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CESは面白い

今回は完全オンライン開催。

前提:新しいモン好きな方。

年始ですと、元旦は初詣、10日はえべっさん、年始3つ目のイベントは成人式では無くCESです。Consumer Electronics Showの略でアメリカの展示会なのですが、現在はそのような略では無くCESと呼んでいるそうです。昔、と言っても数年前まではエレクロトニクスの展示がほとんどだったと思いますが、現在は自動車などエレクトロニクスだけでは無い展示会になった事もあってこのようになったのでしょう。毎年ラスベガスで開催されているので、日本から行くには10数時間掛かりますが、1度は展示会に行って見たい!

個人的には面白い展示会と思って毎年ネットニュースで拝見するんですが、日本のニュースサイトだからなのか、すごいTVが・・・とか、変わったスマホが・・・とか、車載が・・・とかと、新しい技術はわかるのですが出てくる情報に代わり映えしないんですよね。一度行って見たいと思っていましたが、今年はコロナという事で開催も完全オンライン。という事でチラチラっとサイトを見て、面白そうな内容を紹介しようと思います。

1社目はTOTO。

キーワードはTOUCHLESS・WASHLET・CLEAN SYNERGYらしく、既にどれも実用化されているものではありますが、このコロナ禍に打って付けの企業・展示だと思います。自宅に別メーカーのTOUCHLESS蛇口がありますが慣れるとこっちの方が良いですね。楽ですし毎回同じ水量を出せるので、効果金額はわかりませんが節水になります。またウェルネストイレへの取り組みについても表明しております。排泄物だけで無く排泄時の脱衣により直接便座に皮膚が接触する事で、そこからも健康データを得るような事も考えているようです。勝手な妄想ですが、トイレだけで無く洗面台の鏡からも健康データを取得させ連動させるような事も今後あるかも知れません。

出典:CES2021

2社目、Skydrive。

空飛ぶクルマを開発している企業です。電動垂直離着陸型無操縦者航空機(eVTOL)なる完全自動運転のようです。日本初となるようで、有人試験飛行も成功しているようです。数年後には発売したいと思うんですが、日本独特の法律が追いつくのか?が気になるところですね。人を運ぶ以外に荷物を運ぶだけのカーゴドローンは去年発売開始してるようで飛行時間15分、時速36km、積載重量30kgで飛んで行くことが出来るようです。15分飛行であれば特定の場所への輸送しそこで充電し戻るといった使い方が前提なんだろうと思いますので、使い道はある程度決まってしまいそうですが、それでも使い道を生み出し商品化する事は特に日本企業では非常に有意義な事だと思います。数年後にはあちこちで荷物や人が空飛んで輸送する時がくるんでしょうね。

出典:Skydrive株式会社

3社目、Vanguard Industries。

MOFLIN(もふりん)というAIロボットです。生きている動物のように進化する感情的な能力を持った、まったく新しいコンセプトから作成されたAIペットがコンセプトです。外観は柔らかそうなもふもふの毛皮、サウンド、愛らしい動きをするようです。肝心のAIの方ですが、自然に触発されたアプローチを採用し、行動パターンを決定・センサーで周囲を把握・評価し、学習・成長する独自のアルゴリズムを開発しました。また無数のモバイルパターンとサウンドパターンの組み合わせから選択して、感情に反応して表現。AIBOを本物の動物のような外観にしたロボットという事でしょうか、一度見てみたいですね。
こちらですが、数年前からクラウドファウンディング「Kickstarter」で支援を集めて、開発をした模様。こういう形での資金集め、本当に身近になってきましたね。アイデアとやる気・実行力があれば、小さい企業でもアイデアを形にして世の中に出せる世界になりましたね。(自分で出来るかというとビビって出来ませんが・・・)

出典:Vanguard Industries株式会社

最後に

去年・一昨年はFOODTECHと呼ばれる新しい食物の生産方法を提案し、もう実際に販売がなされているものもある中、今年は初のオンライン開催という事で全く目新しいものは少なかったように感じました。今回紹介した3つはたまたま日系企業でしたが、SkydriveもVanguard IndustriesもCESで初めて聴いた企業でベンチャーで、このような企業が数年後には業界の一角で世界に大きく活躍してほしいですね。

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