陰性証明いる筈だったのですが・・・。
西暦でいう年明けは中国にいても色々とやる事があったり、今年は春節が1月22日とかなり早く、そのまま休みに入ってうだうだしてしまったりという事で2023年初のブログとなりました。
1月中旬に中国から日本に一時帰国しましたが、今回は比較的自由に行き来出来るようになった香港を経由して日本へ帰国してみました。
2023年1月中旬の内容となります。最新の出入国の条件はこの内容と異なる場合があります。
出発準備。
まず、23年1月上旬に「ゼロなんとか」を撤廃したものの、日本などの一部の国では陰性証明が必要とかの新たな水際対策が出てきた為、面倒ではあるものの事前準備が必要となりました。
【陰性証明】
中国⇒香港へ抜ける時 :中国深圳側イミグレで48時間の陰性証明が必要。Wechatの健康コードで陰性証明可能。
中国⇒日本へ入国する際:中国出国の時点で72時間の陰性証明が必要。証明書が必要。(中国から直接日本到着に限らず、日本入国直前7日間で中国滞在がある人が対象)
準備する必要はないものの、日本到着後の空港検疫があります。
【空港検疫】
中国⇒日本へ入国する人:到着空港で入国前にPCR検査で陰性である事。(中国から直接日本到着に限らず、日本入国直前7日間で中国滞在がある人が対象)
今回は月曜日香港発のフライトだった事、中国側で証明書を発行してくれる近所の医院が土曜日曜休院だった事で、72時間の陰性証明GETの為に金曜日に検査し、48時間の陰性証明はフライト前日に近所の広場でやっている検査会場で検査し、無事に両方陰性でした。
ただ、クリスマスに流行病に感染した知人は2週間半後の1回目の検査で陽性となり、翌日検査した2回目の検査では陰性になりました。
感染したタイミング、検査受けるタイミング次第で日本への移動日程を変更・諦める事になった人は結構居たと思います。
中国出国、香港入国。
約3年ぶりに香港に行きます。香港が中国に返還され25年以上経過しますが、中国側・香港側両方に出入国管理(イミグレ)があります。
今回イミグレでの順序はこのようになりました。
1、★事前にスマホアプリで香港へ抜ける為の予約を取る。1日の通過人員に制限有。毎日0時〜6時は予約サービス停止。
利用可能イミグレは深圳湾・福田・香港西九龍
https://hk.sz.gov.cn:6226/userPage/login
2、★事前にスマホアプリWechatで中国税関への個人情報入力とQRコードの取得。
3、★中国側イミグレの建物に入る前でQRコードのチェック。
4、★イミグレの建物に入ってイミグレ窓口の手前にゲートがあり、2で見せたQRコードのスキャンと顔写真撮影(照合かも)。
5、中国側イミグレで出国審査。
6、通過後はX線による手荷物検査。
7、香港側イミグレで入国審査。
8、通過後は手荷物検査は基本的に無し。
という流れになります。
深圳側イミグレは7〜8箇所ありますが、利用が多い罗湖・皇岗等は閉鎖されておりますが、福田や香港西九龍は使える為、不便を感じることは少ないと思います。
★を付けた項目が正常時では無いものとなりますが、予約手続きは5分・情報入力は5分・QRコードチェックは不備が無ければ秒・ゲートでのスキャンも10秒以内、といった感じで大した手間は掛かりませんでした。
春節直前だった事もあってか非常に空いてましたが、中国側イミグレでは一人当たりに掛かっている時間は通常より長めだったように感じます。
中国⇔香港の往来ではe-channelと呼ばれるパスポートを登録する事で審査を受けずに、イミグレの専用端末にパスポートをスキャンする+登録した指紋の認証で通過出来る制度があります。
今回利用できるか?やってみましたが、私のような非中国人だと、中国側イミグレはe-channelが利用不可、香港側イミグレでは利用可能でした。
中国のe-channelは毎年申請だったような気がするので、当然使えないって話です。
香港出国、日本入国。
香港入国後はMTRで1駅先の上水駅下車し、空港行きバスで香港空港へ。
入国直後から空港まで最長で2時間掛かります。
香港空港到着後、チェックインカウンターでチェックインをします。
ここでは、2019年と同じような感じで手続きが完了。実はここまで陰性証明を見せることがありませんでした・・・。
香港出国後の制限エリア内にあるラウンジを利用しましたが、プライオリティパスでも利用できる事もあって、激混みで人権が確保されませんのでお勧めしません。
ユナイテッド・シンガポール航空のラウンジがこの時も閉鎖中が影響していたと思います。
とはいえ、空港自体は3年前に利用した時とあまり変わっておらず、賑やかで安心できます。
飛行機に搭乗し、離陸して約4時間で日本に到着。
今回は羽田着にしておりましたが、降機して少し進むと空港関係者が何かを書いた紙を持って何かを言ってました。
7日以内に中国にいた人はこちらに来てって感じの内容でしたので、空港検疫を受ける事になるのですが誰一人そっちの方に行く人はいませんでした。
周りがうるさく掛け声が聞こえず、書いた紙自体小さく文字も小さいので見えない為、当然そうなるだろうと。
どんどん進むものと、VISIT JAPAN WEBの青い画面を見せるようあちこちで言われ、途中でピンクの紙を渡され、気がついたら入国審査直前まで進んでいる状況でした。
中国に直近7日以内に滞在した人は何処でPCR検査を受けるの?って感じであり、あれよあれよと入国審査完了・・・。
香港入国しなくても中国から香港空港利用できます。
移動費用をケチりたい人は香港入国ルートとなりますが、結構面倒でしんどいです。
金かかっても楽したい人は深圳などの港からフェリーで香港空港へ直接行けます。
香港に入国しない為、到着場所は香港空港の制限エリア内になります。
ただ1日数便と限りがある上、フライト時間によって乗れる便が強制的に確定する為、早めに香港空港に着いてしまいますが香港空港の制限エリア内は結構店がやってますので幾らでも時間潰せますので、ご安心ください。
最後に。
日本側の水際対策があったものの、中国大陸から香港への移動が出来るようになった事で、一気に中国から見た海外が近くなりました。
23年2月には中国大陸と香港の往来が解禁となった事で、2019年以前とほぼ同様の状況に戻ってくると思います。
これで、私自身も色んなルートで海外に行ける事で、嬉しい反面広東省から一時的に離れる事になり、せっかくの香港旅行がお預け。
今年は何度も海外出張と旅行に行く事になりそうですので、そういう点ではとても楽しみな1年になりそうな予感です。