQRコードの情報のコピー(スマホのカメラで読み取れます)」「(人によっては)現地政府当局の招聘状(コピーでOK)」。この時点でビザ発給に掛かるお金は不要です。パスポート引換時に支払いをします。
※既に現地出向者で勤務している場合は必要。

申請当日、ビザセンター自体は日本語で大丈夫で、3密を避ける為に空いていますのでご安心ください。逆に言うと、1日のビザ申請人数を減らしている原因でもあるかと思いました。申請自体も難しいことはなかったですし、時間的には待ち時間入れても1時間程度だったと思います。ビザ申請の最後にパスポートを預け、ビザ付きパスポートを受領するための引換券をもらいます。これで申請時にやる事は終了。
引き換え可能になるには1週間後。ビザ付きパスポートを受領する時は申請時と同じビザセンターに行く必要があります。必要なものは「引換券」「現金8,500円かクレジットカード(微信・支付宝でも払えると思いますが、中国のQRコード支払いは日本人が日本で使おうとしても使えないところが多いんで、ここはどうかわかりません。

最後に

これでビザ取得が完了となります。慣れない作業ですし、不明なことも多いと思いますが、私なりにまとめてみましたので、参考にしていただければ。
なお、随時情報が更新されますので、時間が経過すると上記の情報から大幅に変更されている場合がありますので、各自で常に最新情報で対応するようにしましょう。

次回は、飛行機予約について。

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