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為替が凄い事に【円安と解説】

1年で10%以上変動してます。

仕事していると、海外の状況や為替の影響で良い思いをすることがあれば、悪い影響が出ることもあります。
1年くらい前までは若干の値動きがあったものの、この1年で大きく変動しており、私の給与や現地通貨の価値も大きく変動しており、ちょっと意識しておかないとあかんかなと思い、今回は為替について書きます。

為替とは。

為替相場(為替レート)は、外国為替市場において異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率です。

参照:日本銀行ホームページ

為替の値動きで円安・円高という言葉があります。
円安:円の価値が低い。例えば1USD=150円の場合、150円出さないと1USDを入手出来ません。
円高:円の価値が高い。例えば1USD=75円の場合、75円出せば1USDを入手出来ます。
よくニュースとかで海外旅行に行く場合、円安だと日本在住の日本人が日本円ベースで海外旅行に行くと損するというのは上記の理由だからです。
ビジネスの場合、円安だと日本からの輸出は好影響になります。外国企業から見て海外通貨の方が強いので日本から安く買えるので価格競争力が生まれます。

日本でのみ生活していると金銭を扱う(提示する)業務をしていないとあまり意識する事がないと思います。
しかし、全世界で自国のみの物で成り立っている国は基本ありません。
アメリカや中国ですら海外から輸出入を大量に行なっているので、この為替というものの変動が大きいと自国の通貨のみを見るとその分プラスマイナスが出たりとします。
物価の値上げもこれが要因で値上がりしたります。原油から食料品から輸入車とか、そのうちiPhoneとかも・・・。
※値上げ要因は、為替以外にも沢山ありますので、色んな要因が重なった結果値上げが起きます。

どのように動いているか?

日本円を基準にアメリカUSドル、欧州EURO、中国人民元がどのように動いたか?を画像で比較出来るようにしました。
似たような値動きだったり、ちょっとシンクロしない値動きだったりとまちまちですが、現状はどれも円が安い方向で動いています。
特にUSドルと人民元は6〜7年ぶりの円安ということ、海外での円の価値が低くなっています。

アメリカUSドルのチャート。左:直近1ヶ月、右:直近10年の値動き。過去10年で最高クラスに円安。
欧州EUROのチャート。左:直近1ヶ月、右:直近10年の値動き。円安ではあるもののUSドルと連動してません。
中国人民元のチャート。左:直近1ヶ月、右:直近10年の値動き。過去10年で最高クラスに円安。USドルと比較的連動。

何故円安がこんなに進んでいるか?
その道の専門家では無いので詳しく書けませんが、今の日本を見てると何となく弱そうやん?だから日本円が売られてします、それで円安、と一言で片付けられない色んな要因があります。
マーケットで日本円が人気無いと言うことですね。多分・・・。

そして、今後は・・・よく分かりませんが、円高に向かうような動きがあまり見当たらないので・・・、値動きが大きいとどこで判断すべきか困りますね。

私は得をしてるか?

海外赴任し4年9ヶ月くらい経ちます。
大半の給与が現地通貨での支給となっているので、円安は日本円ベースで見ると「今のこの瞬間は」得をしている事になります。
現在1人民元に対して19円強なので、給与20,000元もらっていれば日本円に交換すると380,000円となります。
じゃあウハウハかというと当然そんなことはなく、1人民元に対して15円を下回る時もありましたので、20,000元もらっていても300,000円を下回る時もありました。
更に中国だと日本円に両替するのに制限(年間で上限金額がある)があり、多額の両替が出来ません。
ですので、送金・両替などはある程度気にして調整しないと、得どころか大損する可能性があります。

最後に。

1年でプラスマイナスで10%以上変動する為替の値動き、安定思考だと避けたくなる要因になります。
今回は書いていませんが海外株式となると為替に加えて株の値動きも合わさってしまうので、変動要因が大き過ぎて得をするイメージがしにくいと思いますが、逆にいうと為替のルールと政治経済情勢を見ながら自分なりにコントロールする事が出来れば十分に得をする可能性もあると言う事です。
日本だと銀行に預金を塩漬けにしてても全く預金が増えない状況なので、為替や株式の大きな変動があった時は資産の運用をどのようにするかを考える良い機会かも知れません。

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