セラミックは保険適用外の治療は高いけど・・・。
海外赴任してから、一時帰国の際に必ずやっている事といえば、歯の診断です。
出張ベースで帰国してた時でも可能であれば行ってましたが、休みでの一時帰国は確実に歯科医院へ行ってます。
2021年末に虫歯の疑いのある歯の治療をしてきました。
元々の症状と中国で治療しない理由。
2017年7月から海外赴任していますが、会社の当時の先輩からは強く言われた事がありました。それは、
「歯だけは日本でしっかり診てもらえ」
確か社会人になり少し経過した2002年の冬の時期だったと思いますが、仕事中に歯が痛くなって早退し歯医者に行ったら虫歯だった事があり数日で治療をしてもらいましたが、歯が痛くなった時に全く仕事にならないような状況だった事を思いました。
中国で治療しない理由、それはちょっと虫歯が有ったら抜かれそうだから・・・。
歯ではないのですが、中国の病院には過去に何度か行った事があり診察をしてもらった事があります。
しかし、診断結果に対するアドバイスが毎回ほぼ同じで行くだけ無駄な感じでした。
また、こちらの歯医者は治療よりも抜歯を薦めてくるような噂を聞いており、良い歯科医がいるのかも知れませんが見つけるまでに口の中が・・・。
そんな感じで、半年に1回くらいは一時帰国の際には歯医者へ行っては診断とメンテナンス(歯石除去)をしてもらっています。
2〜3年前から怪しい歯があり、騙し騙しにしてましたが去年のワクチン接種による一時帰国で日本滞在期間が1ヶ月半くらいになる事がわかっていた為、ついに治療をしてもらう事にしました。
歯を実際に少し削ってもらったら案の定虫歯で隣の歯も虫歯になってました。確かC3に近いC2だったと思います。結構削りました。
感覚としては痛みや沁みは全くと言って良いほどなかったのですが、削られた所に空気を当てると沁みたので思ったより酷かったのでしょう。
選択したインレーはセラミック。理由は・・・
今回は被せ物(クラウン)ではなく、詰め物(インレー)で治療する事になりました。
削った所に詰め物をするのですが、これに関しては色々と調べました。
メタルインレー(銀の詰め物)
良い点
1、安い。(保険適用内)
2、強度が高い。(割れ難いという意味)
悪い点
1、目立つ。(白く無いから)
2、劣化しやすい。(オール銀ではなく接着剤を使用。その接着剤が劣化する。)
3、金属アレルギーが起きる可能性がある。
4、治療した場所との隙間が出来やすいので、そこから虫歯になるケースがある。
セラミックインレー
良い点
1、白い。
2、硬い。(歯の成分であるエナメル質より硬い)
3、銀歯より長寿命。(劣化し難い)
4、金属アレルギーが起きない。
5、治療した場所との隙間が出来にくいから再発し難い。
悪い点
1、高額。(保険適用外。素材によって異なるが、奥歯オールセラミックで1本60,000円とか。)
2、銀より歯を削る量が多い。
3、割れる場合がたまに有る。(らしい)
セラミック自体にも素材の種類があり、オールセラミック、ジルコニア、ハイブリッドレジン(e-maxとも呼び、セラミック100%ではない)
ゴールドインレー(金の詰め物)
良い点
1、色んな意味で最強。(銀歯よりも強度が高い。とかだけではない。)
2、金属アレルギーが起きない。
3、治療した場所との隙間が出来にくいから再発し難い。
4、銀歯と比べてかなり長寿命。(劣化し難い。銀歯と違い接着剤を使用しない)
悪い点
1、高額。(保険適用外。事前に貰った見積書では、オールセラミックよりも若干高かったような気がする。)
2、目立つ。(銀歯より目立ちそう)
で、色々を調べた結果セラミックにしました。
ポイントは2つ。歯を削った量と年齢。
現在年齢は40代中盤、歯の治療で削った量が結構多く、単純に安いものにして後で後悔するより健康には金を掛けよう、という事で決めました。
銀歯目立つから嫌とかはなかったので、年齢が20代であれば銀歯にしてたと思います。
下世話ですが値段は2本で132,000円(詰め物を詰める日の医療費と消費税込)。
調べると安いところで1本40,000円台でもあるような感じでしたが、相場感としては1本60,000円くらいだと思います。
ただ、40,000円台も本当にその通りの値段で出来るかどうかは自身の虫歯の状態次第だと思いますのであまり鵜呑みにしない方が良いように思います。
被せ物で行う治療の工程としては、
①虫歯を削る、型を取る。
まず、麻酔をします。麻酔さえすれば、治療での痛みはかなり少なくなります。(虫歯の進行次第では・・・)
削る前に使用する詰め物を決めていれば歯を削る時に伝えれば最適な形で削ってくれます。
逆にいうと削り方によってセラミックが使えない可能性があります。この点は、虫歯を削る前に歯科医が説明してくれると思いますがセラミックだと
高額になるので即決出来ない場合もありますので、セラミックを入れる可能性があるなら、それは伝えたほうが良いです。
私の場合は、セラミックでも銀でもどちらでもいけるように削ってくれました。
②詰め物を作る。
正式に手配してから1週間くらい掛かります。
ここでの決定が次回の治療費用の額の決定になります。
③詰め物を虫歯が有った所に詰める。
表面の研磨なども行いますので、ここでほぼ完了です。
④調整。
歯には高さがあり、髪の毛1本を噛んでも分かるような感覚も持っていますので、生活する中でちょっとした違和感が出てくる事がありますので、葉の
高さなどを調子して違和感を無くします。
⇒合計4回歯医者へ行く事が必要となります。
私の場合は以前から直す意思を歯医者さんに伝えてた事も有ってか①②を1回、③1回の合計2回。
時期的な問題があって④は行っていません。
現在の使用感としては、歯の高さは気にならないのですが、冷たいものを飲むと治療して数ヶ月経過してますが若干沁みる?感じがあります。
こんなものなのかが良くわからないので、次回の診断時に聞いてみます。
2022年4月より白い詰め物でも保険適用。
白い詰め物でも保険適用される動画がありましたので、少し調べてみました。
一定の条件がありますが、白い詰め物が安く入れれるようです。
CAD/CAMインレー
良い点
1、白い。
2、安価。(保険適用で銀よりも10〜20%くらい高い程度らしい)
3、金属アレルギーがない。
悪い点
1、脆く割れ易い。(エナメル質の強度の数分の1)
2、銀より歯を削る量が多い。
3、保険適用には条件がある。小臼歯に使用とか。
この治療法も一長一短があり、自分の生活や歯の状態とかで選択が変わります。
歯の詰め物は後戻りが出来ない治療方法なので、自身がよく考えて判断し選択しましょう。
最後に。
8020運動という言葉があります。80歳で20本以上の歯を残そうという意味のようです。
2017年の調査では約51%の80歳以上の方が20本以上の歯が残っているようです。
ちゃんと歯を磨いてても磨き方が悪い、ブラッシングだけでは足りない等で虫歯が進行する事があるので、学校だけでなく会社でも教育して欲しいくらいです。(子供か!と言われそうですが。)
私が若かった時は糸ようじのCMを見ても何とも思わなかったものです。
最近は歯磨きでストレスを感じないような商品を探してて、ヘッドが小さいものや、フロスも糸だけのやつではないものを選んでます。
また、歯磨きしやすく見た目も良くなる歯列矯正も有りかな?と。
自力で矯正する事は当然出来ず数十万円掛かるようですが、歯並びと健全な歯は一生モノなので趣味や帰省に掛ける金を少し貯金に回して矯正すれば良かったかな?と思う事もあります。
そういう感性で今まで生きて来なかった事を少しだけ後悔しました。