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日本帰国2022年6月【検疫・入国・公共交通】

世界が変わってから、4度目の帰国です。

周囲には本当に感謝ですが、日本からの出向者として何度も日本へ一時帰国しておりますが6月にまた一時帰国しました。
この状況になってから1度も一時帰国していない人も周囲にいます。中国へ出向している人の中で2020年2月以降の帰国の回数が4回というのは多い方です。

2021年11月〜2022年1月頭以来の日本への一時帰国の状況について書いていきます。

広州空港で搭乗手続き・出国。

広東省は広州空港から出国したのですが、比較的容易に空港ターミナルに入れました。
監視員の人に広東省の健康コードを見せて、身分証明書(中国から見て外国人ならパスポート)を渡して番号をPCへの入力を完了したら、ターミナルに入れました。
浙江省温州空港でターミナルに入る時の苦労とは全く異なります。

ターミナルに入ったあとはすぐにチェックインカウンターでチェックインを済ませます。
前回との違いは、MySOSアプリの申請・承認が完了しているか?確認されました。アプリの画面の色が青であれば問題無くチェックインが出来ます。
他の色の場合は分かりません。

広州空港到着。
ターミナルビルの中には比較的楽に入れました。
広州空港のANAのチェックインカウンター。
ダイヤモンドメンバーでは無い筈の人がそれ用のカウンターを利用しているところがこの国らしい・・・。

チェックインを済ますと搭乗までの手続きとして、「手荷物検査と税関申請」「空港検疫」「出国審査」の順に進んでいきます。
中国の手荷物検査は荷物を非常に細かく確認します。検査官がX線画像を見て少しでも疑わしきものがあれば再検査を行います。
空港検疫は中国出国の場合も、Wechatで事前に健康状態・直近14日間の滞在場所・出発便・その座席まで正確に入力し発行されるQRコードと航空券とパスポートの確認があります。
Wechatで事前に健康状態に関しては当局の承認は不要ですが、フライト当日にしか入力できません。
ちょっとでも違えば修正させられます。空港到着前に入力完了しても航空会社のチェックインの際に座席を変更してしまうと、修正が必要です。
それと、iPhoneとiPadの両方を持っている場合、Wechatを同じアカウントを使うことができますが、必ず入力した方の端末でQRコードを表示させましょう。
何故かこの部分については、情報が共有されていない感じです。

預け入れ荷物の超過確認場所。チェックインカウンターで手続きした後持っていき、重量確認後その場で荷物を渡します。
保安検査終了後。この後、空港検疫になります。
空港検疫後。この後に出国審査があります。

出国審査まで終わると、免税店のある通りを歩いて抜けます。
ご覧の通りごく一部の店舗で営業していますが、商品が中国の酒くらいしか売っておらず、陳列棚もすっからかんです。
ラウンジも寄ってみましたが、パンやカップ麺程度しか無く、仕方がないとはいえかなり残念な感じでした。
これらは半年前と全く変わっておりません。
搭乗口も前回同様バスで移動し、別のボーディングブリッジから搭乗する形となっております。
この辺りは、ある程度の緩和がされていないと変わらない感じがしますが・・・。

出国審査が終わり、制限エリア内に。早速閉まっている免税店が見えます。
ズラッと並ぶ免税店ですがほとんど閉店。
営業していた免税店の店内。酒くらいしか見当たりません。
両替所はやっていそうですが、利用者いません。
ラウンジは営業していますが・・・。
こんな感じ。
食べ物は作って提供してくれません。
お菓子と、
パンとカップ麺と、
冷蔵庫の左上にはサンドイッチ。飲み物は一応缶ビールがあります。
中国出国後初の食事。
飛行機を乗りにA01へ向かいます。
この日は成田以外にもう1本国際線の出発があるようです。
バスから降りたら、長らく使用していない航空機がありました。
これから、この飛行機に乗り込みます。

成田行き飛行機搭乗・機内。

無事に機内に入りましたが、今回はエコノミークラスです。
比較的混雑していましたが、私の隣は誰もいなかったので少し楽でした。

エコノミークラスの席です。
自分の席が真ん中の列なので、外はこんな感じでしか見えません。

離陸して1時間しないうちにエコノミークラスの食事です。
今までと異なり、まず袋を配布されます。
中にはお菓子やヨーグルトなど逆さになっても汚れずに食べれるものが入ってました。
この中にゴミも入れれるので、CAが食後のゴミの回収しにくる時は楽ですね。

機内食。ANAではスナックバッグというらしいです。
スナックバッグの中身はこんな感じ。チーズはクリームチーズではありません。

袋の配布の後に、メインディッシュが配布されます。
種類が1つしか無いせいか、どんどん配布されました。
中身は軽食的な感じでした。食器が紙で出来た容器なので油が浸透したりと安っぽさがありますが、SDGs的な事とエコノミークラスだから?なのかも知れません。
味は普通に美味しいです。ちなみに、ハーゲンダッツのアイスクリームは有りませんでした。

機内食の軽食。
中身。小腹が減っている状態だと丁度良いですが、ロングフライトだと確実に足りなくなります。

そうこうしているうちに、4時間30分の予定が30分早く成田空港へ到着しました。
これも前回同様、この状況だからこそ定時時間よりもかなり早く到着します。早着は夜到着便ではかなりありがたいですね。

成田到着。

成田到着・検疫・入国審査。

成田空港到着し降機したら、早速MySOSアプリを立ち上げ、TOPページ(日本入国の方のページ)を見せるよう指示されます。
これによりファストトラック通れる判断をしてくれます。
言われた方向に5〜10分くらい歩くのですが、そこら辺に確認する人が立っており都度開くよう指示されますので、少し鬱陶しくなります。
ズンズン進むと、ファストトラック適用者用のルートに入ります。
1つ目の窓口でパスポート・MySOSアプリ確認と体温測定し、問題なければ紙切れ1枚渡されます。
この紙切れはアプリのTOPに表示されている内容と同じ表記になってました。
それを受け取った後、2つ目の窓口でパスポート・MySOSアプリ・渡された紙切れを見せると、別の2つの紙切れを貰います。(こちらは後で画像を載せておきます)

降機後。この後空港検疫が待ってます。
空港検疫でもらった、入国まで持ったままとなった書類。

空港検疫はこれで終わり。降機してから30分掛かってないかと思います。
そのまま入国審査へ向かう途中に人が立っており、1つ目の窓口で入手した紙切れの提出を要求されますので、それを渡して入国審査になります。
審査後、預けた荷物を拾い税関申告を通って、無事に入国完了となります。
正味40分程度でしたので、ファストトラックを利用すると相当短縮されています。
これだと日本入国は2020年以前とかなり近い状況になったと言えます。

もうすぐ日本入国です。
税関申告し、自由に動ける状況になりました。遅延も結構あるようです。

日本での移動。

予定時刻では、この日は成田空港からの移動は厳しいかと思いましたが、その日中に東京都内まで移動が出来ました。
成田空港駅でも海外からの入国者に対する確認などの措置もなく、普通に乗車する事が出来ました。
電車の中も座れる席があまり無かったように思います。

成田空港駅。スカイライナーには乗らず、普通の電車で都内へ。

到着した翌日にMySOSアプリから通知が来ます。
待機不要という連絡です。
更に翌日にもう1度通知が来ますので、開いてみると完全終了という事でファストトラック登録申請前の状態に戻りました。
これにて日本国内では普通に生活出来ます。

入国翌日のMySOSのアプリの状態。
入国翌々日のアプリの状態。これで完全に終了。今度日本に入国する時は1から登録が必要となりそうです。

最後に。

入国までのやり取りが非常に迅速になっており、一時帰国者に取ってはとてもありがたい状況となりました。
ファストトラックの恩恵は出国した国により変わりますが、PCR陰性証明・ファストトラック登録・空港検疫40分、この程度であれば定期的に帰国しても苦にならないレベルだと思いました。
一方、来週再び出向先に向けて出発するのですが、入国後ホテルへ連行され2〜3週間強制隔離+1週間自宅隔離となり更にホテルガチャの運次第では体の調子が悪くなる可能性があります。
日本でのひとときを存分に楽しみ、隔離ホテルで快適に生活できるようこれから準備します。

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