Others

中国入国時のルール変更(4回目?)【PCR検査と受診日程】

前回の変更から3ヶ月でルール変更です。

相変わらず厳しい規制をしている中国への入国ですが、また変わったようで今回の変更は私自身もやる事になる為、調べて整理してみました。

健康コードの申請方法、指定医療機関などは記事の後半に参照サイトを掲載していますので、そこをご覧ください。
2022年5月19日時点での情報です。時間経過で状況が変わりますのでご注意ください。

現行ルールは?

2022年2月28日より運用しているルールです。
①登場予定日の7日前にPCR検査を受診。(予備検査)
②登場予定日の3日以内に2つの指定検査期間にて、24時間以上間隔を変えてPCR検査を受診。(交差PCR検査)
③陰性証明取得後、健康コードを申請・承認をもらう。
④搭乗日当日に飛ぶ。

ややこしいのが、①も大使館・領事館の指定検査機関リストに掲載されている医療機関での受診が必要、②も左記と同様+同一管轄地区内での受診が必要でした。

新ルール。現行ルールとの違いは?

今回、新たに運用されるルールです。
開始時期は2022年5月30日搭乗分より対象となります。

❶搭乗予定日2日前に1回目PCR検査を受診。

⇒検査日の計算方法は「搭乗予定日ー2」となります。6月10日フライトであれば6月8日となります。
 検査機関は中国大使館・領事館が指定した検査機関となります。

 検査結果は数時間掛かりますが、わざわざ用紙現物を取りに行く必要はなく、e-mailで証明書を画像で入手cすればOKです。

❷出発予定時刻24時間前に2回目PCR検査を受診。

⇒❶で検査受診してから24時間経過が必要と書いてないので、24時間経過してなくても良いようです。
 更に❶とは異なる「特別」指定検査機関での検査となります。大使館管轄であれば5月22日現在で12の検査機関となります。
 検査日の計算方法は「出発時刻ー24時間」となります。
 午前10時フライトであれば前日の午前10時以降に検査受診が対象となります。

 検査結果は数時間掛かりますが、わざわざ用紙現物を取りに行く必要はなく、e-mailで証明書を画像で入手すればOKです。

❸出発予定時刻12時間前に搭乗前の抗原検査の受診。(迅速抗原検査と言うようです)

⇒検査機関は❶と同じところでもで良いです。
 出発時間が13時より前のフライトであれば、検査開始可能時間は13時以降となります。
 例えば、午前10時フライトであれば前日の午後13時以降に検査受診が可能となります。
 検査結果は検査実施後30分程度で証明書発行してくれます。

❹1回目と2回目の陰性証明取得後、健康コード(HCDコード)を申請・承認をもらう。

⇒ここでは12時間前に受診した抗原検査は申請不要です。
 申請はWechatとかではなく、Webで行います。
 申請時間が決まっている上、2回目のPCR検査結果入手して3時間後が締め切りだったりするので注意が必要です。

❺搭乗日に空港チェックインの際に❸と❹の確認があります。

⇒PCR検査証明書はHCDコードさえ承認されれば、使う機会はありません。
 航空会社によっては、中国到着後の空港検疫で使用する中国税関の健康状況申告の入力確認があります。

中国税関の健康状況申告はWechatのQRコード。リーダー機能で読み取った方が早いです。

❻搭乗し中国へ。

⇒搭乗する時はパスポートとチェックインの際に貰った航空券のみ確認があります。

フライト2日前からドタバタと検査実施・陰性証明書の入手を3回繰り返す作業が必要ですが、検査後数時間以内とか即日入手出来るようところを選ばないと困ることになりそうです。
まとめるとこんな感じになります。

既感染者について。

多分今回からだと思いますが、過去に患った人が対象となります。
定義:感染陽性と診断された、もしくはPCR検査で陽性となった人が対象。
下記の順序に実行し、結果OKであれば搭乗2日前からの検査を実行開始できます。

完治確認:3日以内に指定検査機関で24時間空けて2回PCR検査

勿論、指定検査機関のみで検査可能、1回目の検査から翌々日までに24時間以上間隔空けて2回目の検査を受ける必要があります。
この時は同じ検査機関でOK。

健康観察:完治確認で行った2回目のPCR検査の翌日から2ヶ月以上健康観察。

簡単にいうと、完治確認後2ヶ月は中国に行けません。

渡航前検査・申請:2ヶ月以上健康が確認出来れば前述の❶の手順から手続き開始。

この場合、健康コードの申請の際に、完治確認のPCR検査結果も必要になります。

他にも「濃厚接触者」「症状の疑いのある方」も定義があり、ルールに沿った対処が必要となります。この2つの場合は14日間の隔離や健康観察が義務付けられます。
更に、海外に行った後、日本経由で中国に行く場合は、日本で14日間健康観察が必要となります。
ですので、日本でもまだ一定人数発生している為、無防備にあちこち行ったりすると中国へのフライト予定が大幅に遅れる事になりかねません。

参照サイトはこちら。
http://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/tztg/202205/t20220505_10681667.htm

中国大使館・領事館のサイトは時間経過により削除されたりするので、ここからつながらなければ検索サイトなどで探してください。

最後に。

Yahooニュースとかでは一部の国からの中国入国の規制を緩和という報道がありましたが、今回の「日本から中国へ入国」するルールを見る限り厳格化された感じです。
短期間に3回の検査、更には2回目の検査は指定医療機関が極端に狭められ、健康コード入力でミス出来ず余裕がない作業になります。
3ヶ月で運用ルールを変更してるので、今後も短期間でルールがコロコロ変わっていく事が予想されます。

中国大陸内での対応も緩和の雰囲気はなく、スマートフォンで健康コード(健康码)を表示しないとほぼ何処にも入れないような状況なので、まだまだこのような状況が続きそうな感じです・・・。

-Others