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気分転換にオーストラリア行ってきた。その3【移動編】

入国楽チン、帰りはインボラ。

去年の8月の話を今更書くのですが、貧乏旅行の備忘録として書くのも悪くないかと。
今回は実際の旅行の移動に焦点を当てて書いてみました。
オーストラリア旅行で少し不安になるポイントも書いてますので解消すると思います。

とにかく現金使わないで行けるか?

急に行くと決めた海外旅行、しかし手元に現金も無い。貧しいと言ってはいけない!と思っているものの、実際に振る袖が無い状況。
なので、航空券だけでなくホテル予約もポイント上手く使って実費を極力使わず逃げ切ります。

今回の航空券いくら?

今回の旅行、往復で燃料サーチャージや税金など込みで13万円ちょっとでした。
日系航空会社あるあるなのか分かりませんが、よく使うANAでは海外発券の方が乗るマイル数が増えますが、運賃が安くなる場合があります。

7月検討開始で8月お盆に旅行と考えると、安かったのでこれで行ってみました。

往路(日本経由シドニー行き)

8月13日中国は深圳17:00発、羽田22:20着
23年8月には中国出入国時の面倒な手続きもWechatから必要情報を入力しQRコードを用意するだけになってましたので、滞るような出来事は無し。
今はQRコードすら不要かな。
そして、予定とおり出発、予定とおり到着。
22時に羽田空港に到着しても、真夏で外は暑く移動も面倒、翌日のフライトは朝早い事を考えると空港泊一択でした。
空港内のベンチでゴロ寝。金は掛からないが空港泊は毎回しんどいです・・・。

翌日羽田08:40発 シドニー19:15着
現在は羽田空港国際線第2ターミナルからの出発ですが、当時は国際線第2ターミナル運用再開間もない時期で利用する便も少なかったので第3ターミナルからの出発。
空港泊するのは、後でSUITE LOUNGE使えるからでもあります。
美味しい食事とANA LOUNGEと違って全く並ばずに利用できるシャワーがあるので、空港泊でも気分よく飛行機に乗り込めます。

出発時間が近づいてきたので、搭乗ゲートへ。
この時の便はビジネスはどうだったか忘れましたが、プレミアムエコノミー満席、エコノミーも混んでたような気がしました。
そして、予定とおり出発。

深圳発のフライト・空港ラウンジは飛ばして、羽田からの写真。
エコノミークラス。787の機材はテーブルが使いにくいので微妙です。

オーストラリア入国のカードは全然問題ないですが、到着直前の機内では税関の説明放送があります。
どうもオーストラリアでは自然保護が非常に強く「動植物関連で心配なら税関職員へ相談する事」「うっかり、は許さん!」との事。
どこまでガチでやるか?わかりませんが、注意した方が良いです。

オーストラリア入国カード。日本語版があるので安心。

入国審査はどう?

結果を言うと、楽勝でした。

降機後、入国審査を受けにイミグレに進みますが、途中にキオスク端末がありました。
空港職員に誘導されるがままに端末を見ると、チケットみたいなものを発券するすることになります。
これが入国審査〜出口までの距離を一気に縮めてくれるチケットとなります。

まずは入国審査は自動ゲートへ案内され、パスポートとチケットを入れてカメラで顔を撮影したらゲートが開きます。
その後、ずんずん進むとBaggage claimで預入荷物をピックアップしたら出口の方に行くのですが、「EXIT」と書いているところを超えると税関申告と思われるのように警察の人が立っております。
ここで再度パスポートとチケットを見せると内容を確認後、パスポートのみ返却され行く方向を指示されます。
指示された方向に行ったら、そのまま出口でした。
指示される行き先が複数あり、出口直結だけでなく手荷物などの検査を受けるルートもあるようです。
今回は荷物が少ないので何もなかったのですが、大きなスーツケース持ってると荷物検査を受ける事になるかも知れません。

飛行機降機後、テクテク歩くとあります。空港関係者もこれ使えと言ってくるので見逃す事は無いです。
パスポート入れて手続きすると3色のカードが出てきます。この写真は23年12月のやつ(23年は2回行ってます)
イミグレ手前で別れます。2番を進むと自動イミグレがあります。
出口と書いてますが、税関申告の入口です。ここにいる人に2つのカードを渡して指示に従います。
入国完了。どこかの英語圏の国と違って30分も掛かりません。

シドニー市内移動はどう?解説

安心してください。現金無くても全てクレカタッチで乗れます。

シドニー市内は多数の公共交通手段があります。
「地下鉄()」「鉄道()」「路面電車()」「バス()」「フェリー()」全部クレジットカードのタッチ決済で乗れます。
シドニー市がある「ニュー サウスウェールズ州」の外に行くような長距離鉄道は乗ってないのでわかりませんが、クレカ1枚で移動は事足ります。
ちなみに料金はこんな感じです。

乗車下車方法は非常に簡単です。

【改札がある場合(大きな鉄道駅や地下鉄、フェリーターミナル)】
出発駅の改札入る時と到着駅出る時にそれぞれタッチすればOK。

【改札が無い場合(地方の小さい鉄道駅や路面電車)】
駅にポールにタッチする場所があるので、出発駅と到着駅それぞれでクレカをタッチすればOK。

色々と調べるとお得な1日乗車券とかがあるようでした。
2泊3日でしたので買わなかったのですが、2泊3日でも買った方が得だったかも・・・。

【シドニー市内公共交通の乗り放題】
$17.80 a day (Mondays to Thursdays)
$8.90 on Fridays, Saturdays, Sundays and public holidays
$50 a week
※シドニー空港駅で乗降する場合は別途アクセス料金が掛かるようです。
※詳細は上記のリンクでご確認ください。

今まで海外旅行や出張で複数の国に行きましたが、移動の手続きでは最も旅行者に優しい都市です。
とにかく現金要らずで簡単に乗り物に乗れますので、外国語話せなくても全然OK。

州を超える長距離列車には乗ってないので、このような場合は事前に確認して下さい。

シドニーの公共交通はクレカかApple Payで楽ちんです。
リンゴマークが無くても、赤枠のマークがあればクレカタッチとApple Payが利用可能。
バスも電車もフェリーも乗車・下車それぞれタッチする必要あります。

空港から(への)移動は、列車 Airport & South Line、バス、タクシーと日本と同じような感じです。

鉄道()1カ所のみです。迷いません。T8と言う路線のみ乗り入れてますが、シドニー市中心部(Central Station)に行けます。
フェリー()乗るなら、Circular Quay LRと言うところに行く必要がありますが、T8路線1本で行けません。

バス()あちこちに走ってます。近距離だけでなく、駅で10個先くらいのところも行ってたりします。
場所次第では便利かと。私は使いませんでした。

タクシーは今回は使用せず。空港からホテル直行なら一番楽でしょう。

空港からシドニー市中心部に行く電車。オール2階建て。
こんな狭いところにも席があります。日本のような座席で座り心地は良いです。

まずは、Central Stationに行きます。
Centralというくらいなので、日本でいう東京駅な感じです。
鉄道()、路面電車()、バス()が乗り入れてますし、メルボルンなどの長距離列車も来ますので、ここを中心にあちこち行く形になります。
ここからフェリー()がCircular Quay LRにも1本で行けます。鉄道()、路面電車()、バス()どれでも行けたかと。

Central Station。あちこちに列車が走ってるので、表示が沢山あります。
古さと新しさが融合してる駅。なので、大きい荷物持ってると上がったり下がったりと少し大変。
Central Station地上ホーム。長距離列車が来るところです。
フェリー乗り場。
緑色の線がフェリーで行けるところ。あちこち行けます。
ライトレール。日本でいう路面電車。綺麗です。

復路(日本経由深圳行き)

8月16日シドニー20:55発、羽田05:35着(翌日)
ANAってポイントだらけで使い道に困ることも多いのですが、その中の1つにアップグレードポイントがあります。
2020年の春節休みで往路をクアラルンプール発ニューヨーク経由日本着、と言う意味不明なルートで日本帰国した際にも使用しました。
アップグレードは国際線短距離便で使用するのは何となく勿体無いのですが、今回は10時間弱で機内泊となれば使わない手はありません。
エコノミーでも安いグレードのチケットでしたが、ダイヤモンドサービスメンバーなので前日までにWEBか電話で申請し空いてれば乗れます。

シドニー空港の国際線ターミナルは第1ターミナルに集約されてます。
恐らく迷う心配は無いと思います。

帰りは奮発して、ポイント使ってビジネスクラス。東京到着が早朝なので飛行機の中で寝ます。
ファースト・ビジネス専用の保安検査入口。これ以外にステータス所有者ならGold Trackもあるようです。
出国エリア(制限エリア)。非常に綺麗で立派な免税店です。
今回のラウンジはニュージーランド航空のラウンジです。
白基調でピカピカです。
ドリンクやフードはこちら。画面左側の奥に部屋が続いてます。
どれも美味しいです。
バーカウンター。オーダーすればお酒提供してくれます。
シドニー空港はシンガポール航空ラウンジもあります。が、ニュージーランド航空の方が良かったです。
この日は空いてたような気がします。
シドニー発のビジネスクラスの席。少々古く感じますが十分です。
ボーディングブリッジはどの空港も同じ感じです。
シドニー発のビジネスクラス機内食。和食
長距離便になると、こういうものも別途オーダー出来ます。美味しかったです。
羽田到着は早朝5時なので、東京湾だったか。

羽田11:20発、深圳15:10着
日本入国は本来不要なのですが、事情が有って一旦日本入国し改めてチェックインカウンターでチェックインしました。
こちらは普通にエコノミーで深圳に戻る予定でしたが、2020年の流行病以降で初のインボラでビジネスクラスにアップグレードされました。
もうインボラは無くなってしまったものと思ってました。
ただ、この時たまたま会社の同僚と一緒に中国に戻る事になっており、私だけアップグレードとなったので少し気まずかったです。

復路は通しでビジネス。ケチケチ旅行なのに、アップグレードポイント20ポイント以外は一切持ち出し無し。

インボラでゲットしたビジネスクラス。
この日の深圳便は沖止めでした。
深圳行きのビジネスクラスの席。シドニー発と同じ感じ。
深圳行きのビジネスクラス機内食。和食
深圳空港到着。尾翼が赤いのは深圳航空かな。

中国入国ですが、24年3月時点でも「中国居留許可所有者」「外国人永久居留証」「APEC Business Travel Card」「中国ビザ所有者」「トランジット」「香港から陸路(広東省限定)」のどれかに該当していないと入国出来ません。
そして、いつからかわかりませんが、中国の空港でもE-channelが使えるようになってました。
利用方法は割愛しますが、中国居留許可を持っていればある場所で申請すればその翌日から利用できます。
で、私は申請済みでしたので実際にこれを利用して入国完了しました。所要時間は行列がなければ1分以内で入国審査終わります。

深圳空港、なんとE-channelが使えます。居留許可+事前申請が必要。使えると神。
E-channelは第1関門はパスポート読み込み、第2関門は顔と指紋の読み込み確認。これで終わり。
中国入国。

最後に

日本国籍者は入国出国時に自動ゲート使える、移動手段が豊富、乗降決済はシームレス、と旅行するにあたって、シドニーはストレス少ない都市でした。
南半球で気候が日本と逆さまな所以外は、時差は日本より2時間早い程度なので、ワーホリで長期滞在する学生が多いのも納得です。
改めて、クレジットカードの利便性を体験出来た旅行でした。
今回の旅行で現金利用ゼロ、クレカオンリー、何て便利な国でしょうか。

更には4年ぶりくらいのインボラでビジネスクラスへのアップグレードは、勝手に都市伝説化したと思ってました。
ちょっとびっくりでしたが、ありがたいですね!

そして、貧乏旅行、総額は・・・、

航空券:10,520円(差額はポイント利用)
ホテル:0円(全額ポイント利用)
ビザ :1,950円くらい
深圳空港までの往復移動代・シドニー市内の電車代・食費合計が20,000円くらい
合計:32,500円くらい
⇒マイルが約15,000ちょい貰ってるので、実質17,500円くらい
 貰ったマイルを「ANAトクたびマイル」でMAX5回どっか行けるので、実質実費ゼロ!

海外発券とはいえ7月に決断し8月のお盆時期に日本経由での海外旅行でもこんな感じで旅行出来ましたって話でした。
単純にポイントやマイルを貯めて使うよりも、タイミングと使い方によって1ポイント=1円が5円10円に化けるので、上手く活用したいところですね。

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