マイル・チケット

遅延・欠航補償解説【知らないと大損!】

またまたYahoo!ニュース記事から

2026年1月2月はドカ雪が多く、CTSはじめ北海道のあちこちの空港で大変な事になっていました。
季節によっては遅延・欠航はつきものの飛行機、このようなトラブルへの運賃補償の対応は知らない人が多いと思いますので、少し解説します。

知っていればお金が戻る!知らずに放置するとお金を捨てる事に・・・

2026年2月10日時点の情報です

遅延補償とは?

航空会社や鉄道会社などが運行している列車で大幅な遅延や欠航・欠便が発生した際に、お詫び?としてその便に搭乗・乗車する顧客に金銭等を支払う事を言います。

飛行機や新幹線・有料特急ではこのような補償を受ける事が出来ます。
ちなみに有料特急ではない普通電車はいかなる遅延や運休でも一切補償ありません。
これは旅客運送約款で定めており、きっぷ買った=旅客運送約款に同意したとなるので、ゴネるとカスハラ認定されます。

ANAの場合

状況によってかなり変わります。
国内国際どっち?遅延時間はどれくらい?フライト時間タイミングはいつ?そもそも要因は何?
例えば・・・
・航空会社要因での機材繰りで且つ
 フライトが非常に遅れて出発したで且つ
 目的地到着が深夜になった
このような場合は、ホテル代が出たりタクシー代が出たり(上限あり)というケースもありますが、これだけ酷い遅延の時は到着する時には必ずその場で航空会社からのアクションがありますので、それに従ってください。

では、どんなケースに補償が適用されるか?

遅延 2時間未満遅延 おおよそ2時間以上欠航
国内線 航空会社要因補償無しがほとんど補償あり全額返金 or 別便に変更 or 別の交通手段利用
国内線 航空会社以外要因※1補償無し基本的に補償無し全額返金 or 別便に変更 or 別の交通手段利用
国際線 航空会社要因補償無しがほとんど補償あり全額返金 or 別便に変更
国際線 航空会社以外要因※1補償無し基本的に補償無し全額返金 or 別便に変更
※1 悪天候、空港混雑など不測の事態

【実際の手続き】
連絡方法 :ANAより補償のお申し込みに関するご案内(SMS/メール/アプリ/空港でのご案内等)
手続き開始:予約便出発予定日(欠航・遅延発生日)
補償金額 :状況により異なります。
送金方法 :マイル・スカイコイン・現金・電子マネーのどれか
手続き締切:予約便出発予定日(欠航・遅延発生日)から30日以内

国内線の場合、別の定期公共交通機関を使ってもその日中に目的地まで辿り着けず宿泊が必要な場合
⇒宿泊費もしくは地上交通費(上限1.5万円)が支払われます。

国際線の場合、公式サイトを見ても宿泊費もしくは地上交通費の補償の記述がありませんでした。
状況次第かと思いますので、地上係員と相談となるかと思います。

手続きのやり方は?

結構前になりますが、飛行機に大幅遅延によりマイルを頂く事が出来ましたので、その手続き方法を画像で解説します。

左:ANAアプリで搭乗済み便を見たら約2時間遅れ。遅延理由は悪天候による機材繰り・・・。右:SMSで補償の案内のメッセージがきます。
左:URLをタップするとこんなWebにつながります。右:言語を選んで「次へ」をタップ。
左:補償の申請画面にきます。「補償の申請」をタップ。右:下に行くと補償の申込の説明があります。
個人情報や搭乗した便の情報を入力。
個人情報や搭乗した便の情報を入力し全部入力したら「次へ」をタップ。
左:補償内容案内です。今回は2,000円相当。読んだら「次へ」。右:受取方法(補償内容の選択)。情報入力や選択をしていきます。
左:国内線の場合、4つから選択可能。右:連絡先入力し「次へ」

左:全部入力し次へをタップしたら申請中となりますが申請未完了。右:内容も確認・修正も出来ます。

左:最後に□をタップした後「確定」をタップ。右:申込完了しました。
左:申込完了後のメール通知。右:きちんとマイルが積算されてました。

全てスマホで完結できます。

他の乗り物はでは?

JALは?

細かいところで違いはあると思いますが、ANAとほぼ同じだと思います。
調べてないので、こちらからご覧ください。

海外の航空会社は?LCCは?

航空会社や国によって全然変わってきますが、航空会社要因か航空会社以外の要因か?で大きく変わります。ざっくるこんな感じでしょうか。

遅延 2時間未満遅延 2時間以上欠航
航空会社要因補償無しがほとんど航空会社や国による全額返金 or 別便に変更
航空会社以外要因補償無し払い戻し無しがほとんど全額返金 or 別便に変更がほとんど
※航空会社、出発・到着国などにより異なる場合はあります。

航空会社以外要因とは・・・前述でも書きましたが、もう少し詳しく書くと以下の内容になります。
・霧/雷雨/強風/大雪などの悪天候
・バードストライクや航空機の被雷
・航空管制機関など航空会社以外のストライキ
・航空管制機関のトラブル
・航空路混雑などによる航空管制機関の出発待機指示
・上記によって生じた機材繰りの破綻 等等
航空会社都合か、そうでないか、で全く話が変わります!

航空会社要因による大幅な遅延や欠航だと、流石に何かしらの補償や全額返金があると思います。
EU+イギリスなどでは、No 261/2004(通称EU261)というものがありまして、どの航空会社に関わらず3時間以上の遅延で搭乗客に補償しなければならないルールがあります。最大€600の補償も。

EUに限らずカナダ、ブラジルでも似たような航空会社の遅延補償規定を設けています。
アメリカ合衆国に規定を設ける方向でしたが、2026年2月現在の大統領政権が撤回してますので要注意です。

また、欠航による別便への変更の際、フルサービスキャリアだと同じアライアンスの別の航空会社の便に変更出来たり、場合によってはアライアンスも違う別の航空会社をアレンジしてくれる場合もあるようです。
海外の航空会社でも欠航の場合の便変更の優先順位は、上位の座席クラスや航空会社のステータス上位からとなります。
LCCの場合は、このような融通はまず効かないと思った方がいいです。

日本の新幹線は?

JRの新幹線と在来線特急は時刻表の時間から2時間以上到着が遅れた場合、指定席特急券と自由席特急券の金額が返金されます。
遅延・運休要因

遅延 2時間未満遅延 2時間以上運休
鉄道会社要因払い戻し無し特急・急行料金全額払いもどし出発前 全額返金
出発後 特急・急行料金全額払いもどし
鉄道会社以外要因払い戻し無し特急・急行料金全額払いもどし出発前 全額返金
出発後 特急・急行料金全額払いもどし

【払い戻し方法】
1、紙の切符:手続き必要(オンラインで購入後、きっぷとして受取った場合も)
基本的には、利用になった特急券・急行券は改札から出る際にも持っておき、全国のJRみどりの窓口・有人のきっぷうりばで利用になった特急券・急行券を提示し手続きをすれば返金されます。
きっぷの左上に「企」の表示あり⇒商品によってお取扱いが異なる為、駅係員に問い合わせ。
きっぷの左上に「契」の表示あり⇒駅係員からきっぷの券面に払いもどしの証明を受けて持ち帰り、改めて購入した旅行会社に相談。
EXサービスで購入後、きっぷとして受取った場合の払い戻しの際は、JR東海・JR西日本・JR九州の窓口でしか払い戻し出来ません。
2、EXサービスや新幹線eチケット等のIC・チケットレス:手続き不要
到着駅でそのまま改札を出れば、数日後に決済したクレジットカードに返金されます。

【実際の手続き】
連絡方法 :基本無し
手続き開始:予約便出発予定日(欠航・遅延発生日)
送金方法 :窓口での処理なら現金、チケットレスならクレジットカードで自動処理
手続き締切:予約便出発予定日(欠航・遅延発生日)及びその翌日から起算して1年以内

運休・運転見合わせとなった場合、別の便に変更できます。
元の切符:指定席特急券
 元の切符と同じ日で別の列車の自由席で移動する場合・・手続き不要。手続きすると差額があれば返金。
 元の切符と同じ日で別の列車の指定席で移動する場合・・手続き必要。
 元の切符と違う日で自由席で移動する場合・・手続き必要。手続きして差額返金。
 元の切符と違う日で指定席で移動する場合・・手続き必要。
元の切符:自由席特急券
 元の切符と同じ日で別の列車の自由席で移動する場合・・手続き不要。
 元の切符と同じ日で別の列車の指定席で移動する場合・・手続き必要。手続きして差額支払い必要。
 元の切符と違う日で自由席で移動する場合・・手続き必要。
 元の切符と違う日で指定席で移動する場合・・手続き必要。手続きして差額支払い必要。
※間違えてたらご指摘ください・・・

また、飛行機と違い新幹線は途中で運休・運転見合わせとなり目的地まで行けなく場合があります。JRの場合は対応は以下となります。
①他の列車に乗車して目的地まで向かう場合
 乗務員または駅係員に申し出て、振替の列車に乗車。最終的に特急券の到着駅の到着時間が2時間以上遅延した場合は特急・急行料金全額払いもどし。
②途中駅で下車し、JR以外の他の交通手段で目的地まで向かう場合
 出発後に旅行を中止する場合は、未使用区間の運賃を返金。乗車中または乗車予定の列車の特急・急行料金全額払いもどし。
 他の交通機関を使用して目的地に行く場合、自身でを手配して出発ください。他の交通機関の交通費はお客様負担。
 旅行会社が企画した募集型企画旅行の場合は、全額は返ってこない。
③出発駅まで戻る場合
 既にその乗車券で途中下車をされている場合を除き、運賃・料金の全額をお返しします。
 出発駅まで差額料金無しで戻れます。運行中止となった途中駅では自動改札機を出場せず、乗務員または駅係員にお申し出ください。
 出発駅の有人改札口で「入場取消処理」し、出発前の状態に戻して返金手続き実施。

たまに運転見合わせで新幹線ホテルのニュースが流れますが、上記の理由でホテル代やタクシー代等の金銭補償が出来ない為だと思われます。

最後に

補償や一部戻しも、JRだと自分で手続きしなければならないので、ついつい忘れてしまいます。
航空会社も30日以内の手続きが必要なので、放置すると気がついたら手続き不可になったり。
それぞれルールが全然違うので、大幅遅延確定したらさっさと申請した方が良いです。

遅延・欠航に遭遇せず、無事に目的地に行ける事がベストですが、稀にこのような事があります。
こういう時、怒るだけ損です。気持ちはわかりますが。
急いでいる時は特に困るのですが、公共交通機関側も必ずその時のベストを尽くして対応してくれていますので、運が悪かったと潔く諦めて次の事を考えて早く行動しちゃいましょう。

-マイル・チケット