旅行

日本でのホテル隔離、どう?

連泊すると清掃してくれるんですが、これは良いんでしょうか・・・?

前提:一時帰国でホテル隔離する人。

一時帰国で空港検疫も無事に終わり移動手段も確保し、1泊目の宿泊まで出来ました。ここからホテルで2週間隔離隔離をしますが、3つのホテルに泊まります。
色々とご意見があるかと思いますが、検疫時に提出する誓約書の内容を守り、自分が感染しないよう行動を心がけて隔離してきましたので、それについて書いていきます。

2週間隔離の定義

この定義、ちょっとややこしいので先に書いておきます。
厚生労働省のホームページや誓約書などに書かれているコロナ禍での隔離日数の定義は、
「到着した翌日を1日目として、14日間隔離」と書かれています。
簡単に言うと、5月1日日本到着しました、5月2日を隔離1日目とカウントします。5月15日が隔離14日目となります。隔離14日間ですので、5月15日は隔離14日目なので隔離解除とならず、14日目もきっちり隔離し、15日目の5月16日に晴れて隔離解除となります。
ですので、ホテルやアパート隔離の際には15泊する必要があります。
ちょっとややこしいのですが、14×24時間きっちり隔離するとなると、15泊となるのでしょう。理にかなっているとは思います。

ホテル隔離と移動

ここではチェックインとチェックアウトについて書きます。
チェックインはコロナ禍前と大して変わらないと思います。
違いとすると、ホテルによりますが、出入り口が分かれている・消毒や体温測定がある・フロントはアクリル板で飛沫を防ぐなどです。
手の消毒・体温測定・前日過ごした場所の記入が必要で、体温か場所のどれか1つNGとなる内容があれば宿泊できません。例えば、体温が37.5度以上だったり、21年5月時点ですと前日にインドにいました、とかになります。体温はフロントで測定しますので嘘つけませんが、前日いた場所は自己申告です。
支払いもキャッシュレスを推奨されているわけではなく、普通に支払いができるしカードキーも貰えます。
チェックアウトもカードキーを渡し、領収書をもらうなどコロナ禍前と同じです。

隔離したホテルです。狭いですが問題ないです。

移動についてですが、冒頭にも書きましたが3つのホテルに泊まりました。1泊1泊13泊。
理由は、目的のホテルが東京都内だった事、成田空港到着が夜だった為安い価格で東京都内に移動する手段が無かった事、の2点となります。
なので、到着したその日は成田空港で12時間レンタカーを手配し、翌日は成田空港から指定ホテル宿泊専用リムジンバスで移動、3日目は徒歩で移動という形を取りました。

レンタカーは前回のブログで記載したので、そちらをご覧ください。

リムジンバスですが、予約はレンタカー同様を前回のブログで記載したので割愛しますが、成田空港第1ターミナル10時10分発のバスでしたが、乗車したのは私一人だけでした。
チケットはWebで購入すると取得できるQRコードを指定のバス停にいる係員に見せる(画像撮るの忘れました・・・)事で乗車できます。
この日の乗車は私だけでしたので、目的地のホテルへ直行してもらいました。(予定より1時間くらい早く到着)
このバス、事前にホテル予約が必須ですが、ホテルの予約確認はありませんでした・・・。

リムジンバスです。乗客は誰もおらず。運転席はきっちりコロナ対策をしています。

3つ目のホテルへ行くのは徒歩でした。
全部の荷物を抱えて、約5kmを1時間20分くらい掛けて歩きましたが、半径2m以内に誰もいない事を意識して道を選び進みましたが、都心のど真ん中の本来は人でごった返しそうなところでも相当人が少なく、半径2mは確保出来ると思います。(場所次第では無理なところもありますので、油断は絶対ダメです)
当然、私は乗っていませんが、東京はそこら辺中に鉄道や地下鉄の駅・バス停がありますので、乗ろうと思えば簡単に乗れてしまいます・・・。

3つのホテルのうち、2つのホテルではチェックイン時間よりかなり早い時間に到着してしまいましたが、帰国者専用で予約を取っているので、フロントで相談したところ、チェックインが出来ました。

隔離生活はどんな感じ?

中国でもホテル隔離していたので慣れてはいますが、簡単にかいつまんで書いていきます。

毎日の体温測定ですが、ホテルによってやり方が違います。
自分の体温計で測定し部屋の電話でフロントに申告するパターンと、フロントまで行ってホテル側で設置した非接触の体温計で測定というパターンと異なるやり方でした。どちらも一長一短だと思います。

コロナ対応する医療関係従事者が基本的にいないと思います。
いるのかも知れませんが、少なくともフロントでそのような説明はありませんでした。

アプリによる自分の居場所の確認があります。3つの方法を適時実施する事となっています。
1、毎日11時にメールが届きます。そのメールのリンクをタップして、体温の確認と自分含めて濃厚接触している
  人の体調確認を報告します。
2、Overseas Entrants Locatorアプリ(以下OEL)から通知が来たら、アプリを開いてタップします。
3、MySOS(私の時はSkypeかWhatsAppアプリ)で連絡がきますので、対応する。
メールは1分程度で終わりますし、OELアプリは毎日何度も不特定時間に通知が来ますがこれもアプリ開いて1回タップするだけなのですぐ終わります。
MySOSはTV電話です。必ず隔離者が映るようカメラONを要求され、居場所の確認と現在地の身の回りを映す事を要求されます。3分程度で終わります。

左:毎日届くメールです。右:メールの下の方にリンクがあるのでタップするとこちらのサイトに飛びます。

外出は基本的に可能ですし、近所への買い物も可能です。

Amazonなどネットショッピング、UberEatsなどの出前も可能です。

ホテル側が3日に1回部屋の清掃をしてくれます。30分程度部屋から出ていかないといけません。
これはホテルによって異なるかも知れません。
話をしましたが、衛生面で問題なので・・・という事でした。清掃してくれる方々はどう思っているのでしょうか?

ざっと書きましたが、これが日本の隔離期間の現状です。外国でも自主隔離と言われている国の隔離はこのレベルなのかも知れませんし、ロックダウンに近い措置を取っている国ではホテルの外に出ても何も出来ない状況かも知れません。後日、日本と中国との入国〜隔離時の比較でも書こうと思います。
宿泊したホテルの従業員の方々、入国者を受け入れてくれているホテル従業員の方々は大変だし、自分の体調を常に注意しなければならないので、心配ですがコロナに感染しないことを願うばかりです。

最後に

私も何度か外に出て買い物や荷物の発送をした身ですので、偉そうな事は言えませんが、一時帰国・入国者の皆様には、色々と書いてきましたが誓約書に書いているルールは絶対に守りましょう。
これは入国時のルールですし、自分の意思で帰ってくるのですから、本人以外の周りの人たちに迷惑を掛けない為にも。
しかし、日本の報道でも入国者の隔離期間中にアプリでの応答などをしない人が30%もいるという事実、空港の税関チェック後は制限があるとはいえ自由に動けてしまう現状、そうならないようをチェックする体制や意識がまだまだ薄いところを垣間見てしまうと、日本で当面コロナが収まるのはかなり時間が掛かるでしょう。
個人的には、帰国者は陰性証明や空港検疫以外に、特定ホテルへ強制連行・15日間の強制隔離・費用自腹・チェックイン時は宿泊者及び荷物を消毒液噴霧で消毒・ホテルの部屋からは1歩も出さない・体温測定は防護服を着て部屋まで行って毎日測定くらいやっても良いと思います。それとスマホも必須ですね。入国するかしないかは本人の選択ですし、日本国内での感染拡大防止の観点からもですね。

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