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楽天モバイル0円終了【海外赴任者の次の通信プランの選択】

やっぱり終了しますよね。次は何にしようかな?

以前、紹介した海外赴任者が安い費用で日本の電話番号を維持出来るということで楽天モバイルを紹介しました。
MNOとしてサービス開始から0円〜という謳い文句で利用者数を増やしてきましたが、ついに0円を廃止する事が正式発表されました。
1年の95%が海外にいる身としては、安く維持出来るから切り替えたものの値段が上がるなら他に移る事も視野に入れようとということで、今回は楽天モバイルが0円止めるとどうなるか?について。

Rakuten UN-LIMIT ⅥからⅦに。

2022年5月13日に楽天グループの決算発表があり、その場で楽天モバイル0円廃止の発表がありました。
それに伴い、契約プランが「UN-LIMIT Ⅵ」から「Ⅶ」に名称が変わります。
切り替え時期は2022年7月1日で契約者は自動で移行されます。

やっぱり0円辞めちゃいました。画像:楽天モバイル公式サイト

料金は?デメリットは?

毎月必ず1,000円以上の通信費が発生する。

今までは1ヶ月のデータ通信が1GB以下であれば基本使用料0円でしたが、1KB(1GBの100万分の1)でも使用すると980円+消費税が発生します。
海外赴任者としては、海外にいる時は1KBも使う事が無い為、純粋に毎月980円+税の出費となります。
今までは大手キャリアの電話維持の料金(docomoの場合、手数料1,100円(税込)で電話番号保管が毎月440円(税込)、メールアドレス保管が毎月110円(税込)※最大3年間保管。)よりも安かったので、それ自体が異常だったと言う事です。

日本で使用する分には、回線品質さえまともであれば良いんですが、日本にほとんどいないので・・・。画像:楽天モバイル公式サイト

値上げとはなりましたが、プラン変更・移行による暫定措置があり、次の内容となります。
【内容】プラン料金1GBまで実質最大4ヶ月無料。
①22年7月1日〜8月31日まで「UN-LIMIT Ⅵ」のプラン料金で使用可能。
②22年9月1日〜9月30日までデータ使用量が1GB以下の場合、1,080円相当分の楽天ポイントが付与。
 (1,080円=プラン料金+消費税+ユニバーサルサービス料2円)
③22年10月1日〜10月31日までデータ使用量が1GB以下の場合、1,080円相当分の楽天ポイントが付与。
④22年11月1日より「UN-LIMIT Ⅶ」の料金が正式適用開始。
となり①+②+③の合計でプラン料金1GBまで実質最大4ヶ月無料となりますが、①は6月30日までUN-LIMIT Ⅵを契約し7月1日に移行される契約者が対象だと思います。

メリットは?

楽天市場のお買い物がポイント最大6倍。(グループ特典も続々)

楽天市場で買い物する人に取ってはとてもありがたいサービスです。
回線契約で買い物時に付与されるポイントが+1倍、楽天市場ダイヤモンド会員なら更に+1倍されます。
毎月沢山買い物している人に取ってはありがたいですね。

15分通話かけ放題が3ヶ月間無料に。

OS標準アプリでの通話(電話回線での通話)にて月額1,100円で10分かけ放題が15分に延長。
更に今からでも初めて「10分(標準)通話かけ放題」を契約したら7月1日に「15分(標準)通話かけ放題」に自動で移行され、月額料金が3ヶ月無料になります。
日本国内から日本国内にかける通話が対象だと思います。
時間超過すると30秒20円+消費税、途中解約でも日割り対象外。

楽天グループサービスとYouTube Premium、実質最大3ヶ月無料。

NBA楽天(動画サービス)、パ・リーグスペシャル、Rakuten music、Rakuten MAGAZINEは3ヶ月(もしくは90日)無料で無料期間移行も割引もしくは相当分のポイント還元があります。
Android端末限定で且つYouTube Premium等のサービス初めての利用に限ってYouTube Premiumが3ヶ月無料。
動画をよく見る人には良いですね。

メリットも結構多く、日本で生活している人に取っては非常に美味しい思いが出来る人も多いのでは?と感じます。
詳しくはこちらをご覧ください。

2022年5月13日時点の情報ですので、サービス開始日及びサービス内容が変更される可能性はあります。

しかし、海外赴任者の私に取っては、どれもほぼお得にならないサービスばかりで・・・。

海外赴任者が狙うべき次の候補は?

という事で、楽天モバイルを辞めて、別のキャリアへの切り替えを検討してみました。
押さえるポイントは以下になります。(私の主観なので、人によって優先度が異なります)
❶月額500円以下。(電話番号維持並の費用にしたいな〜)
❷その電話番号で電話使用が可能。(普通に受信着信、フリーダイヤルもOK)
❸eSIM対応。(iPhoneでデュアルSIMにするから)

上記の条件で行くと、MNOの場合はauのPOVO 2.0一択。
MVNOに至っては、選択肢が無い状況です。

POVOが優秀。MVNOはこう見ると大して安くない・・・。

POVO 2.0の場合はちょっと手間があり、トッピングを付けておく必要があるのと、180日以上有料トッピングなどの購入が無ければ自動解約される可能性があるため注意が必要です。
心配なので、チャットで確認しました。

【トッピング購入を一定期間実施しなかった、もしくは開通後全く購入しなかった場合】
以下の様に一定期間有料トッピングのご購入がない場合、順次利用停止させていただきます。 
1.最後の有料トッピングの有効期限の翌日から180日の間、有料トッピングのご購入がない
2.povo2.0プランのSIMを有効化(開通)した日から180日の間、有料トッピングのご購入がない
※「通話かけ放題」などの自動的に継続される有料トッピング(通話トッピング・サポートトッピング)は、解除されない限り、有料トッピングを購入している扱いとなります
ただし、有料トッピングのご購入がない状態でも、上記180日の期間内の従量通話料とSMS送信料の合計額が660円(税込)を超えている場合は、利用停止になりません。
例:最後の有料トッピングとして150GB(180日間)のデータトッピングを購入された場合
150GB(180日間)のデータトッピングの有効期限の翌日から180日の間、有料トッピングのご購入がなかった場合、かつ、従量通話料とSMS送信料の合計額が660円(税込)に満たない場合に順次利用停止されます。
データトッピングを購入された翌日から180日の間ではございませんので、ご安心ください。
※複数のデータトッピングをまとめて購入された場合は有効期限の短いものから消費されます。そのため先に購入されたトッピングの方が有効期限が後になることもございます
※有料トッピングは全ての料金が発生するトッピング(通話、データ、コンテンツ、サポート)が対象となります。ただし、ギガ活で受け取ったデータ、キャンペーン等で受け取ったデータボーナスは除きます
利用停止後30日の間に有料トッピングのご購入がない場合、順次契約解除させていただきます。
※利用停止または契約解除については、事前にpovo2.0プランのアカウントであるメールアドレス宛またはSMS宛に「長期間(180日間)トッピング未購入による利用停止予告」をお送りいたします。

POVOホームページのチャットより

有料トッピングは最安330円〜
ちょっと手間が掛かりますが、ちゃんとやればかなり安く維持出来て、日本帰国時も電話が使える状況に出来ます。

0円は魅力的です。画像:POVO公式サイト
トッピングは色々あるようです。これも日本一時帰国時に活用出来そうです。画像:POVO公式サイト

最後に。

サービス提供しながら0円がいつまでも続く訳が無く、三木谷会長の決算発表時のコメントを読んでも経営者として当然の発言です。
プラン内容自体は楽天経済圏を有効活用した内容ですので当然の内容ではありますが、海外赴任者である私にとって値段が上がっても中国にいるということも含めて全く恩恵を受けれない状況になってしまいます。
過去にRakuten Linkのサービスが大幅改悪も有り、毎月980円+税で電話番号維持するのはあり得ない為、今度の6月の一時帰国時に多分POVOに切り替えると思います。
1GB月額500〜700円、以前のようなRakuten Linkのサービス(iPhoneでもRakuten LinkでSMS送受信可能、電話発信着信もOK)が可能なら海外で楽天モバイルのSIMをオフラインにしていても、使い勝手が非常に良いので契約継続するのですが・・・、残念!

と、書いているのですが、2022年12月現在キャリアを変えずに楽天のまま継続中です。
なぜそうしたのか?こちらで解説してますので、ご興味がある方はどうぞ。

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