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日本入国手続き緩和2022年7月【変更点と方法】

入国の緩和ではなく手続きの緩和です。そんなに緩和になってない感じではあります。

各国で入国の緩和が進んでますが、日本でも7月に入り手続きが緩和されましたので紹介します。

この情報は2022年7月8日時点の情報です。時間経過で内容が大きく変わります。

入国までの流れ。

やる事自体に変更はありません。
書類のフォーマットや申請方法で変更、と言うより有効な範囲が広がった感じとなります。

日本入国の流れ。やる事自体は変わらず。今回は赤い☆で一部変更。

緩和された点の紹介。

やる事は変わっていないですが、やる際に必要だったものが一部緩和されています。
2つありますので、説明していきます。

①日本行きフライト時間72時間以内のPCR陰性証明のフォーマット緩和。

今まで:厚生労働省指定フォーマットでの陰性証明書の発行が必要。
今回 :任意のフォーマットでOK。但し、以下の項目の記載が必要です。

(1)氏名
(2)生年月日
(3)検査法(有効な検査方法を参照)
(4)採取検体(有効な検体を参照)
(5)検体採取日時
(6)検査結果
(7)医療機関名
(8)交付年月日

参照:厚生労働省 公式サイト。

これにより享受できるメリットは、利用できる医療機関が増える事です。
厚生労働省のフォーマットでの証明書発行をしない医療機関もありました。
しかし、任意のフォーマットでOKとなった為上記の8つの項目が記載されていればOKとなりましたが自身での確認が必要でしょう。
今まで通り、厚生労働省指定フォーマットも使用可能です。

検査方法・採取検体は変わっていません。

②ファストトラックの登録・申請がアプリ無しで可能。(条件有り)

今まで:My SOSアプリからの登録・申請が必要。
今回 :Webからでも登録・申請が可能に。

アプリだとスマホでしか入力出来なかったので少々面倒な感じはありました。
Webででも登録出来ると言うことで入力作業性がアップするかと思います。
入力・アップロードする画像などはアプリ版ぼ同じのようです。

注意点としては、次の2点となります。

日本入国時に待機・隔離が必要な人はアプリインストールが必要。

これは、入国後に待機や隔離が必要な方はMy SOSでの居場所確認やビデオ電話での待機証明が必要となります。
このような方はアプリインストールが必須となります。
下のリンクから、アプリが必要かどうかの確認が出来ます。

赤枠に該当する人はMy SOSアプリのインストールが必要です。参照:厚生労働省 公式サイト。

スマホアプリを入れない場合、印刷して持って行く事が必要となります。

この場合、2ページ分印刷が必要で、白黒ではなくカラー印刷が必要となりそうです。
空港検疫でのファストトラックは青・赤などの色で判別するので、モノクロだと判別出来ません。
また、出国する空港へ向かう時には申請承認が完了し印刷用紙を持っている必要があります。
その為、ファストトラックが事前に承認完了している事が必要となります。
画面のスクリーンショットが有効、という説明が見つからないので、その点も要注意です。

ファストトラック利用について。参照:厚生労働省 公式サイト。
参照:厚生労働省 公式サイト。
参照:厚生労働省 公式サイト。

最後に。

やり方の選択肢が増えた事で恩恵を受けれる人がいる事は良い事ですので、それぞれの都合の良い方法で利用すれば良いと思います。

手続き緩和を言うことで書きましたが、感想としては大して変わらないどころか、本人が注意しないと余計な手間が増えそうです。
例えば、PCR陰性証明は任意フォーマットの場合、医療機関へ行くのに何時間も掛かるとかであれば今回の緩和はありがたいと思います。
逆に任意フォーマットにより、受診者が書類内容を確認する必要があります。8つの必須項目の記載の確認です。
もし問題有れば受診した医療機関に説明し修正版を再発行してもらう必要が出てきます。修正NGの場合もあります。
フライトまでの時間が限られている中で対応に迫られる為、タイミングよっては乗る予定のフライトに乗れない可能性が有ります。
国によってはデイリーでのフライトではなく、ウィークリーで1本のフライトしか無い事もあり、ミスによるリスクが大き過ぎます。

ファストトラックの登録も、印刷して持っていく為に締め切り時間が事実上短縮となります。カラー印刷も必要となります。
作業性が上がるものの、余計な手前も増えてしまいます。

何回か日本へ一時帰国した身としては、
・PCR陰性証明書は厚生労働省指定フォーマットで入手。
・ファストトラックはMy SOSアプリでの登録申請。
がベストであり、最もリスクが少ない方法だと思います。

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