マイル・チケット

航空券譲とは?【ダメです】

新幹線と違って、ルール非常に厳しいです。

最近、Yahoo!ニュースや旅行系Youtubeで少し話題になってました#航空券譲。
ちょっと気になったので、解説していきます。

2025年12月時点の情報です。時間経過で内容が変わる場合があります。

航空券譲とは?

#航空券譲
これでググったり、Xで検索すると出てきます。

#航空券譲 は、主にX(旧Twitter)などのSNSで使われるハッシュタグで、**「手元にある航空券を、誰かに譲りたい(または売りたい)」**という意味です。
しかし、このタグがついた投稿には非常に大きなリスクと注意点があります。
以下に詳しく解説します。

1. 言葉の意味
航空券:飛行機のチケット
譲:「譲渡(じょうと)」の略。「あげます」や「定価(またはそれ以下)で売ります」という意思表示です。
つまり、「急用で乗れなくなった」「重複して取ってしまった」などの理由で、チケットの引き取り手を探している状態を指します。

2. 【重要】最大の注意点:原則として他人のチケットは使えません
ここが最も重要です。もしあなたがこのタグを見てチケットを買おうとしているなら、手を出さないことを強く推奨します。
搭乗者変更の禁止: ほとんどの航空会社(JAL、ANA、LCC含む)では、航空券の名義変更(他人への譲渡)を禁止しています。 予約した本人(Aさん)の名前のチケットで、別人(Bさん)が飛行機に乗ることはできません。搭乗口や保安検査場で本人確認を求められた場合、搭乗を拒否されます。
転売の禁止: 多くの航空会社が規約で転売を固く禁じています。

3. トラブル・詐欺のリスク
SNS上での個人間取引は、以下のようなトラブルが多発しています。
お金を振り込んだのにチケットが届かない(詐欺)。
届いたチケット(QRコードなど)が無効なものだった。
当日空港に行ったら、本人確認で止められて乗れなかった。

4. 例外的にOKなケース(株主優待券など)
このタグが適正に使われるケースもわずかに存在します。それは**「航空券」そのものではなく、「割引券(株主優待券)」**の場合です。
株主優待券: これ自体は無記名であり、譲渡が可能なものが多いです。これを使って、これから自分で予約を取る場合は問題ありません。
すでに予約済みの座席: これは前述の通り、原則アウトです。

まとめ
#航空券譲 は「チケットを譲りたい」という募集ですが、すでに予約されたフライト(座席)を譲り受けることは、航空会社のルール違反であり、最悪の場合お金を払っても飛行機に乗れない可能性が高いです。

もし具体的な投稿を見て迷われている場合、**「それは『株主優待券』の譲渡なのか、それとも『予約済みのフライト』の譲渡なのか」**を確認する必要があります。

By Gemini 3 Pro

・・・
解説ブログ、もう要らんやん・・・というくらいちゃんとした説明をしてくれますが、もう少し詳細に説明します。

各航空会社のルールと罰則

第三者への譲渡や転売とは購入済み航空券の名義が本人以外で使用する事を禁じています。
各航空会社のサイトを見る限り、航空券の第三者への譲渡や転売を禁止しています。

逆に第三者への譲渡や転売をOKにしている航空会社があるか?軽くググってみた限りでは、どこもOKにしている会社はありませんでした。
これは万国共通であり、航空会社の常識になっている模様です。

【航空券取り扱い】
航空券の名義本人以外の使用は禁止。
他人への譲渡・転売はNG。家族・親族相手でもダメ。
【本人以外が利用する場合】
予約購入済み航空券を一旦キャンセルした上で、再度航空券の予約購入し直す事になります。
※キャンセルには手数料が掛かります。
※再度航空券の予約購入し直す
【罰則】
ANAでは、不正搭乗が発覚した場合には、所定の違約金を申し受けるか、状況によっては法的手段を講じることも含め対処。

しかし、もう少し目線を変えて、購入する人と航空券の名義が異なる事は問題ありません。
これは、私が赤の他人の為に赤の他人の名義で航空券を購入する、という行為はOKとなります。
但し、偽名による航空券の購入ならびに行使(搭乗)は刑法161条の2(電磁的記録不正作出及び供用)により罰せられます(5年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金)。

特典航空券となると、ANAの場合は『ANAマイレージクラブ(AMC)会員ご本人様、会員の配偶者または同性パートナー、2親等以内のご親族が対象』となり、会社の同僚や友人含む赤の他人へ航空券交換が出来ません。
シンガポール航空の場合はご家族、ご友人、会社の同僚、隣人など、特典対象者には、どなたを指定してもかまいません(一部条件あり)。となっており、ここは航空会社によって変わりますのでご注意ください。

航空券買い方購入者と乗る人の名義使用可能の人備考
航空券予約購入購入者・航空券名義どちらも同じ航空券名義のみ使用可能
航空券予約購入購入者と航空券名義が異なる航空券名義のみ使用可能赤の他人が購入者でも問題無い
特典航空券購入者・航空券名義どちらも同じ航空券名義のみ使用可能
特典航空券購入者と航空券名義が異なる航空券名義のみ使用可能航空会社によって手配できる対象者の範囲が異なる
どのケースでも、いかなる理由でも航空券名義変更は不可。

日本の空港での現在の対応

では、実際に空港で名義確認をやっているのか?現状を見てみますと。。。

日本国内線

ANAの場合の搭乗までのフローは以下の通りです。
1、航空券購入(オンラインで可能)
2、チェックイン(オンラインで可能)
  ※オンラインチェックインの際、預け入れ荷物があればチェックインカウンターへ行く
3、保安検査前で航空券のQRコードかざす
4、保安検査
5、搭乗ゲートで航空券のQRコードかざす
6、搭乗

このような流れとなっており、本人確認する機会が現時点ではありませんので航空券の名義と実際の搭乗する人が一致しているかの確認がありません。
手荷物預け入れでカウンターに行っても、本人確認する事はほぼありません。
保安検査・搭乗ゲートではQRコード確認をする人がいますが、航空券名義情報の確認はやっていませんし、少なくとも保安検査でQRをかざした際に名義等が表示されている訳では無いように見えます。
搭乗ゲートでは航空会社のスタッフが数名いるのと、オンライン状態のPCがありそうなので、そちらでは表示されている可能性はあります。

ただ、正直甘々な感じです。同じ性別ならバレなさそう。

国際線

ANAで羽田空港から出国する場合の搭乗までのフローは以下の通りです。
1、航空券購入(オンラインで可能)
2、チェックイン(一部の国ではオンラインで可能)
  ※オンラインチェックインの際、預け入れ荷物があればチェックインカウンターへ行く
3、保安検査前でパスポートと航空券提示(Face Express利用時はQRコードかざす)
4、保安検査
5、出国審査でパスポート提示
6、搭乗ゲートでパスポートと航空券提示
7、搭乗

日本国内線と明らかに異なるのが、保安検査前のチェック・出国審査・搭乗ゲートでのチェックがあります。
名義変更してた場合、まずここのどこかで絶対引っかかります。特に搭乗ゲートでのチェックでは、航空券とパスポートセットで渡すので。

また、日本国内から出国する際にFace Expressを使う事が出来て、保安検査前や搭乗ゲートでの作業を減らす事ができますが、Face Expressでの登録時にパスポート読み取りと顔の撮影がありますので、ここで引っ掛かります。
という感じで、海外へ行く場合は確実にバレます。

諸外国での搭乗までの対応は?

海外での国内完結フライトを乗る事は中国以外ではほぼ無いのですが、アメリカとかも調べてみました。

アメリカ(国内線)

1、航空券購入(オンラインで可能)
2、チェックイン(オンラインで可能)
  ※オンラインチェックインの際、預け入れ荷物があればチェックインカウンターへ行く
3、保安検査前で身分証チェック
4、保安検査
5、搭乗ゲートでパスポートと航空券の提示
6、搭乗

アメリカではREAL ID法により2025年5月7日以降は18歳以上のすべての方は、米国内の航空機(国内線)搭乗や特定の連邦政府機関等への入館にあたって、原則としてREAL IDが必要とのことで航空会社でも身分証の携帯を必須とする文言がありました。

Real ID
To fly within the U.S., the TSA requires a REAL ID-compliant driver’s license or another acceptable form of identification like a passport or U.S. military ID.
Source: American Airlines official website

中国(国内線)

1、航空券購入(オンラインで可能)
2、チェックイン(一部オンラインで可能)
  ※オンラインチェックインの際、預け入れ荷物があればチェックインカウンターへ行く
3、保安検査前で身分証と航空券提示で顔写真も撮られる
4、保安検査
5、搭乗ゲートで身分証と航空券提示
6、空港や航空会社によっては搭乗直前でも身分証と航空券提示
7、搭乗

中国は身分証文化、飛行機でも新幹線でも身分証必須です。
新幹線はきっぷを買えば、身分証をきっぷ代わりにして乗車できますが、飛行機は航空券が必要です。

ヨーロッパ(シェンゲン圏内)

1、航空券購入(オンラインで可能)
2、チェックイン(一部オンラインで可能)
  ※オンラインチェックインの際、預け入れ荷物があればチェックインカウンターへ行く
3、保安検査
4、搭乗ゲートで航空券提示
5、搭乗

ヨーロッパは比較的緩そうでチェックインカウンター以外では見せずに搭乗できるようですが、本人確認のためにパスポートの提示を求められることがあるようですので携行は必須かと。
なので、名義変更した航空券での搭乗はほぼバレます。バレないのは日本だけ?

国際線については記載してませんが、国際線の場合は必ずイミグレを通過する、搭乗ゲートで航空券とパスポートの両方をチェックする為、航空券を譲渡しての搭乗は日本でも不可能ですので解説を書いてません。

航空券譲をする目的は?

思い当たるのは以下の事例になります。

1、売る買う両方 本人の都合で旅行に行けなくなった損害を極力抑える為の転売
ライブやイベント参加や旅行で航空券を先に押さえたが、何かしらの行けなくなったので押さえた航空券を転売する。

2、売る側 現金化・儲ける為の転売
上記1と違い、安い航空券を購入し高く販売し儲ける。

3、売る側 マイル修行僧の登場ポイント稼ぎ
航空会社のステータス獲得に必要な搭乗ポイントを稼ぐ為に、航空券は購入し変わりに他の人に搭乗してもらう。

4、買う側 犯罪して逃亡する為に買いたい側
短時間で長距離移動で逃げたい・・・

特に3番目は真面目に時間と金を犠牲にして修行した修行僧はこう言う行為は許せないと思いますが、一方でJGCやSFCに加入する為に結構な時間と金と体力を使いますので悪さしてでも実現させたいのだろうと言うことかと。
⇒JGCやSFCを取得しても、国内線フライト月1往復程度でのラウンジ利用では全く元が取れないので、無理して取らない方が良いと思います。

最後に

飛行機で移動での四大デメリットは「保安検査」「本数少ない」「早割以外は運賃高い」「都心から遠い」になるかと思います。
飛行機は運行上、新幹線以上にセキュリティーが厳しく特に保安検査が簡易的になる事は今後もほぼありません。
ここに本人確認の為の身分証確認が入れば、身分証忘れれば航空券を持ってたとしても搭乗できない事になり、搭乗者がさらに減少し航空会社・空港ともに経営が苦しくなってきますので、国内での新幹線とのシェア争いはますます劣勢となります。
逆の見方をすると、誰でも乗ってこれてしまう新幹線とは違い、飛行機で身分証提示が必須となれば非常に安全な乗り物として一定数の搭乗者は確保出来そうな気がします。

新幹線もそうですが日本は諸外国よりも治安が安全と思われており、利便性を重視しがちなところがありますが緩くなりかちです。
個人的には、新幹線と飛行機は利便性を少し下げてでも搭乗前に本人確認した方が良いように思います。
中国の身分証のようにマイナンバーカードで乗車・搭乗できるようにするとかでしょうか。いろんな意味で防犯にもなりますし。

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