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【格安SIM徹底比較】海外赴任者 楽天モバイル、契約解除しなかった訳。

日本国外にいる・行く人なら楽天という選択肢は悪くないと思います。

楽天モバイルが基本利用料0円を終了するという発表で携帯の契約プランの見直しをして、POVO一択では?と思っていましたが結局乗り換えずに今も楽天モバイルを契約し続けています。
なぜそう思ったのか?書いてみました。

契約解除しなかった理由。

【解約しなかった理由①】ずぼらな人間が定期的に何かの手続きをする事にリスクが有った点。

そもそも、色んな契約をする際の電話番号が必要になります。
実際に日本の家関連で色んな契約をしてますが、私名義で電話番号も家電(いえでん)とこのケータイ番号。
何かの手違いで強制解約とかされると非常に困るので、POVOのように180日以上購入が無い場合は解約されるような契約のプランとかは、特に私のように万が一が起きやすい人間は危険という事で選択肢から外れました。

【解約しなかった理由②】楽天モバイルが海外で通信使っても2GBまではプラン料金内で収まる点です。

中国にいるから、だと思いますが日本のサイトの一部のECサイトではVPN経由で購入の手続きを行なっても弾かれるケースがあります。
例えば、楽天市場でiPhoneを買おうとしたら、決済しようとしてもダメだったり・・・。
しかし、中国でも楽天モバイルの通信(勿論ローミング)でやると出来るようです。
また、海外出向していると、日本にいる時よりも他の国に行く機会が増えます。
その際にも追加料金無しで海外ローミングが可能になるのは心強いです。

【解約しなかった理由③】通信品質の改善が進んでいる。

2021年12月と2022年9月での比較で、かつ体感ではありますが、明らかに良くなっている感じがあります。
電波バリ4・屋外・駅近・都会環境という条件下でiPhoneの FaceTimeオーディオを利用しても、2021年12月時はブチブチ通話が途切れてイライラさせられたのですが、22年9月時ではほぼ同じ場所でもそれが全くありませんでした。
地下とか都会ではない所、建物の中だとまだ厳しいかも知れませんが、22年9月の一時帰国の間で通信安定への不満は無しでしたので、楽天モバイルへの不満も1つ減りました。

首都圏の楽天モバイルの電波エリア。都心部はほぼ楽天回線。しかし5Gエリア狭い。参照:楽天モバイル公式サイト
関西圏の回線エリア。首都圏と同じ縮尺。5Gエリアは関西の方がかなり広い。参照:楽天モバイル公式サイト

格安SIM比較。

とは言っても、毎月1,000円程度掛かっている日本の通信費、もっと安く、もっと有効的に使える通信会社・プランは無いか?調べました。

条件としては、
・eSIM対応
 ⇒現地の通信会社とのデュアルSIMとして使用する。現地で使用している通信会社のSIMは物理SIMを使用。
  日本のiPhoneは1SIM・1eSIMで海外先の通信会社はSIMカードを使用しているので。
・月額1,000円以下
 ⇒安さ重要、頻繁に使用することが無い為。
・期間限定のキャンペーンは一旦見ない。
 ⇒海外出向していると期間限定のタイミングで契約出来ない可能性がある為。

eSIM:カードではないSIM。端末に直接SIM情報を入れて電話の利用が出来るようにする物です。eSIM対応端末が必要。

候補1:日本通信 合理的シンプル290プラン

言葉の通り月額290円で通話可能なプランです。

通信量1GB以下なら月額290円と激安で、とにかく価格に特化したプランです。

デメリットは5G利用不可(要るか?)、eSIM再発行の度に1,100円掛かります。
⇒機種変更、端末リセット・再設定の際にはeSIM再発行が必要となりますので、その都度1,100円掛かります。
海外滞在時のデータ通信が出来ません。(このプランの場合)
⇒国際電話・SMSは利用可能です。

日本通信の290円プラン。参照:日本通信公式サイト
国際ローミングは音声通話とSMSのみ。データ通信は利用不可。参照:日本通信公式サイト

候補2:HIS Mobile 自由自在290プラン

日本通信同様、言葉の通り月額290円で通話可能なプランです。

月額290円と激安ですが、通信量0.1GB以下とより最低料金の条件が厳しいです。0.1GBを超えると1GBまでは550円掛かります。

日本通信同様、5G利用不可(要るか?)、eSIM再発行の度に1,100円掛かります。
⇒機種変更、端末リセット・再設定の際にはeSIM再発行が必要となりますので、その都度1,100円掛かります。
海外滞在時のデータ通信が出来ません。(このプランの場合。)
⇒「海外滞在中の電話+SMSがご利用いただけます。」という書き方をしており、それ以上の記述が見当たらない為。

HISモバイルの290円プラン。日本通信の290円とほぼ同じ。参照:HIS Mobile公式サイト

候補3:大手キャリアならPOVO

以前も説明した通りではありますが改めて。

基本使用料月額0円。
トッピングで自分に合ったデータ容量を購入出来る。

180日以上トッピングなどの購入が無ければ解約。
⇒期間内の従量通話料とSMS送信料の合計額が660円(税込)を超えている場合を除きます。
海外滞在時のデータ通信だけでなく、海外からの電話も出来ません。(海外からSMSの利用は可能。)

唯一の基本料0円。参照:POVO公式サイト。
これはちょっと驚きました。トッピングも無いです。参照:POVO公式サイト

料金やサービスなどをざっとまとめると下記のような感じになります。

年間1万円近くの差、これをどう見るか?

どれが良いのか?海外赴任者にとっては・・・。

人によって全く変わってきますが、海外赴任している前提で見た場合、3つのケースになると思います。

海外では全然使えないてOK!全然日本に帰らないし、とことん安くしたが日本の電話回線は維持出来れば良い⇒POVO

数年の1回しか帰らないなら、年間2,000〜3,000円で済みます。
しかし、数年に1回なら、そもそも日本の電話番号要らなくね?って話でもあります。
要注意なのは180日ルール(利用停止とか契約解除とか)がありますので。ずぼらな人、面倒な手続きが嫌な人はお勧めしません。

安く、一応海外でも電話屋SMSは利用出来るようにしたい⇒日本通信やHIS Mobile

ずぼらな人でもPOVOよりは高いですがそれ以外では最も安く維持出来ます。
ただ、MVNOで相当安いので日本帰国時の通信品質(速度)は期待出来ないんじゃないでしょうか?
過去にMVNOのNURO Mobileの0SIMを利用してましたが、通信速度はポンコツでした・・・。
あと、機種変更・端末リセットするとeSIM再発行が必要となり、その度に1,100円掛かるので不意打ち的な出費が発生します。

海外でもデータ通信使えると良いな〜、日本でもバンバン使え、楽天で買い物たくさんするような人⇒楽天モバイル

月額1,000円を超える為、安いとは言えないですが、頻繁に日本や海外へ行く人なら良い選択になると思います。
見えない料金として電話回線による通話料金がありますが、日本向けであればRakuten Linkを使えば通話料金はゼロ〜。
なので、通信料金の上振れがほぼ無しとなります。
このご時世、何かと困ったらGoogle先生に聞く(検索する)ので、手続き・追加料金無しで即使えるのは(電波が繋がれば)ストレス無いです。
中国のような特定サイトの接続制限が掛かる国でも、国際ローミングだと接続出来る点でも良いです。

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私のような場合だと、POVOは選択外、楽天モバイルか日本通信のどちらかになるのですが、年間8,000円の差をどう見るか?

キャンペーンとかを入れるともっと安く出来るとか、たくさんポイントがもらえるとかで、実質料金がもっと安くなるようなケースもあります。
BIC SIMとかEDION SIMとか・・・。でも、店頭限定でタイミング良く店舗に行って契約出来そうにないし・・・。

最後に。

フルサービスであれば3キャリアのギガ的プランで割引無しで毎月7,000円くらい掛かり、逆に全くサービス不要であれば小さい子供の小遣いよりも安い金額で利用も出来ますので、この1年で通信料金格差はMAXまで大きくなりました。
その格差を埋める為に3キャリアが光回線契約を同じ通信会社にするとか、家族で同じキャリアに加入するとかで割引してくれますが、企業の囲い込み作戦にまんまとハマった感があります。
また契約プランの全貌がホームページを見ても分かりにくく本当にお得なのか?よくわからないところでもあります。
そんな中でこの1年の間に色んな格安プランが沢山生まれ、海外赴任の際に行う携帯電話番号を維持保管する(docomoなら月額440円)だけでは勿体無い時代となりました。

楽天モバイルは、最安値クラスの通信プランと比べて少し値が張りますが、通信状態さえ良くなれば日本のみの利用・海外でも利用、どちらでもバランスが良いプランのように思いました。
逆に月額1,000円でこれらのサービスを維持継続していけるのか?少々心配ではありますが、頑張っていってほしいものです。

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