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出張族的スーツケースの選び方【おすすめとその理由】

お高いスーツケースは持っておりませんが。

出張族と言いながら、スーツケースって壊れるから安いやつでいいわ〜、何かでクーポンもらったからこれで買える物でいいわ〜、といった感じでどうでも良いと思ったら途端にケチになり、それでだいたい損するケースが多いのですが、スーツケースも2つ3つ買うことがあると意識が変わってきて、少しずつこだわり?も出てきましたので、今回はスーツケースについて。

スーツケースとは。

想像し易く書くと、車輪を付けて荷物を入れてガラガラ転がして運ぶ箱です。
いろんな種類があるのですが文章でまとめると長くなるので、簡単にまとめてみました。

青は長所、赤は短所です。改良して短所を無くしている商品もありますが、一般論としてまとめてます。

上記以外には小さいポケットとか付いてたりしますが、今回は重要ではないので一旦割愛します。

こんな感じに色々と違いはありますが、ほとんどの人は次の3つの要素で購入の選択をしています。

値段(出せる費用)・見た目(嗜好性)・大きさ(入れる荷物の量)

これ、間違い無いのですが、そもそもスーツケースは快適に旅行出来る様に多くの荷物を入れた箱を転がして使用します。

私の過去のスーツケースの履歴。

2010年だったか、長期旅行した時に楽天で購入したGRIFFIN LANDというブランドのスーツケースです。
確か8,000円しないくらいだったと思いますが、約9年使用してました。
ハードケース(樹脂で水色)・金属フレーム・4輪・60L強・鍵タイプ・両面開きのものでした。
実は2回くらい使用した時点でケースに割れが発生していましたが、普通に使えてましたので気にせず使ってましたが、何年か使ってたらケースを開く為のヒンジが少しですが「く」の字に折れておりました。
出張で使うにしても、流石にボロボロ感が目立ってましたのでもう廃棄しました。
当時10,000円もしないスーツケースが9年も使えてたので、それなりの品質があったからこそだと思います。
と思い出しながら、製造企業のホームページ見たら、この数年は20,000円以上のスーツケースを主力として製造販売しているようです。

次に2015年か16年当時は日本に在籍し出張だらけだった事と行っても2泊くらいだったこともあり、前述のGRIFFIN LANDのスーツケースは大き過ぎる、ということもあって飛行機の機内に持ち込めるスーツケースを買いました。
当時、ANAの機内販売用クーポン2万円分を持っていたので、そのクーポンが使える羽田空港のANA FESTAでace.GENEのビジネス用スーツケースを買いました。
ソフトケース・ファスナー・4輪・30L弱・鍵タイプ・両面開きのもので、新幹線の駅や空港でビジネスマンが転がしてる背の低いスーツケースです。
その当時まで4輪スーツケースでも斜めに倒して2輪のみで転がしてましたが、そのせいで1年も経たない内に車輪が壊れて、忙しくて修理に持っていけず無料保証期間が過ぎてしまい有料で修理を出しに行った記憶があります。車輪が小さく結構転がし難いです・・・。このスーツケースはまだ持っています。

2年半前に購入した物(おすすめ)

大きい方はボロボロだけど、誰かに凝視され写真撮られてSNSに上げられ恥を晒される事は無いだろうと思ってたので気にはしていませんでしたが、妻から流石に見窄らしいという指摘があったので買う事にしました。

持っていた2つもスーツケース、両方に共通して不満だったのは車輪のうるささと走行性でした。
アスファルト上で転がせばうるさく、そういうところでは摩擦が大きいこともあり走行性も悪かったので、たまに持ち上げて地面から浮かして持って移動してたくらいです。

そこで色々と調べて購入したスーツケースがエンドー鞄のFrequenterです。

商品正面
ハンドル伸ばしたところ。継ぎ目が無いので壊れにくいと思います。

約28,000円、ハードケース(樹脂で青)・ファスナー・4輪車・60L弱・番号・両面開きのものです。

推しのポイントはホイールで走行時がとにかく静か、地面の抵抗が感じない位コロコロ転がります。
公式ホームページでも書かれてますが、体感では静粛と謳っていないものと比べて25%から50%くらい静かで、少なく見ても1.5倍くらいスムーズに転がってくれます。
ホイールのゴムが結構柔らかいので、地面の凹凸の振動を吸収してくれているように感じます。
逆にゴムが結構柔らかい事で、他のうるさいスーツケースと比べてゴムが擦り減りやすいかも知れません。
しかしこのホイール、別売りですが車輪が売ってるので壊れたら自分で修理も可能。
ace.GENEの修理の時は数少ない修理対応する場所に自分で持って行って交通費と移動時間×出す引き取るの2回、実際の修理費(確か7,000円近かった)が掛かるので、それと比べると購入しておけば好きな時間に自分でホイール交換が可能なところも良いです。

底面のホイール。
ホイールの拡大写真。ゴムが分厚いように見えます。
他のスーツケースとの比較もあります。参照:エンドー鞄公式サイト
使用感としても静かで振動が軽減された感じ。参照:エンドー鞄公式サイト

前述で書いた購入の3つの要素とは異なる4つ目の要素が静粛性(走行性)=快適性です。

これを使うと他のうるさいスーツケースには戻れない感すらあります。
ロックはTSAであればどれでも大丈夫、フレームも無理な使い方をしなければ関係無し、樹脂や金属なども見た目で判断するなら何でも良し、と不慮の事故の想定を出すとキリが無いのですが、スーツケース選びをよくよく考えると静粛性と走行性はホテルや自宅に到着するまでの間は周囲も本人もストレスを感じる事なく旅行出来る快適性を得られます。

ケースの中は可もなく不可もなくという感じですが、ここってどのメーカーもそんなに変わらないと思うのですが、どうなのでしょうか?
敢えて短所といえば、見た目で好き嫌いがあるかと思います。
高級感はそんなに無いので、見た目重視であれば選択から外れるかも知れません。
それと長所である走行性、転がりやすいというのが短所にもなりうると思いますが、ストッパー付きも売っているようです。

開いたところ。普通な感じです。
ファスナー・TSA・鍵は数字合わせ。大したことでは無いですが、天面と手前にある持ち手が良い感触で安っぽくない。

持っていないけど、他におすすめは?

BRIGHTECHというブランドです。
今回紹介したエンドー鞄のFrequenterと同様に静粛性を謳ったホイールを使用しております。
ホイールの構造として、こちらはバネを使って地面の凹凸の衝撃吸収をしているようですし、交換修理用ホイールも別売りで購入し自分で交換可能です。
スーツケース本体は機内持ち込み可能なサイズであれば10,000円くらいで、小さいポケットが付いているので使いかっては良さそうです。

キャスターをクラファンで募集してました。参照:Makuake公式サイト

他であればRIMOWAでしょうか。
勿論私は持っていませんが、たまたま1度使ったことはあります。
確か80〜90Lくらいの非常に大きいサイズでしたがキャスターは2輪だったと思います。

毎回、(4輪タイプに慣れていると)斜めにして転がすのが結構面倒ではありますが、普通の4輪キャスターより車輪が大きく壊れ難いようです。
純正では無いのですが、車輪部分だけを静音タイプに交換(改造)出来るようです。

絶対に外さないスーツケースの代表で、1回購入するとかなり長持ちするようですし、5年保証が付いており成田空港のような大きな国際空港や高級ホテルではその場で修理してもらえると、サービス対応は凄いです。

しかし、このメーカー2輪タイプはもう販売していないんです。LVMHが企業買収して商品を一新したくらいに無くなっており、4輪車のみ。

やっぱりかっこいいですね。参照:RIMOWA公式サイト。

最後に。

年に1回2回しか使用しない人であれば、値段・見た目・大きさの3つの要素で選んで置けば間違いないし、価格が安いものであれば数回の使用で壊れても諦めがつくと思います。

私のように、早朝深夜・日本海外・長距離・(この数年は無いが)週1ベースで出張していたので。値段を多少出してでも快適性で選べば良かったと結構後悔しておりますが、それでも年数回出張や海外移動している身としては確実に快適になりました。

静粛性を推している時点で、出張族ならではの使用頻度の高い人の目線での記事内容になってしまいましたが、実際に一度転がすと他と明確に違いを感じる点では少し驚きもありますので、店頭とかで試しに触ってみると購入の志向が少し変わるかも知れません。

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