コロコロ変わるので、最新版に更新します。2022年3月1日版
20年12月に中国に行って、21年5月にまた日本?と現地スタッフはそう思ったと思いますが、休暇を頂き日本へ一時帰国することにしました。
緊急事態宣言の中での帰国は悩みましたが、少しずらす事が都合上出来なかったことと、結局感染者の増減を当分繰り返す事が見えているので、もう行く事にしました。
というか、この記事は日本で書いています。
中国入国時の逆を経験することになりますが、比較も出来るので良いと思いましたので、今回は何回かに分けて書いていきます。
と書きましたが、日本の水際対策もかなり変わってきた為、事前手続きを最新版に更新してみました。
今回は2022年3月1日から運用される日本国の水際対策の内容をベースにしています。
最新情報・海外の状況は都度変わりますので、自身で確認するようにしてください。

現地でやること。
まず、出発(出国)当日出国する空港に到着するまでにやる事(こうやった方が良いかな?順番)を羅列していきますと、
1、日本入国ルールの確認
2、日本での隔離状況確認把握
3、(日本一時帰国者限定)再び海外に行く場合は入国先での入国ルールと隔離状況確認把握
4、ルート検討と日程確定
5、航空券購入
6、日本国内の移動手段検討・予約
7、滞在国でのPCR検査の予約と実施
8、誓約書作成
9、◎質問表作成
10、◎日本入国時に必要なアプリのダウンロードと設定
11、(中国など一部の国からの出国の人は)健康状況等を申請
12、ワクチン接種済みの証明書(厚生労働省承認のワクチンのみ)
といった順番でやるのが良いと思います。
◎は出国する空港での待ち時間の間にやっても問題無い項目。
1、日本入国ルールの確認(下記の内容を全て満たしている事)
・「日本国籍者(以下日本人)」「日本永住資格者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」又は「外交」の在留資格を取得する方。
もしくは次の(1)と(2)の両方を満たす者。
(1)商用・就労等の目的の短期間(3月以下)の滞在者又は長期間の滞在者、(2)(1)の滞在者で日本国内に受入責任者がある者。
・「出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書」の提出。
⇒外国人一切入国出来ない状況からは進展しましたが、外国人旅行者など不要不急の入国は禁止。

2、日本での隔離状況確認把握
厚生労働省のH.P.を見て頂くのが一番わかりやすいのですが、ざっと書きますと、
入国14日前の間に滞在していた国や地域とワクチン接種状況により変わります。
有効なワクチン接種=厚生労働省が承認しているワクチンを3回接種した状態を指します。
上記に該当しない状態=厚生労働省が承認しているワクチン接種2回以下、未承認ワクチン接種(回数無関係)、未接種は全部同じ扱い。
(厚生労働省のH.P.見ても有効なワクチン接種との差の記載が無い)
厚生労働省が指定した国・地域に滞在履歴有りの場合、
・有効なワクチン接種済み=自宅待機3日+PCR検査で陰性か、7日+PCR無し。
・有効なワクチン接種無い=ホテルガチャによる3日隔離(無料!)+PCR検査で陰性で出所、自由に。
指定国・地域での滞在履歴無しの場合、
・有効なワクチン接種済み=隔離も待機も無し。即自由。
・有効なワクチン接種無い=3回接種=自宅待機3日+PCR検査で陰性か、7日+PCR無し。
赤字に該当=公共交通機関使用可能。空港検疫終了から24時間以内に待機場所到着+寄り道せず最短ルートという条件が有ります。
3、(日本一時帰国者限定)再び海外に行く場合は入国先での入国ルールと隔離状況確認把握
国によって全く異なります。
・中国のように中国入国1週間前からPCR検査を受けて結果を報告するなどが必要+14日以上のホテル隔離があるケース、
・欧米の一部の国のようにきっちりワクチンさえ打っていれば、隔離すら無いケース、
等、入国条件などによって組む予定が大きく変わります。
入国ルールとは違いますが、海外で仕事し海外で給与もらっている方でも、半年以上日本に滞在すると日本で所得税納税義務が発生します。
所得額次第ですが年間の税金100万円は超えます。入国先に入国出来ない事態になっても免除されません。
⇒これは私が2020年に中国ビザ効力停止された事で入国出来ず半年以上日本にいた為、納税することになりました・・・。
4、ルート検討と日程確定
上記2・3によって、押さえるべき移動手段・宿泊施設が変わります。
航空便の欠航が非常に多く、パズルのピースを当てはめるような計画が必要になる場合が有ります。
また、日程の関係による無理なルート設定、海外トランジットでの日本入国・戻る国への入国はお勧めしません。
陰性証明の観点、トランジット制限、情勢変化によるトランジット便の欠航により詰んでします事もあり得る為です。
5、航空券購入
日本国内トランジットはOK。
激安航空券はまず無く、基本的に高いです。

6、日本国内の移動手段検討・予約
公共交通機関使用禁止だった時の隔離・待機とは異なる状況なので、ある程度フレキシブルにしても大丈夫だと思います。
日本入国当日に自宅に帰れない場合は、ホテル宿泊が発生しますが、ホテルによって入国したての人を受け入れてくれない場合もあるかも知れないので、必ずホテルに確認。(少なくとも去年11月12月時点では宿泊NGのホテルがいくつも有った話を聞いています。)
7、滞在国でのPCR検査の予約と実施
日本の場合は、陰性証明書フォーマットの指定と検査方法の指定のみですので、それらが対応出来る医療機関であればどこでも大丈夫だと思います。
8、誓約書作成
この書面自体は出発の空港チェックインで見せることはなく、日本到着時に提出することになるのですが、誓約書の書類は日本行きのフライトの中でももらえますので飛行機の中で記入も可能です。
ですが、予定確定し予約も全部取った時点で作成した方が後々楽だと思います。
9、◎質問表作成
Web上で完了できますので印刷は不要です。これは日本到着時までに完了すれば良いです。
私は空港のチェックインカウンターでこれを知り入力しましたが、サイトになかなか繋がらずイライラした記憶がありますので、さっさとやってしまった方が良いと思います。
最後にQRコードが出てくるので、必ずスクリーンショットで画像保管してください。QRコードの画像が必要になります。


10、◎日本入国時に必要なアプリのダウンロードと設定
複数あるのでこれも事前にインストールした方が良いです。インストール3つ。
(コミュニケーションアプリ)MYSOS ※21年5月16日からこれに変わりました。
注意:AndroidOSでないHUAWEI端末は裏技?でインストール出来ても使用不可です。
(接触確認アプリ) COCOA
(位置情報保存設定) Google Map等(Android OS端末のみ。iOS端末は不要。)
インストールし設定完了まで進めてください。上記の名称でアプリのStoreに検索すれば必ず出てきます。
11、(中国など一部の国からの出国の人は)健康状況等を申請
中国の場合は出国時にも健康状況や14日間の移動履歴の登録が必要です。
行った場所が特定できるよう、ある程度具体的に入力することを要求されます。
私の場合は当時直前で上海行ったりしていたので、入力が結構大変でした。手を抜いて嘘の報告を書いたら、後で何をされるか分からないのできっちり書くと結構時間が掛かります。
これを空港の出国イミグレの直前でこのチェックをする事になり、私はそれまで知らなかったので結構ドタバタしました。
しかし、この作業は日付入力が必要で出国当日にしか出来ない為、空港への移動する時に登録するのが良いでしょう。



12、ワクチン接種済みの証明書(厚生労働省承認のワクチンのみ)
私は日本で接種したので、海外のワクチン接種したらどのような形で接種証明書を貰えるのか?わかりませんので、現地でご確認ください。
厚生労働省が承認していないワクチンは、ワクチン未接種と同じ扱いなので接種証明書が有っても無駄です。
実際に受けてみた中国で出国用のPCR検査。
日本入国時間にフライト出発時間の72時間以内に検査実施し、書面(2枚)による陰性証明書が必要となります。
予約は、出向者であれば病院予約や現場での通訳などの対応をしてくれる業者と契約していると思われますので、それで予約は可能です。
厚生労働省指定の陰性証明書のフォーマット(中国語・日本語、どちらでもOK)を印刷してから病院へ行き、検査を受けましょう。
実際の検査については、窓口で手続き⇒書面に記入⇒検査室で検査(鼻腔の粘膜採取)⇒支払い・書面引き渡し日時の案内、という流れで30分掛からないくらいでした。私が受けた時は検査受信者ゼロでした。
注意点は、
検体採取方法や検査方法が指定あります。指定方法以外では陰性証明NGとなります。
陰性証明書は検査してから24時間後に入手となる場合があります。日本のように数時間後に出してくれない場合があるので要注意です。
費用は地域や病院によってまちまちでした。ちなみに私はもろ込みで300RMB(約5,400円)。
陰性証明書のフォーマットはたまに変わっていますので、最新の情報をご覧になるようにしてください。
前述で書面(2枚)と書きましたが、もう1枚は存在自体知りませんでしたが、病院でもらえました。


検査料金が安かったのは助かりました。
本当に注意が必要なのは、陰性証明が無し・指定フォーマット以外で日本入国しようとするとで入国を拒否られるケースが出てきています。日本国民でも拒否られるとニュースになっています。最近は拒否よりも出国する空港のチェックインカウンターが通過できないケースが多そうです。
出発の空港到着。ここでやることは?
そしてフライト当日ですが、この時は深圳空港からのフライトでしたが2019年の以前の時とさほど変わりませんでした。
出国者が基本少ないということもあり、大行列にはなっていませんでした。
やる事もコロナ禍での移動に慣れしてきた事もあって、結構スムーズだったように感じます。
空港に到着してやる順序としては、
⑴★マスクを付けて48時間以内のPCR検査陰性証明+健康コード提示しターミナルビルに入る。72時間では❌
⑵チェックイン(★PCR陰性証明などを見せる。検温もあったと思います。)
⑶★出国前にWechatで健康情報していたらQRコードの提示
⑷出国手続き・保安検査
⑸出国・出発ゲートへ
⑹搭乗・出発
★はコロナ禍で追加になった項目です。


事前に全て準備出来ていれば、PCR検査以外は国内飛行機移動とそんなに変わらないと思います。
ここで⑵のチェックインの時に、日本到着までにwebで入力完了するよう要求されるものが出てきますので、これはささっと待ち時間の間にやってしまいましょう。(何故か指定のURLのサイトになかなか繋がらなかったので少し焦りましたが。)


最後に。
今回更新したのですが、多くの方は一度二度日本へ一時帰国していると思いますので、経験している人はこれを見なくても手慣れた様子でやっていると思いますが、この状況で初めて日本への一時帰国は慣れない事ばかりで大変だと思います。
日系の航空会社で日本へ行く際は、入国時に必要な書類に不備があればチェックインカウンターで教えてくれますので、飛んだけど入国出来ないという最悪な事態は無いと思いますが、中国のように週1でしかフライトがないケースがかなり多い為、用心に用心を重ねた準備と確認をしておいた方が良いです。
日本側も入国時に少し動ける環境になったので、私も近いうちにまた一時帰国しようと思います。
入国時の体験談や隔離中にあったら良いもの等も書いていますので、参考にしてもらえれば。
※この記事は21年5月上旬に私が経験した内容を元に記事にしております。時間が経過すると、ここで記載したルールも変わっている場合があります。