マイル・チケット

今からでもANAダイヤモンドメンバーを目指せるか?【可能性模索】

流石に今年で途絶えると思います。

前提:航空会社の会員に興味ある方。

ブログのタイトルの通り、私は出張族として約10年前の2011年7月からあちこち仕事で出張しておりました。
当初は何も知らず普通に出張しておりましたが、たまたま中国地方の片田舎で勤務の際に関東や東北への出張が増えた事で飛行機を頻繁に使うようにしてました。
最寄りの空港のフライトの最終便の出発着陸がたまたまANAが遅い時間に有っただった為、ビジネスとしては使い勝手が良くANAばかりを使ってました。
そうしているうちに航空会社から郵便物が送られてきたので中身を見たら、ANAマイレージクラブのブロンズメンバーのカードが届いて、こういう世界があることを初めて知りました。
ダイヤモンドメンバーになるどころか、8年も続くなんて想像すらしていませんでした。

現在、世界中で収まらない感染病と戦っているのですが、最もこの影響を受けているのが旅行業でその中でも国際線を飛ばしている航空会社は本当に厳しい戦いとなっていると思います。
最近では国際貨物が回復し扱い量が増加しているので業績が多少上向いているとはいえ、稼ぎ頭の国際旅客が一向に増やせられない状況が続いています。
現在、8月15日現在中国では省を跨ぐと3日間の自己隔離と2回のPCR検査で陰性結果が出ないと自由に移動できない状況で、私自身も海外どころか中国国内出張も出来ない状況が続いており、当面解除される様子がありません。

そんな中、今年もANAのダイヤモンドメンバーを維持しておりますが、来年も維持する事が出来るか?検証してみました。

ダイヤモンドの数が継続した年数となります。

ANAダイヤモンド会員とは?

簡単にいうとたくさん飛行機乗って、たくさんポイント(マイルとは別のものでプレミアムポイント(以下PP))を貯めて、規定量まで貯まるとダイヤモンドメンバーになれます。
このポイントはお金だけでは買えず、航空券を購入し実際に飛行機に乗るという金と時間が掛かります。
階級が幾つかあります。ダイヤモンド+Moreが最上級、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズという順番となります。

メンバーになると色々と良いことがありますが、沢山あり書き切れませんのでその中でも次のサービスが個人的にかなり使える特典となります。

専用デスクサービス「ダイアモンドサービスデスク」

電話でチケット購入や変更などの手続きや相談等が出来ますが、電話の繋がりやすさが段違いに良いです。
イメージでは台風でフライトが欠航になってデスクが忙しいような時でも1〜2回で繋がる感じで、欠航した便によって変わりますがそれでも相当繋がりやすいです。
Webでほとんどのサービスが対応可能ではあるものの、たまにWebでは対応不可のケースがあるので、その場合は電話となりますので、あちこち飛び回っていた私としてはかなり重宝しました、
また、国際線手数料の免除というものもあり、デスクでの新規発行・運賃が変わる変更などの交換発行の手数料が免除されます。1回につき2,000円とか5,000円とか掛かるのが免除されますが、Webでやれば無料です。

座席クラスのアップグレード(ダイヤモンドサービスメンバー限定)

色んなポイントがあってややこしいのですが、アップグレードポイントなるものがあり座席のアップグレード(以下UG)したい時に使用します。
UGする事自体は、このポイントを持っていれば誰でも出来ます。
これが使える条件としては、アップグレード可能な航空券(国際線であればWebで予約取る時に記載があります)を持っている必要があり、安〜いチケットだと大体UG不可となっていますので、UGポイントがたくさんあってもダメなのですが、ダイヤモンドメンバーに限り当日空席がある場合、UG不可でも通常の2倍のポイントを使用すればUG出来ます。
これでニューヨークからのビジネスのフライトを乗った時に使用しました。

左:UG出来ない航空券料金、右:UG出来る航空券料金。結構料金に差が有ります。

専用チェックインカウンター

空港でチェックインする際に専用カウンターを使用出来ます。
国際線ですと羽田・成田にあるSUITE CHECK-INや海外でもファーストクラスチェックインカウンターが使用出来ます。
このコロナ禍でのフライトで開設しているチェックインカウンターが少なく長蛇の列が出来ていますが、これに並ばずに済む為時間が30分〜1時間くらいは余裕な時間が出来ました。

SUITE LOUNGE利用可能

1番ありがたい特典です。
ラウンジでももう1段上級のラウンジが使えます。
国内線でも国際線でも一部の空港に設置されています。
普通のANA LOUNGEとの違いは混雑度が全く違います。
なので、シャワー浴びたい時の待ち時間が全く違うとかあると思いますが、10年近く普通のANA LOUNGEに行っていないので実際はどうなのでしょうか?
今はコロナ禍でやっていませんが、羽田空港国際線の夜のフライトではh-Diningというお食事をレストランのように提供してくれるサービスもありました。
肉料理や魚料理とかがありました。何故か酸辣湯麺がデフォルトでメニューにありました。たまに肉が固い?とか有った記憶がありますが、全般的に美味しいです。

空席待ち最優先

そんなに使うことが無いのですが、色々な事情でフライトを変更する際等の空席待ちを最優先で回してくれます。
申請の早い順番では無いので、プラチナメンバー以下のお客様しか空席待ちがいない場合は期限以内に申請すれば1番最初に回ってきます。
同じダイヤモンドメンバーがいれば早い順番となります。

選択式特典

単純にプレゼント貰えます。
商品だったり、ポイントだったり。
複数あるので、そこから1つ選んで申請し貰うことになりますので選択式と言われています。

フライトボーナスマイルとマイルの有効期限の延長

飛行機乗るのマイレージのマイルが貰えます。特典航空券などに交換できます。
これを通常貰えるマイル×105%〜130%GETできます。
例えば通常280マイル貰えるところ最大644マイル貰えます。
また、ダイヤモンドメンバーの間、マイルの有効期限が無くなります。(通常3年間)
ダイヤモンドメンバーでは無くなった場合、その時点から3年間有効となります。

飛行機をとにかく乗る人にとってはかなり大きな恩恵を享受出来ますが、そもそも飛行機に乗る機会が少なくなってしまっている為、その恩恵を受けれる機会も激減しているような状況です。
もちろん、私自身もその恩恵を預かることが本当に減ってしまい、とても残念に思います。

前述で金で買えないと書きましたが、去年からたくさん乗らなくても別の条件をクリアすれば目指せる方法もありますが、ANAカード会員になって期間内に一定の決済金額以上と複数のサービスの利用が条件となっており、なかなか厳しい条件になっています。私は全く無理ですが。

今年の状況。

日本国内は運行本数が制限されてはいるものの、現在緊急事態宣言も発令されており、ビジネスマンが飛行機乗って出張なんて事はかなり減っています。
このタイミングで頻繁に飛び回るような事は仕事の上では基本的に無いと思いますので、プライベートで飛んでいる人くらいだと思います。
海外に目を向けると、訪問先国によっては強制隔離やビザ無しで渡航不可となっているケースが有り、また日本帰国時の14日間(自己)隔離が待っています。

その為、日本国内のフライト以上のハードルが高い状況です。
これのせいで、日本の家に頻繁に帰りたいのに帰れないので本当に辛いです。

今年は昨年同様このような状況が続いている為、国内線限定ですが飛行機乗るとPPが2倍になるというキャンペーンを9月30日登場分までやっております。
今年はこのキャンペーンを四半期毎にやっており、メンバー継続したい人と兎に角飛行機乗ってもらわないと経営的に困る航空会社の思惑が一致したキャンペーンとなっています。
10月以降もこのキャンペーンをやるのか?は完全に世の中次第となっています。

達成するにはどうすれば?

前述の通り、航空券を購入し乗らないと話になりません。
幸い、11月に摂取で日本へ一時帰国する為、国際線往復と羽田から自宅の最寄りの空港への国内線の搭乗は確定、後は土日祝日を利用して乗ることが可能となります。
平日は仕事ですので勤務時間外なら・・・。

現時点は約56,700PPですので、ダイヤモンドメンバーに必要な100,000PPまであと43,300PP必要です・・・。
一時帰国の際のフライトで約4,500PPは確定するとして、残り38,800PPです。

普通に生活するとまず達成出来ませんので、用事もないのに乗って貯める修行僧のような事をやる必要があります。
実際にそういう事をやっている人もネットを見る限りちょくちょくいるようですが。

費用対効果や便数の多さ等を考えると羽田↔︎沖縄便となり、安いチケットで飛ぶと約10,000円で1,476PP貰えます。
これをやるとなると27回乗る必要があります・・・。
ということで270,000円とその分の時間を犠牲にする事で継続が可能となります。
もし、PPが2倍になるというキャンペーンが継続されていたら半分の14回(7往復)で達成出来ますが、7往復でも140,000円掛かります。

14万円も身銭を切るのか?流石に身銭は切れませんが、有効期限がある別のポイント(スカイコイン)と同様に有効期限があるアップグレードポイントを交換すれば14万円分以上の航空券が購入できる状況ですので、財布の中身は全く痛みません。
また、これで購入してもマイルは付与される為、私の状況では使える機会がかなり限られており、有効期限切れで失効するくらいなら使ってしまうのはアリかも知れません。
当然、今が緊急事態宣言が出ている最中ですので、不用意なフライトはしない方が良いですね。

最後に。

会員を維持し続ける事が現状意味があるのか?と言われるとこの状況が変わらないのであれば無いと思います。
しかし、ワクチンパスポートが徐々に普及し始めており、ある程度海外に行き易い環境が出来てくるようになれば、再び乗る機会も増えるので、継続していれば恩恵は受けれるかも知れません。
キャンペーンが10月以降もあれば、チャレンジするか考えてみようと思います。

ただ、来年は仕事の方で大きく変化するような気がしますので、こういう事が出来なくなるかも知れませんが、メンバー継続出来なくても、楽しく乗れるようにしたいところです。

-マイル・チケット