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中国でiPhoneのカバーレンズ修理【値段と修理結果】

安いのですが、どうなんでしょうか?

前提:中国でiPhone修理を検討している方

スマートフォンのフロントガラス(以下カバーレンズ)、本当に割れ易いですよね。
日本でも中国でも割れた状態でそのまま使用している人も多く見かけますが、保護フィルム等を貼っていても破れたガラスをそのまま顔に当てる事自体が気分が良いものでは無いので、出来るだけ落とさず落としても保護フィルムが破損する程度で済むようにしてたつもりだったのですが・・・。

去年8月頃に日本滞在中に落としてしまい、保護フィルムを貼っていたにも関わらずカバーレンズまで割れてしまいました。
10月頃にiPhone 12シリーズが発売される事が大体予測されていた為、修理するのも勿体なくiPhone Xもほぼ3年経過する時期でもあったので、12シリーズを購入する迄我慢して保護フィルムを貼って使用していました。

無事iPhone12 Proを購入し、iPhone Xはお役御免となったのですが、まだまだ現役でも使用できる端末でもありますので一度カバーレンズの交換をしてみました。

そのまま使い続けると。

割れたカバーレンズをそのまま放置して使用し続けるとどうなるか?なのですが、冒頭で書いた通りガラスは割れると割れた所が鋭利になり肌などを切る恐れもありますが、それ以上にカバーレンズの奥にあるディスプレイが破損し使えなくなる可能性があります。

カバーレンズとディスプレイとの間にはオプティカルボンディングという技術で透明なものが貼って(充填されて)おり、カバーレンズとディスプレイとの間の空気層を無くして、ディスプレイの色のコントラストを上げています。
その為、カバーレンズが割れた状態で使用し続けると、それに貼り付いているディスプレイにも悪影響が出ることが予想されます。

もし、ディスプレイまで異常をきたすと、タッチセンサーの反応がおかしくなったり、ディスプレイ自体が表示されなかったりし、悪影響が大きくなる可能性があります。

カバーレンズの修理交換費用。

Apple公式サイトに記載されている内容では、iPhone X、iPhone12 Proともにディスプレイ修理だけで33,440円掛かります。
3年前のモデルでも最新のモデルでもOLEDディスプレイでサイズも5.8インチ、6.1インチと近しいと言う事で同じ価格になっていると思われます。
カバーレンズのみ、カバーレンズ+ディスプレイ、どちらの場合でも値段が変わらないというか区別無くディスプレイ修理としか書いていないのは、どちらの場合でも修理する方法が同じでディスプレイ丸ごと交換する為かと思います。

こういう高額な修理費用を支払わないようにする為にAppleCare+というプランがあります。
紛失・盗難プランではない方で22,800円掛かりますが、1年に2回までディスプレイの破損による修理交換費用が3,700円で済みます。
ディスプレイの破損以外に、事前故障による無償修理が2年に延長、消耗したバッテリー交換を無償で対応、エクスプレス交換サービスや90日間のApple専任スペシャリストとのチャットや電話を優先的に問い合わせが付いてきます。
2年経過したのちに、AppleCare+を延長する方法があるのですが、延長出来ると言う事は2年経過したら全ての効力が切れると言う事を意味すると思いますので、1度も厄介にならなければ無駄金になります。

昔は入っていましたが、iPhone XからはAppleCare+に加入しなくなりました。
Macなどでも過去は加入していましたが、入っててよかったと思えたのは1度くらい(しかし内容忘れた)でした。

また、Apple以外にもスマホの破損保険があり、ヤマト運輸のクロネコ「スマホもしも保険」(月額470円)で保険金額最大10万円まで(自己負担3,000円発生)等があり、選択肢が増えてきています。

本題の修理の話ですが、日本でも街中にスマホ修理の店がいくつもあり、修理費用はピンキリ。
高いと純正とほぼ同じ部品で修理してくれるが、安いと粗悪品?で修理されタッチセンサーの反応が悪かったり、ディスプレイの色がおかしかったりするような事がネットに書かれていました。

中国で修理交換結果。

日本での修理はこんな感じではある為、修理だけなら中国の方が安いだろうと思い、中国で修理に出してみました。
現地の知人に依頼して端末を渡して修理を進めてもらうことに。
中国はそこら辺中に「手机修理」の看板が出ており、直ぐにでも修理に出すことは出来たのですが、店の良し悪しがわからず、またあちこちある修理屋はどうみても良し悪しの悪し寄りの店に見えてしまい、リスクヘッジで最近Apple Watchを修理してた知人に頼むのが良かろうかと思いまして。

まず、今回の破損レベルであれば、修理がカバーレンズだけの交換で対応可能との事でした。
修理前の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、カバーレンズとディスプレイを貼り付けているのにカバーレンズだけ交換なんて出来るのか?疑問に思いつつ値段を聞いたら、カバーレンズ交換だけなら420元(日本円で約7,140円)でディスプレイまで交換すると1,260元(日本円で約21,420円)との事。
カバーレンズ単品も純正と言い張ってましたが、怪しんでも仕方ないので手配してもらいました。

そして、修理された端末が返ってきましたので、動作確認などをしてみました。

左:修理済みiPhone X。カバーレンズの左下部分が割れてました。右:周囲を見るとこんな傷が・・・。修理出す前に状態確認用の写真撮っておけば良かった。
左:本体電源入れてみました。特に色は以前と変わらない感じ。右:タッチセンサー確認。引っかかるような挙動は無し。

綺麗になって返ってきました。
一部、こんな傷有ったっけ?と思うようなところが有りましたが、概ね満足です。
ディスプレイ自体も変わっていないと思いますし、タッチセンサーの感度とかも問題無さそうです。

最後に。

ある程度使ってみて本当に問題無いか?見てみる必要は有りそうですが、外観的には無事に修理され、おかしな部分は無いように感じました。
カバーレンズは素材がガラスなので、ちょっと落とし所が悪ければすぐに割れてしまうのでAppleに修理なんて出してられないでしょうから、こういう修理屋さんを上手に使えると良いかと思います。

ただ、リスクヘッジの為に知人経由で修理を出してiPhone Xは正解でしたが、Apple Watchの修理の方があり得ない事が起こっていました・・・。
やっぱり中国のそこら辺の修理業者だったかと思わせる内容でしたので、どこまでまた書こうと思います。(因みに損はしておらず、結果得?をしていました。)

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